インテリアの一環としてアクアリウムを始める方も多いかと思いますが、その中でどんな種類の熱帯魚を飼育しようかと迷う人もいるかも知れないですね。
確かに熱帯魚は種類が多く初めての場合はどれを選んでいいのか分からないですよね。
今回は熱帯魚の中でも比較的ポピュラーな種類である、パールグラミーに関してご紹介していきたいと思います。
パールグラミーは価格も安価で流通数も多いので入手がしやすい、と言った特徴もあります。
見た目も美しく水槽に彩りをもたらしてくれる事でしょう。
では、パールグラミーの飼育方法やその他諸々に関して各項目で分けてご紹介しますのでお付き合いくださいませ。
目次
飼育方法や飼育環境は?
最初はパールグラミーを飼育するにあたって必要な物及び飼育方法、飼育環境についてご紹介します。
必要となる物と併せてそれぞれ一緒にご紹介しましょう。
①水槽
まずは大前提として水槽が必要になりますね。
水槽と言っても色々サイズがあるのでどのサイズを選べばいいのでしょうか?
パールグラミーの成長サイズは最大で12㎝程に成長します。
何匹飼育されるかにもよりますが、目安として60㎝クラスの水槽を用意して頂ければ全体的な見栄えもよくなり、ゆとりを持って飼育出来るでしょう。
②濾過装置
濾過装置は水槽内の水質を綺麗に安定させる為に必要になります。
フィルターも色々種類はありますが、外掛けフィルターがメンテナンスの面も考えるとお手軽になります。
ただ、パールグラミーは早い水流よりゆったりとした水流を好みます。
外掛けフィルターを使用する事により発生する水流には注意を払いましょう。
③ヒーター
パールグラミーを飼育する際での水温に関してですが、23~28℃くらいが適温と言われています。
夏場は特に問題無いと思われますが、冬場はどうしても水温が下がり気味になってしまいます。
水温を維持する為にもヒーターは用意しておきましょう。
④温度計
温度計は現状の水温を把握する為に必要になります。
絶対必要、と言う訳では無いですが、あると便利ですよ。
主に必要な物は以上になります。
細かく見ると他に水草等も挙げられますが、まずは必要最低限+αといった感じで記載しましたので、他の物は必要に応じて調達して下さい。
具体的な餌や与える頻度は?
パールグラミーの餌に関してですが、基本的に何でもよく食べます。
餌に関しては難しい種類の熱帯魚も存在しますが、パールグラミーに関してはその点の心配は無いでしょう。
具体的には人工飼料や冷凍アカムシ等を与えれば問題ありません。
与える頻度は1日に1~2度程度与え、量は食べ残しが無い程度に調整しましょう。
販売価格や販売場所は?
パールグラミーの販売価格は平均的な価格だと500円もしないくらいです。
販売店により価格はマチマチなのですが、ペア販売していたとしても1,000円でお釣りがくるくらい、と思って頂いて大丈夫でしょう。
ちなみに販売場所ですが、熱帯魚店やペットショップ、インターネット通販店等、販売している所は多いです。
仮に店頭に置いていなかったとしても店員さんに頼めば早く仕入れて貰えると思いますよ。
平均寿命や病気になったときの対策は?
ここまででパールグラミーに関して、飼育に必要な物や餌、販売価格/場所をお伝えしました。
飼育に関する前準備の様な感じでしたが、ここの欄では飼育時に発生する事に関してご紹介します。
生命ある物には限りがある、と言いますが、パールグラミーの平均寿命は約5年程になります。
勿論、個体差や飼育環境によって前後はしますが、平均で言うとそれくらいになります。
他、病気になった場合の対策に関してですが、対策と言うよりかは病気になってしまっているので処置になります。
パールグラミーが病気になった場合は「薬浴」と言う処置方法があります。
この際、該当するパールグラミーを隔離している水槽に薬を与えるのですが、症状によって与える薬が異なります。
雌雄の見分け方や繁殖方法は?
パールグラミーの雌雄判別ですが、パールグラミーが小さい時には判別が出来ません。
成熟してから見た目に雌雄により違いが出てくるのでそれを目印として判別しましょう。
まず雄の方ですが、喉あたりが「婚姻色」と呼ばれるオレンジ色に変化していきます。
他にもヒレがギザギザになっていきます。
逆に雌の場合はヒレがギザギザでは無く、一見地味な色のままであれば雌であると、認識して頂ければ大丈夫です。
繁殖方法に関しては、性成熟している雌雄がいると自然とカップルになり産卵します。
この時雄は水面に水草等を使い「泡巣」と言う物を作ります。
パールグラミーの飼育の様子
他の魚と混泳する際に気を付ける事は?
色々とパールグラミーに関して述べてきましたが、パールグラミーは他の魚と混泳出来るのでしょうか?
結論から言うと問題ありません。
パールグラミー自体の性格が比較的温厚と言われているので他の魚を攻撃する事が少ないと言う点で混泳に関しては問題無いでしょう。
ただ、注意点としてあまり小さい魚を混泳させるとパールグラミーに食べられてしまう可能性は0では無いので、パールグラミーと同等サイズか3~5㎝以上の魚、を目安として混泳させましょう。
まとめ
パールグラミーの飼育方法から始まり、諸々お伝えしてきましたが、簡潔に言うとパールグラミー自体の飼育に関しては比較的容易な部類に入ると思われます。
初心者向けとも言われていますが、餌の好みが極端で無い点や、水質の変化にもそこまで敏感では無い点等が挙げられるからでは無いでしょうか。
「パールグラミー」と言うくらいなので見た目も綺麗ですし、価格も非常にリーズナブルな点もいいですよね。
体の側面に斑点があり、これが「パール(真珠)」と名前の由来にもなっていますので、見た目の美しさは折り紙付き!?
是非、ご興味があれば一度熱帯魚店等で見て頂ければと思います。
以上、パールグラミーの飼育方法や販売価格、混泳について解説でした!
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