ちょっと変わった小動物を飼いたいと思っていませんか?
ハムスターぐらいの大きさの小動物でおすすめなのがスナネズミです。別名はカラージャービルといいます。
聞きなれない名前ですが、スナネズミはとてもポピュラーな生き物です。
「動物のお医者さん」という漫画にも登場しているので、名前は知っている、という方もいるのではないでしょうか。
スナネズミはペットショップで普通に販売されていますし、インターネットで検索をすると、簡単に里親募集のページが出てきます。
つぶらな瞳がキュートなスナネズミについて解説したいと思います。
目次
スナネズミはどんな生き物?
スナネズミは中国やモンゴル原産のげっ歯類です。
大きさは10~20cmくらいです。ゴールデンハムスターより少し小さい程度です。
ハムスターはちょこんと短い特徴のしっぽですが、スナネズミは少し太めの長いしっぽがあります。
もともと砂漠などの場所で生活している生き物なので、水分をあまり摂らなくても生きられる、という特徴があります。
温厚な性格で、ほとんど噛むことはありません。特にペットショップなどで、人間の手に慣れているスナネズミは、噛むことは少ない傾向にあります。
活動時間は昼行性です。ハムスターなどは夜行性なので、夜に回し車がうるさいということもありますが、昼行性のスナネズミはその点安心ですね。
ただ、齧るのが大好きで、齧る音がうるさく感じることもあるようです。そういった場合は、齧る音が静かな素材のものを与えてあげれば問題ないです。臭いは多少ありますが、強烈ではないので、そこも飼いやすいポイントですね!
スナネズミの飼育に必要なものは?
基本的にはハムスターと同じようなゲージで大丈夫です。
水槽や、衣装ケース等を利用されてる方も多いようです。ですが、注意しなければならないのがスナネズミの噛む力です。
スナネズミは噛むのが大好きで、なんでも噛んでしまいます。噛む力が強いので、プラスチックのような素材はすぐに穴を空けてしまい脱走してしまう、そんなことも少なくないようです。なので、水槽などのガラス製の容器だと安心ですね。
飲み水の容器は、ハムスターなどのボトルを下げるタイプでも大丈夫です。
ですが、スナネズミは水分をあまり摂取しない生き物なので、飲まない可能性もあります。
寝床のようなベッドも基本的には必要ないでしょう。ゲージ全体にテッシュや、木材のチップ等を敷き詰めてあげれば自分で寝床を作ります。必ず入れてあげたいのが齧るものです。テッシュの空き箱などを入れてあげれば喜んでカジカジしますよ。
また、ハムスターの様に回し車を設置しても回らない可能性もあります。なので、これは必ず必要なものではないでしょう。
もし遊び場を設けたいのなら、砂場を設置してみてはいかがでしょうか。地中にトンネルを掘って生活している生き物ということもあり、スナネズミは砂浴びがとても大好きです。
可愛いスナネズミ動画↓
スナネズミの飼育方法は?
スナネズミは暑すぎたり、寒すぎるのは苦手です。飼育温度は20℃~25℃ぐらいが望ましいです。
冬場は暖かい素材のものでゲージを覆ったり、ペット用のヒーターを使えば問題ないでしょう。
ですが、夏場は留守にした時のことを考えると少し不安ですよね。ペットショップなどには小動物用のひんやりグッツも販売しています。
そのほかには、保冷剤などを利用して冷やしてあげたりするのも良いですね。水槽のゲージですと、どうしても風通しが悪くなるので、熱がこもりやすいので、注意が必要です。
食べ物は、ハムスターの餌を与えれば大丈夫です。
ですが、ヒマワリの種を食べると太りやすいようなので、ヒマワリの種抜きのもの、もしくは、ヒマワリの種を抜いて与えてあげるとより良いです。
また、水はあまり飲まないと説明しましたが、その分野菜などを与えて水分を摂取させてあげてください。
野菜はカボチャやサツマイモ、ニンジンなどが良いです。葉のもののキャベツなど与えがちですが、これは毎日ではなくたまにあげるぐらいがいいですね。
スナネズミの平均的な販売価格は?
スナネズミは割と安価な値段で入手が可能です。
値段は1000円~3000円くらいが相場となっています。安い場合と500円くらいで販売されていることもあるそうです。
とてもリーズナブルなので、多頭飼いする方も多いようです。
スナネズミの平均寿命は?
スナネズミの寿命は、3~5年ぐらいです。
その期間は飼育環境などにより変わることもあります。
また、遺伝などによっても変わるそうです。
まとめ
比較的簡単に飼育できるスナネズミですが、飼育していく上で面倒に感じることもあるでしょう。
それも踏まえたうえで、購入を考えて下さいね。小さな生き物ですが、飼い主はキチンと面倒をみる責任があります。
ですが、スナネズミの可愛らしさで、お世話の苦労など苦労にも感じないかもしれませんね。懐いてくれたスナネズミは、きっと生活の癒しになることでしょう。
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