ペットとして飼うことができるミニブタですが、珍しい動物でペットショップではまず見かることはあまりありません。
ミニブタといえどもやはりブタなので成長するとかなりの体重になるので注意も必要です。
真ん丸な体がキュートなミニブタについて詳しくご説明します。
目次
ミニブタとはどんな生き物?
ミニブタは、もともとベトナムに生息していた小型のブタをヨーロッパで改良したものが始まりとされています。
そして、そのミニブタをペットとして飼育することに注目したのがイギリスです。
性格はさみしがり屋な面もあり、飼い主に甘えてくることも多いでしょう。
きれい好きだったり、しつけも比較的覚えるので、小さいうちは犬や猫のような感覚に似ているかもしれませんね。
ミニブタは成長するまで約3年ほどかかります。どのくらいの大きさになるかは個体差が大きく、また与えているエサの量によっても変わってきます。
生まれたときの体重は約300〜700gくらいでとても小さいですが、成長すると30〜50kgぐらいに大きくなります。
たしかに家畜としてのブタと比べた場合よりは小さいですが、30kgでもかなりの重さです。さらにそれ以上大きくなると、お世話はかなり苦労しそうですね
ミニブタの寿命は?
ミニブタは10〜15年ほど生きるとされています。
なるべく長生きしてもらうために、肥満に気を付けた食事や運動をさせてあげてくださいね。なんでも食べてしまうので、食事は特に気を付けて下さい。
人間の食べ物はとくに添加物などが入っているので、太りやすいので与えない方が良いでしょう。
長生きさせるほかにも、亡くなった後のことも考えみてください。
最初は小さくてかわいいミニブタも成長すると30kg以上となり体も大きくなります。
集合住宅などでは、亡骸を埋葬するのは場所もなく難しいです。
そういった場合はペット霊園で火葬してもらう方法が一般的です。くれぐれも、山野などには絶対に放置しないでください。
他の哺乳類に比べて寿命は長い?
ミニブタは10~15年生きるとされているので、ペットとして一般的な犬や猫と同じくらいの寿命です。
寿命は比較的長く、ずっと一緒にいられるのは良いですよね。
逆に飼い始めたら長い間お世話をすることになります。
体重も増えて、みるみる大きくなりますので、お世話も大変になっていきます。
責任を持ってお世話できるか、飼育を始める際はよく考えてくださいね。
ミニブタがかかりやすい病気は?
ミニブタは、とにかくたくさん食べてしまうので、食べるだけ与えてしまうのは絶対にやらないでください。
肥満になり、心臓障害や、心疾患、関節炎などの症状を引き起こしやすくします。
寿命も縮めてしまうことにもつながりますので、食事は必要な量だけ与えるようにしてください。
その他にも、ミニブタは豚丹毒と、日本脳炎の2つの病気にかかりやすいため、予防接種は必ず受けてください。
この予防接種は家畜を扱っている動物病院で受けられることもあるので、まずは問い合わせてみましょう。
病気になった場合どうしたらよい?
ミニブタに異常がみられましたら、動物病院で診察を受けてください。
ペット自体も辛いですし、なにより飼い主に感染したりすることも考えられます。
キチンと診察してもらえば、そういった不安も取り除けますし、ミニブタの体調も原因や対策が判明するので安心です。
ここで問題になってくるのが、診察してくれる動物病院です。
一般的な動物病院では、診察してくれないこともあるので前もって診察してくれる動物病院を探しておいた方が良いでしょう。
また、家畜を扱っている病院は、ミニブタを診てくれる可能性が高いので、そういった動物病院へ問い合わせてみても良いですね。
田舎で畜産が盛んな地域ですと家畜専門の獣医さんが多いですが、都会のほうですとなかなか家畜を診てくれる獣医さんも少ないです。
ワクチン接種など、動物病院には必ず行かなくてはならないので、ミニブタの購入前や購入後すぐに診察してくれる動物病院を探してください。
ミニブタを飼う際に気をつけることは?
ミニブタはきれい好きで体臭はあまりないですが、排泄物の量がとても多く、こまめに掃除をしないと、かなりの悪臭となります。
トイレのしつけは可能なので、所定の位置以外でしたらすぐに掃除をして、臭いを消してください。ミニブタは同じところに排せつする習性があるので、臭いが残っているとまた、同じところでしてしまします。
キチンとトイレで排せつしたらおやつをあげるなどして、褒めてあげてくださいね。
また、トイレの設置場所は寝床や食事する場所から離れた安心できる所に設置するのが良いでしょう。
ミニブタのエサはミニブタ専用フードというものがあるので、そちらを与えてください。
ドッグフードなどを代わりに与えている方もいるようですが、これですとカロリーが高く肥満の原因になりかねません。
ミニブタ専用フードに野菜や穀物を混ぜて与えてあげると、より理想的な食事となるでしょう。
ミニブタは鼻で土を掘る習性があります。
実は鼻で土を掘ることができないとストレスの原因になるので、必ず土を掘れる環境を作りましょう。
土を掘れる環境が無い場合は、鼻掘り用の玉砂利などをケージに入れてあげれば解消できますので、お試しください。
また、散歩は必ず必要ではありませんが、ミニブタの健康のためにも適度な運動をさせてあげると安心です。
癒されるミニブタ動画
まとめ
体も大きくなるためお世話は大変ですが、温度管理など細かいことはそれほど気にしなくていいので飼育は簡単な方でしょう。
ミニブタは懐く動物なので、毎日お世話をしていれば甘えてきたり、かわいいしぐさを見せてくれるはずです。
そういったところが、ミニブタの魅力なのでしょうね。