熱帯魚の飼育に慣れていくと、少しずつメジャーなところではなく少し珍しいモノを飼育してみたいと思う時、誰にでもあると思います。
思っただけで止めてしまう方もいれば、調べて飼育してみようと本気で取り組む方もいるでしょう。
そうした方の中でエンツユイに辿りついた方が、今ここをご覧になっていることと思います。
今回は、そのエンツユイについてまとめていきたいと思います。
目次
エンツユイはどんな生き物?
成長していく過程で姿が変化していく生き物がいるとしたら、とても珍しいと思いませんか。
実は、その珍しい体質をもっているのがこのエンツユイなのです。
どう変化するのかというと、形はもとより色も変わっていくのです!
成長過程で形や色が変わっていくとなると、飼育がとても楽しそうですし、過程を見ているのも楽しいのではないでしょうか。
そしてこのエンツユイ、体長も100センチ超えするようです。
大きい魚を飼育してみたい方にもお薦めできるのではないでしょうか。
しかし寿命は4年程度と大きい魚の中では短命です。
飼育方法や必要なものは?
最大100センチまで成長するので、100センチ以上の水槽が必要になります。
ストレスを与えないためにも、体長より大きいサイズを用意しましょう。
また混泳させることも視野にいれるならば、最低でも120ないし130センチ以上の広さが必要になるでしょう。
水槽のほかに、水槽の上を塞ぐための蓋、ろ過フィルター、温度計や餌などです。
エンツユイは底の方を泳ぐ魚なので、餌は沈む系が適しています。
具体的な餌や与える頻度は?
沈下する餌の代表は、金魚の餌になります。金魚の餌でも浮上系のものもありますので、購入の際はしっかりとパッケージなどで確認をしてください。
赤虫も食べるようですが、食べ残してしまうと餌が腐敗して水を汚してしまうので、あげ過ぎには注意が必要です。
また、小さく丸めてあげると食べやすいようです。
餌やりの頻度は、1日数回、気持ち少なめに与えるとよいみたいです。
販売価格や販売場所は?
幼魚の大きさから販売されているようですが、あまり小さいと飼育が難しいという話もありますので、あまり小さいサイズはオススメできません。
価格は2000円から…熱帯魚ショップやネット通販などで購入できます。
価格は固体の大きさで変わってくるようです。
お店によっては予約しないと購入できないようなところもありますので、事前に問い合わせておくとよいでしょう。
繁殖は可能?
繁殖に関しては調べてみたのですが、詳細が書かれているものに行きつけませんでした。
飼育の目的は繁殖ではなく、成長過程を楽しむ種類のためなのでしょう。
他の魚との混泳で気をつけることは?
エンツユイの口は底を向いているので、どうしても餌は沈下してきたものしか食べることができません。
エンツユイのように、沈下してくる餌しか食べることができない魚との混泳は避けましょう。
餌をあげているのにエンツユイの体が痩せてきたり病気になった場合は、混泳をやめ、エンツユイ単体の飼育をお勧めします。
飼育する際の注意点は?
水槽の底に砂利を敷く場合、丸石のみにしましょう。
エンツユイは砂利の上に落ちている餌を食べたり、砂利の中に餌がないか探すような行動をします。
尖った石が混じっていると、口を傷つけてしまうこともあるかもしれません。
餌は栄養を一番に考えましょう。
食が細くなったと感じた時は水温が適温である23度前後であるか確認するとともに、葉物野菜の切れ端なども細かく切ってあげてみてください。
市販の餌や赤虫もいいですが、葉物野菜にも普段から慣れさせておくのもよいでしょう。
まとめ
エンツユイ…成長過程で形と色が変わっていく不思議な生き物なのですね!
短命なのがやや気がかりですが、ただ大きくなっていくだけではないところにこの魚の魅力があるのだと思いました。
混泳と餌やりがほかの魚に比べてやや大変そうに感じましたので、初心者にはハードルが高いかもしれませんね。
以上、エンツユイの飼育方法や餌に関することでした。
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