今回は「ショウガラゴ」と言うペットとして飼育出来る小型のサルをご紹介したいと思います。

ショウガラゴの特徴は丸々とクリッとした目と大きな耳がとても愛らしい姿が特徴的です。

ペットとして飼育していく上での情報をお伝えする前にショウガラゴについて簡単にご紹介しておきたいと思います。

目次

生態は?

ショウガラゴは主にアフリカ大陸(セネガル・ウガンダ・ケニア・タンザニア等)に生息している夜行性のサルになります。

生息地帯としては森林や川辺等、様々な環境に適応して生活をしています。普段は樹上生活をしており木の枝と枝を飛び回り移動をし、地上に於いても素早く走り回っているので、非常に高い俊敏性を持ち合わせています。

そして何より跳躍力が非常に優れており、3ⅿ以上飛ぶ事もあるんだとか。個体サイズを考えると並外れた跳躍力である事が分かりますよね。

体長は大きい個体で約20㎝程で平均的には15~16㎝が平均的な個体サイズになります。尻尾も長く、それだけで20㎝を超える程の長さを有しているそうです。

体重は200g~300gと非常に軽い点も特徴の1つになります。鳴き声を出す事により他の仲間とのコミュニケーションを図っているが、その鳴き声から「ブッシュベビー」との別名もついています。

現時点では絶滅危惧種に該当している種ではありませんが、地域によっては今後の森林伐採による開発如何によっては数の減少が懸念されている種でもあります。

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飼育方法や必要なものは?

ではショウガラゴを飼育していくにあたって飼育方法及びそれに伴う必要な物をまとめて記載していきましょう。

①飼育用ケージ

個体サイズは小さいですが、上記でも記載した様に跳躍力に優れているので大型のオウム等を飼育する用の背の高いケージを選びましょう。

②止まり木/登り木

自然環境を再現する為にもケージ内に設置してあげましょう。

移動出来る事をイメージしてレイアウトしましょう。

③ハンモック

寝床として使えますのでハンモックを設置してあげましょう。

ケージ内の比較的高い場所に設置する様にしてあげて下さい。

④ペットシート

ショウガラゴはトイレの場所を覚える事はほぼ出来ません。

尿によるマーキングも行うので簡易に掃除する事も考えペットシートを敷いておいた方が良いでしょう。

⑤タオルケット

ショウガラゴは夜行性のサルになるので日中は休んでいる事が多いです。

その為、飼育用ケージを覆うようなタオルケット(タオルケットで無くても可)で日光を遮る様にしてあげましょう。



以上がショウガラゴを飼育するに辺り必要な物になってきます。主だった物を記載しているので細かく見ると他にも出てくるかも知れませんが、必要最低限な物であると思ってください。

具体的な餌や与える頻度は?

ショウガラゴ 飼育



ショウガラゴは野生下に於いては雑食性が高く昆虫や果物等を食べて生活しています。

飼育環境下の場合はモンキーフードをメインにコオロギやミルワームと言った昆虫をおやつとして与えましょう。

また、ショウガラゴは体内でビタミンCを生成する事が出来ないので果物を与える事によりビタミンCを摂取させてあげる事も頭に入れておきましょう。

餌を与える頻度は1日2回程度を目安に、アダルト個体ともなれば然程量も食べないですが、ベビー期は比較的給餌回数は多くなります。

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販売価格や販売場所は?

基本的にペットショップ及び小動物専門の販売店等で購入出来ますが、流通数が少ないので店頭にいる事が少ない場合も多々あります。

どうしても、と言う場合はショップなりに次回入荷時に連絡を貰う様にするか、予約をする事が間違いないでしょう。

尚、販売価格に関してはショップにより価格差があるので一概には言えませんが平均値としては概ね500,000円前後になるでしょう。

非常に高額になりますのでキチンと検討した上で購入するかどうか決めた方が良いと思います。

平均寿命や病気になった場合の対策は?

ショウガラゴの平均寿命は野生下では約10年前後と言われていますが、飼育環境下では13~15年程と言われています。

勿論、この年数は飼育環境や栄養の偏らない食生活等キチンと飼育した上での年数になり、病気になってしまった場合等は上記の年数より早くお別れする可能性もあります。

あくまでも平均値になります。

病気になった場合の対策ですが、少しでも体調がいつもと違い様子がおかしい様であれば素人判断は止め、専門医に診察して貰う方が良いでしょう。

この際に注意点なのですが、通常の動物病院では診察が出来ない場合もある事を頭に入れておいて下さい。

一般的な動物病院は犬や猫の診察が主です。

所謂、「エキゾチックアニマル」に対応している動物病院で無くては診察が出来ません。事前に最寄りの動物病院でショウガラゴを診察可能な病院の目星をつけておいた方がいいかも知れません。

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飼育する際の注意点は?

飼育時の注意点ですが、ショウガラゴは聴力が非常に優れています。

なので、我々人間が普段生活している生活音でもうるさく感じショウガラゴのストレスとなってしまう可能性もあります。

無論、大音量でテレビを見る事や音楽を聞いたり、何かの衝撃音等でビックリさせてしまわない様に気を付けましょう。

他には、基本的に躾に関しては余り出来ないものと思って頂いた方がいいです。上記で「トイレの場所は覚えない」と記載しましたが、自分の尿を手足につけ、あちこちにマーキング行為をします。

尿の臭いも結構キツいのでその点もご理解頂いた方がいいかと思います。

まとめ

ショウガラゴ 飼育



小型で愛嬌あるルックスをしているので可愛らしいショウガラゴですが、飼育するには正直ハードルが高いかと思います。

まず販売価格が高額である点と日々のお世話も大変になります。

トイレの問題もそうですし、小型とは言えずっとケージに入れておくわけにもいかないので外に出してあげなくてはいけません。

本当に飼育したい方からすればそんな事は気にならないとは思いますが、衝動に駆られショウガラゴを飼うのだけはやめましょう。

ショウガラゴの特徴等をキチンと理解し、飼育出来るか十分に検討した上でお迎えして頂く事が一番望ましいです。

以上、ショウガラゴの飼育方法や販売価格、寿命について解説でした!

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