目次
ハクセキレイの生態
ハクセキレイはご存知ですか?
日本で見かけるムクドリよりやや小さめの鳥です。体長は20センチ前後で顔から肩、背中にかけて黒く、腹部や顔が白いのが特徴です。
ロシア沿海や樺太、日本列島の北海道や本州で見ることができます。
日本では、以前寒い地域で見られました。冬を越冬する冬鳥でしたが、最近では関東から中部地方など日本各地で見ることができる「留鳥」になりました。
主に水辺に住んでいて河川などの下流に低地にもよく見かけます。水が近い畑や都市部でも見られます。冬は単独、夏はつがいで生活して夏になるとハクセキレイの縄張り争いが始まります。
尻尾が長く、鳴き声は「チュッチン、チュッチン」「チチチッ」とかわいい声を出します。
食べ物は雑食で昆虫類やミミズなど食べていますが、都市部ではパンくずも食べます。ハクセキレイ、その名の通り、白い色がきれいな鳥です。
画像を見ていただければ、私たちの目にとまったことがある鳥ということがわかります。
ハクセキレイが逃げない理由
ちなみに、ハクセキレイは「逃げない鳥」と言われています。
それは人間が近くにいても逃げることがないことからそう言われています。
理由は、人間を怖いと思わないことが挙げられます。スズメやカラスなどは畑を荒らしたり、ゴミを荒らしたりすることから、私たち人間は、わなを仕掛けたり、追い掛け回したりしました。
しかし、ハクセキレイはそのような人間の作物を荒らすことがなかったので人間との良好な関係が保たれたのでしょう。
人が危害を加えると感じないことから、ハクセキレイは人間を見ても逃げることがないと考えられています。
とても癒やされます♪
ハクセキレイの雛を保護したら?
ハクセキレイは野鳥のため、基本飼育はできません。
しかし、特別な理由があるときは、その一定の期間だけ飼育可能です。
それは怪我をしていたり、巣から雛が落ちて弱っていたりしたときです。雛がもし弱っていたら、保護は可能です。
そのときは、怪我の具合や体調を診るために、動物病院を受診しましょう。
さらに県の環境保全課などに連絡して飼育許可を得ましょう。
ハクセキレイの雛は、1日に何回も餌をあげる必要があり、さらには体温調節ができないため、温かいもので包んであげたり、温度調節も大変です。
野鳥なので病気を持っている可能性もあります。
保護する際はしっかり管理できるようにお互い気をつけましょう。
ハクセキレイは飼育できる?
ハクセキレイは飼育できるのでしょうか?
先にお話しましたが、野鳥なので基本飼育はできません。
怪我や病気などで保護しても、元気になったら自然に返してあげることが基本です。
日本では、ハクセキレイも見られてきて身近な鳥になってきました。
だからこそ、飼えるのでは?飼いたい?など考えますが、自然の生態系の一部です。飼育は残念ながらできません。
ハクセキレイの巣はどこになる?
ハクセキレイの巣は、どこで見ることができるのでしょう?
ハクセキレイは、民家で巣を作ります。民家の隙間や屋根裏などに適応して作ることができます。
ほかには石垣の隙間や土手などで見ることができます。昔からセキレイが巣を作ると喜びあり、という話があります。
ハクセキレイも例外ではないでしょう。
もし見つけたら、幸せな気持ちになりますね。
ハクセキレイの餌は?
ハクセキレイの餌は、先に話しましたが、雑食で昆虫類、ミミズやクモなどを食べています。
ペットの餌としてはミルワームも食べます。食パンも柔らかくて食べてくれます。
家に巣を作ったハクセキレイにミルワームを与えた情報もあります。
ハクセキレイとセグロセキレイの違いは?
ハクセキレイとよく間違われる鳥にセグロセキレイがいます。
ネットで調べていただくと、そっくりなのが分かります。
ただ似ている中でも、模様に若干の違いがあります。
ハクセキレイは、全体的に白っぽく見えます。
セグロセキレイは黒っぽいです。
しかし、ハクセキレイは季節によって黒っぽくもなりますので、見分ける際、冬が1番分かりやすいです。
なぜなら、冬のハクセキレイは全体的に白っぽさが強調されるからです。
さらにハクセキレイは目の下が白いですが、セグロセキレイは目の下が黒いのも見分ける基準となります。
まとめ
おかがでしたか?
ハクセキレイ・・普段私たちの生活の中で身近に見られる鳥です。
しかし、私たちは近くにいるがあまり、気づかないこともあります。
ペットが飼えなくても、癒しが家になくても、もし目にとまったハクセキレイのかわいさ、愛らしさで日々の気持ちに癒しができたらうれしいですね。
人間が近寄っても逃げにくい鳥です。
癒しに近くのハクセキレイを探してみませんか?
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