今回はタウナギについてです。

タウナギを漢字で書くと「田鰻」、土用の丑の日に食べるウナギと同じ漢字を使っています。

それならば日本では高騰し続けているウナギの代わりに食せばいいのでは?

実際、食用として当たり前のように食べる習慣のある国が存在しますが、日本人の口にはあまり合わないようで流通はしていないようです。

そんなタウナギが日本でも生息しているのは、もともと食用として中国から由来したものという説もあります。

日本で食用にはならなかったタウナギですが、飼育する方ではそれなりの需要があるようです。

タウナギを飼育していくにはいったいどんなことに注意をしなくてはいけないのでしょうか。

そのあたりをまとめてみます。

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目次

タウナギはどんな生き物?

タウナギはタウナギ科に属する淡水魚で夜行性です。

平均的には40センチほどしか成長しませんが、稀に1メートルに達するくらいまで成長する固体も存在します。

背側は茶系または緑褐色系の色をしており、腹側は淡黄色または薄い茶系をしています。

口は大きく、上下の顎に小さな歯も生えています。

生息地は?

沼や水田など温水の淡水に生息しています。

東南アジアに広く生息しており、中国、朝鮮半島、西日本にも生息、人の手によって生息地が広がっているようです。

飼育環境や必要なものは?

タウナギ 飼育



必要なものは水槽です。

底にいるため、深さはあまり関係ありませんが長さはそれなりのものが必要になります。

だいたい40センチくらいまで成長するようなので、最低60センチは欲しいところですね。

脱走癖があるので、しっかりと蓋が閉まる形状の水槽が好ましいです。

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販売価格や販売場所は?

タウナギの販売価格は、1600円から5000円と幅があります。

生産地や大きさなどの固体で価格に差が生じます。

入手するにはネットでの通販やオークションなどで出回っていますが、稀に魚系を扱うショップなどでも売られています。

繁殖は可能?

タウナギは正確なオスとメスの区別がつきませんので、個人飼育での繁殖は難しいと思います。

しかしできないわけではないので、6から8月頃、巣穴を掘りだしたタウナギがいればそれはオスで、その巣に誘い込まれたタウナギがメスとなります。

そのような環境になればあとはタウナギたちにお任せするしかないのではないでしょうか。

メスは生殖可能な時期を終えるとオスに性転換してしまうため、素人目にオスとメスを見分けるのは困難ではないでしょうか。

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飼育する際の注意点は?

肉食魚のため、単独飼育がオススメです。

混泳させた場合、相手の魚をキズつけてしまう可能性があります。

水温が30度を超えると死んでしまうそうなので、日向を避け、日陰で風通しのいいところに水槽を置きましょう。

それでも水温が上昇してしまう場合は、クーラーを設置して下げてあげてください。

まとめ

タウナギ 飼育



タウナギはとても人懐っこく、呼吸をする際は空気を吸うので水面から顔をだします。

その仕草は愛嬌があり、見てしまうととても食用にしてしまうのは可愛そうに思えてきます。

日本人の口に合わず観賞用として広まってよかったですね。

繁殖に関してや性転換してしまうことに関しては、まだ解明されていないとのことで、これからそれらの謎が解明されていくのかと思うと、より一層タウナギに興味がわいてきます。

生き餌でないといけないと思っていましたが、金魚の餌で代用になるというのも、飼育しやすさのプラス要素に感じます。

いつでも手に入れられるほど流通しているわけではありませんが、もしお迎えする機会がありましたら、世紀の大発見に繋がるなにかをみつけることができるかもしれませんね。

そんな可能性を秘めたタウナギの飼育方法などについてでした。

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