カメといえばどんなカメを思い浮かべるでしょうか。

おそらく多くの方は、小さいカメを思い浮かべると思います。

もしかしたら大きなウミガメを思い浮かべる方もいるでしょう。

しかし、カメに関して詳しい方ならなにを思い浮かべるでしょうか……

きっと普通の人では思いもつかない種類をあげそうですよね。

そこで今回はマタマタと呼ばれるカメについてまとめていきたいと思います。

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目次

マタマタはどんな生き物?

マタマタの甲羅には特徴があり、凹凸のある岩のようであったり、枯れた葉のようであったりします。岩や葉に隠れるための擬態の役割をするようです。

このような擬態を亀もするとは驚きです。硬い甲羅があるので外敵からの攻撃に対しては大丈夫そうな気もしますが・・・念には念をということなんでしょうか。

大きさは最大45センチから50センチほどにまでなる固体も存在しているようです。

頭部は三角形で大きいため、カメ独特の甲羅の中に頭を引っ込めるという動作ができないのも、マタマタの特徴のひとつです。

流れの緩やかな沼地などに生息し、魚などを食します。

生息地は?

コロンビアの東部、ペルーの東部、ブラジル、ガイアナ、エクアドルなどに生息。日本からはどこも遠いですね。

日本の池などで見かけた場合、皆がこぞってインスタグラムに上げそうな外観です。

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飼育方法や必要なものは?

マタマタを飼育する場合は体が浮くくらいの水を張れる水槽が必要になります。

またマタマタは日光浴をするので、浅瀬を作る必要もあります。

マタマタの体長の倍はある大きさの水槽が必要ということになります。

水温は27度前後、浅瀬は35度くらいが必要となり、ヒーターなどを使っての温度調節が不可欠です。

浅瀬は日光浴のための場所なので、ライトなどを照らして温度を上げるとよいでしょう。

よく野生の亀が首を伸ばして日光浴をする姿を行けで見かけたりますが、本当に気持ちよさそうですよね。

具体的な餌や与える頻度は?

マタマタ 飼育



人工餌より生きた魚やエビを好むようです。

ただ同じ食事だと飽きてしまい食べなくなることもあるので、何種類か常備しておく方がよいでしょう。

活餌の飼育も必要になります。

食べ残しは水の汚れに繋がりますので、残さない程度を与えましょう。

最初のうちはわからず与え過ぎてしまうと思いますので、残した餌はしっかりとその都度取り除く習慣をつけることが大切です。

与える頻度は週に2から3回程度で大丈夫です。
そこまで多くの頻度ではないので、働いている方も比較的飼いやすそうですね。私もそこまでマメな人間ではないのでこのような頻度であれば助かります。

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販売価格や販売場所は?

15000円から30000円と価格の幅が大きいのは、流通が少ないためです。

ペットショップ等で販売しているようなので、お迎えをしたい場合は事前に確認した方がよいと思われます。

爬虫類を扱っていないペットショップでの入手は厳しいので、それらも含め事前の確認は必要となります。

「マタマタって取り扱っていますか?」といった会話になるかとは思いますが、もしかしたら分からない店員さんもいそうですよね。

繁殖は可能?

飼育下での繁殖は非常に成功例が少ないようです。

繁殖させるのが非常に難しいとも言われているようなので、繁殖はできないと思った方がよいでしょう。

純粋に飼育する、といったほうが良さそうですね。

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平均寿命は?

マタマタは突然死が多いと言われているようなので、詳しい寿命の詳細はあまり出ていません。

それでも上手く飼育していけば10年くらいは生きる、十数年は生きると情報も幅広いので、正しい平均寿命はわからないということでしょう。

ただ他のペットに比べると長生きということには変わらないので、買う前にしっかりと寿命を全うさせるという意識が大切になってくるかと思います。

他の生き物との混泳で気をつけることは?

肉食のマタマタとの混泳は厳しいと思います。

とくに餌の対象となる魚やエビは避けた方がよいでしょう。食べられてしまいますからね(笑)

個体差も関係してくるようなので、どうしても混泳をさせたいのであれば、同種からはじめてみるのがよいかと思います。

ただマタマタは大きくなってしまうので、水槽の大きさにもよりますが、様子見くらいの間隔が適切かと思います。

またマタマタと同じ生態や飼育環境のカメであれば混泳も可能になるかもしれないというご意見もありましたので、試しながら確認していくのもよいでしょう。


マタマタの飼育シーン

まとめ

マタマタ 飼育



とても珍しい甲羅をもったカメでしたね。

珍しいが故でしょうか、繁殖が難しいというのは……

自然界ならいろいろ敵もいますし大変なのはわかるのですが、飼育下でも難しいとなると流通が少ないのも頷けてしまいます。

高値でお迎えできても突然死されたらと思うと、初心者向きの爬虫類ではないのかもしれませんね。

繁殖が難しいとなるといずれ絶滅の危険も唱えられ兼ねられませんね。

これからお迎えして飼育される方は、是非愛情込めて何十年とお付き合いしていただける関係になっていただきたいと、切に思います。

以上、マタマタの飼育方法や餌などに関してでした。

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