ツルは千年、カメは万年という言葉があります。
ツルは千年生きてカメは万年生きるという言い伝えですが、そのくらい長生きして縁起がいい生き物として私たちの生活の中で長生きの理想の象徴です。
実際は、架空の年齢で、実際は20年から50年のようですが、しかし、生きている生き物としてはかなり寿命が長いですね。
だから、カメは縁起がいいとして飼う方もいらっしゃいます。私たちがカメをイメージするときウミガメが多いですが、カメには陸に住む陸カメもいます。
代表的な陸カメがアルダブラゾウガメです。
では、このゾウガメを飼育するときに必要な道具や飼育方法は、そんなことがあるんでしょう?
目次
飼育方法や必要なものは?
まずはこのアルダブラゾウガメは、成長すると甲羅だけで1.4メートルになります。体を合わせるとかなり大きなカメで、まず飼育で1番大事なのは飼育スペースの確保です。
イメージは畳6畳くらいは必要ではないでしょうか?
ケージで買うにしても最初だけです。幼少期はミドリガメのように小さいのでケージでしく可能ですが、どんどん大きくなるとケージではおさまりにくいので、飼う時は飼育sペースを考えましょう。
さらに水浴び件水飲み場も必要で、体が入るように1.5メートルくらいは必要かと思います。水浴びすることで体温調整をします。
温かい気候が必要で温室状態する必要があります。だいたい一年を通して25度くらいが好ましいです。そのためにヒーターやエアコンで一定の気温を維持しましょう。
床は、土、もしくは干草などしくのもおすすめです。
マンションでの飼育は、おすすめしにくいです。一戸建てのワンフロアーをアルダブラゾウガメ専用の部屋にするか、専用の小屋を準備することが大事です。
ペットとして飼うには覚悟が必要なカメといえます。
体重はどのくらいになる?
アルダブラゾウガメを飼うには覚悟が必要と話しましたが、その最大の理由は成長したときの大きさと体重です。
先に話しましたが、甲羅で1メートルを超えます。さらに体重は100kgを超えるとも言われており、家で飼育する際も一階でしっかり重さに耐える作りにする必要があります。
具体的な餌や与える頻度は?
では、アルダブラゾウガメはどんな餌を食べるのでしょう?
ゾウガメは、体は大きく甲羅もいかついですが、餌は植物などです。
例えば、野菜や草、花や果実などを与えます。
理想の餌は、低タンパク質、高カルシウムと言われています。
野菜で言うと小松菜やチンゲンサイ、大根の葉やカブの葉などです。果物では、りんご、
バナナ、みかんやキウイ、野草ではタンポポやオオバコ、ヨモギやシロツメクサなど一般的に私たちが手に入れやすいものが餌です。
気をつけてもらいたいのは、ほうれん草です。ほうれん草にはカルシウムの吸収を妨げるシュウ酸という成分が入っており、与えないでください。ほかにもアジサイやイチジク、ヒヤシンスやすずらんなどもあります。
気になったら、専門店の店員さんに聞いたりネットで調べながら与えてください。
幼少期は、食べ残しのない程度に1日3回、大人になったら食べ残さない量で1日1回与えましょう。
販売価格や販売場所は?
アルダブラゾウガメは、決して安いカメではありません。
大体20万円から100万円と販売価格に大きな違いがあります。
小さな幼少期のカメは20万円台で探すことができますが、アルダブラガメは幼少期の飼育は難しいです。
大きくなるにつれて高いのはそういった理由からかもしれませんね。
販売はカメの専門店だったり、ペットショップです。さらにネットでも購入できますが、取扱店はどこも少ないです。
値段も高い上に飼育方法も犬や猫を飼う感覚と違います。ある程度の金額と飼育スペースが必要です。
平均寿命や成長速度は?
甲羅は1メートル以上、体重100キロとなると、平均寿命や成長速度が気になりますね。
一般的にゾウガメ類は寿命が長く、100年とも言われています。
一説には150年以上飼育されたアルダブラゾウガメもいるそうです。
成長速度は、ゆっくりで30センチ以上になるのに2年以上かかるので焦らずゆっくり見守ってあげましょう。
里親になるために必要なことは?
では、里親になるために必要な心構えは?どんなことが必要でしょう?
まずは、しっかり知識を入れてどんなカメになるのかを知っておくことが必要です。1メートル以上で100キロは、人間に匹敵します。大きさも重さもほかの動物や生き物と大きく違います。
度々お話していますが、飼育環境、飼育スペースが大きく、簡単に準備できるものではありません。しかも飼ったら電気代もかかります。
維持費で3万円超えることもありますので、里親になる!なら覚悟を決めてください。
子供1人育てるつもりでいきましょう。
飼育時の注意点は?
アルダブラゾウガメを飼う際に気をつけることはなんでしょう?
まずは温度管理が大事です。25度以上30度の気温維持と排泄物の掃除はしっかりしましょう。暑くなりすぎたら日よけできる場所を作ってあげるのも大事です。
食事は日中が基本です。夜やると消化不良になることがあります。餌をやる際は冷蔵庫から出してしばらくして常温に戻してから与えましょう。
排泄物や餌の残りなどが出るので掃除もしっかりしてあげましょう。水もこまめに替えましょう。
大掃除は月1でしてあげましょう。
さらにアルダブラゾウガメの脱走には気をつけてください。
一時期、動物園で脱走したニュースがありました。アルダブラゾウガメ、案外速いです。いつの間にか消えていた・・・ということがないように掃除のときや外出するときは気をつけてください。
アルダブラゾウガメの飼育の様子
まとめ
アルダブラゾウガメ、大きいですね。長生きですね。
こんな大きなカメを飼うのはある意味理想かもしれません。
ただ、珍しいから、とかためしに飼ってみたかった、とか簡単に決断して飼えるカメではありません。
先に話しましたが、犬や猫のように気軽に手に入る値段ではない上に維持費もかかります。
飼うときは、自分の将来、アルブラゾウガメの成長を考えて飼いましょう。
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