カクレクマノミは比較的、混泳にむいている熱帯魚のひとつです。色とりどりの魚が泳ぐ水槽にしてみたいと誰しも考えますよね。
混泳させるためには相性をみないと、残念な結果になってしまうことも有りえますので、キチンと調べてから仲間に加えてあげて下さい。
今回はカクレクマノミとの混泳にむいている魚をいくつかまとめてみましたので、ご紹介します。
目次
カクレクマノミはどんな魚?
カクレクマノミの性格は温和で攻撃的ではないため、混泳しやすい魚ではありますが、あまりに体格差があるものはケンカしやすいので、混泳は控えた方が良いでしょう。
また、イソギンチャクと共生させている場合のカクレクマノミは若干攻撃的になることがあります。守ってくれる盾があることで、強気になっているのでしょうか。
相性がいい魚はいまずが、実際入れてみるとケンカをしてしまうこともあるので仲間に入れる際は注意してみてください。
レイアウトを変えたりすることで、攻撃しなくなることもあるので、そういったことで対応したり、最悪水槽を変えてあげることになるかも知れないという事を踏まえて、混泳に臨みましょう。
カクレクマノミとの混泳におすすめな魚① ハタタテハゼ
ハタタテハゼは最大でも最大6cmくらいの大きさの小さな魚で、赤と白のグラデーションがとても美しく、背ビレは旗のように長いのが特徴です。
病気にも強く、カクレクマノミ同様飼いやすい海水魚です。性格も温厚で、混泳にも向いています。
販売価格は700~1000円ほどなので、安価で入手できます。また、寿命は5年くらいですので、カクレクマノミと同じか若干早く寿命を迎えてしまいますが、長い期間楽しむことができるでしょう。
カクレクマノミとの混泳におすすめな魚② キイロハギ
鮮やかな黄色の体が水槽に映えるキイロハギは、大きなものだと20cmにもなりカクレクマノミと体格差が非常にありますが、性格は大人しいため攻撃することもなく混泳させることが可能です。
価格は4000~6000円くらいで、やはり体が大きくなるためか、若干価格は高めです。
飼育下の寿命は10年ほどとされていますが、水質などを整えてあげれば、それよりも長生きすることも可能でしょう。
カクレクマノミとの混泳におすすめな魚③ アカネハナゴイ
赤のグラデーションが非常に美しいアカネハナゴイは、あかね色の夕焼けからのネーミングされた魚です。
性格は大人しいため混泳にむいており、カクレクマノミとはもちろんキイロハギなどとも仲良くできるので、数種類いる水槽でも飼育が可能な魚です。
極端に小さい水槽だとケンカになることもあるので、ゆったりした水槽での飼育が望ましいです。
価格は1000円ほどなので安価ではありますが、寿命が3~5年くらいなので、少し短く感じますね。飼育環境によっては長生きする可能性もありますが、カクレクマノミよりは早く死んでしまうことになるでしょう。
カクレクマノミとの混泳にNGな魚① ルリスズメ
別名「コバルトスズメ」とも呼ばれており、美しい瑠璃色の体は海水魚の中で一番美しいとも言われています。
美しさとは裏腹に、非常に縄張り意識が強いルリスズメは、水槽内を自分のテリトリーとし、水槽内の魚を死ぬまで追い掛け回すこともありますので、混泳には向かない魚です。
一般的な販売価格は300~600円と手ごろで入手しやすいのですが、飼育の仕方が限られてしまうのが辛いですね。
寿命は10年くらいなので比較的長く楽しむことができるでしょう。
カクレクマノミとの混泳にNGな魚② レモンピール
コガネヤッコとも呼ばれる黄色い体に、ブルーのアイシャドウをしたような姿が美しく、成魚では14cmほどの大きさになります。
レモンピールが混泳にむかない理由は、攻撃的とは真逆でかなりの神経質で臆病なためです。単独でも水草やライブロックの陰に隠れがちなので、混泳させたら出てこなくなってしまうかもしれません。
ストレスもかかってしまいますし、かわいそうなので混泳させないで飼育してあげて下さいね。
美しい姿で人気があるため価格は高めで6000~10000円で販売されていることが多いです。
また寿命は2~3年といわれており、かなり短いです。価格を考えると何としても寿命を全うさせたい魚ですね。
カクレクマノミとの混泳にNGな魚③ ミドリフグ
ミドリフグは一般的に販売されているものは2~3cmほどですが、成長すると10~15cm
まで成長します。
最近ではゲームセンターの景品として使われることも多く、見たことがある方も多いのではないでしょうか?
丸っこいずんぐりした体形なのでおっとりしていそうですが、実は性格は非常に荒く攻撃的です。
カクレクマノミと混泳させてしまうと、確実に尾ビレをかじられてしまうので、一緒に飼育はできません。
価格は300円ほどで購入できるので非常に安価で、しかも寿命は5~10年ほど生きるそうです。安くて長生きなので、お得ではありますが飼いきれない!とならないよう、飼育の際は良く考えてから購入してくださいね。
カクレクマノミの混泳の様子
まとめ
正確も温厚で混泳にむいているカクレクマノミですが、いきなり増やしてしまうとビックリしてしまうので、少しづつ仲間を増やしてあげて下さい。
どんな魚を入れてあげるかによって水槽内のイメージもガラリと変わりますので、自分だけのアクアリウムを作り上げてくださいね。
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