今回はエビについてです。

エビと聞くと多くの方は食用を思い浮かべるのではないでしょうか。


食用のエビもそれなりの種類がありますので、飼育できるエビ、自然界に存在しているエビを集めるとかなりの種類になりそうですね。

きっと多くの種類がいるだろうと安易に想像できてしまうエビ、その中からヤマトヌマエビについてまとめていきたいと思います。


ヤマトヌマエビはいったいどんな生き物でしょうか?今回はかかりやすい病気や寿命、また混泳について解説していきたいと思います!

もし病気になってしまったら?少しでもそんな時のお役に立てればと思います。

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目次

どんな生き物?

ヤマトヌマエビは淡水生のエビです。日本産ヌマエビの中で比較的大型で、ペットとしても人気が高いです。

体長はオス35mm、メス45mmでメスの方が大きく、メスにいたっては50mm以上になる場合もあるようです。


雑食のエビでなんでも食べてしまいます。それはもう生物の死骸も……です。

また水槽内の苔掃除もしてくれるのですが、その場合餌を与え過ぎると、そちらしか食べなくなり肝心の苔掃除をしてくれなくなる事もしばしばあるのでご注意下さい。


活動は夜、日中は水中や水草・落ち葉などに隠れています。

オスとメスの見分け方は?

色々な観賞魚と相性が良いので混泳させる事が多いヤマトヌマエビ。

水槽の苔を食べたり観賞魚の餌の食べ残しを平らげてくれるので掃除屋さんとしての側面も持っているので重宝しているアクアリストの方も多いのでは無いでしょうか?


どちらかと言うとサブ的な役割(ヤマトヌマエビをメインで飼育されている方、すいません。。。)で飼育される事が多いですがそのヤマトヌマエビの繁殖を考えた場合、オスメスの見分け方ってどうするのだろう?って気になりますよね。


凄く簡潔に言いますと2つの見分け方があります。

まずは、

①体長で見分ける

一般的にオスは3㎝前後でメスは4㎝前後とメスの方が体長が大きい傾向にあります。

よく言われるのは体型がオスはスリムでメスの方はずんぐりむっくりな感じ、と言われます。

ご自宅で飼育されているヤマトヌマエビが4㎝以上で体型がずんぐりむっくりであればほぼメスとみて間違いないでしょう。

②体の模様で見分ける

オスは体の模様が点線になっています。

「・・・・・・・」←体側面がこの様な感じの模様であればオスです。


メスの場合は体の模様が破線状と言う模様になっています。

「・-・-・-・-」←この様な感じの模様であればメスです。

それに付け加え、メスの場合は繁殖時期になると頭部後方辺りに卵巣が見えます。

目視で分かるレベルなので、この有無でもヤマトヌマエビのオスメスの判別は可能かと思います。


動画でわかりやすく解説♪

簡単な説明ですが、オスメスの見分け方がある程度お分かり頂けたかと思いますので次の項目にいきましょう。

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飼育・繁殖の際に適切な水温はどのくらい?

ヤマトヌマエビ 飼育



ヤマトヌマエビを飼育していく上で適切な水温はどのくらいをキープすればいいのでしょうか。

基本的にヤマトヌマエビが耐えうる水温の範囲は10℃~28℃の間であれば問題無いと言われています。


上下限共に、下回ったり上回ったりしてもすぐに危険な状態になる訳では無いですが、そこらへんをリミットとして注意して管理しましょう。

一番いいのは、ヒーターで24℃固定にしているのが一番いいかと思います。

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繁殖方法と必要な物は?

ヤマトヌマエビの繁殖方法及び必要な物ですが、当たり前過ぎて恐縮ですがオスメスを用意しなくてはいけません。

ただ販売店で購入する際にオスメスを見分けて売ってくれる所は少なく、水槽から無作為にピックアップして売ってくれる所が多いと思います。


例えば10匹購入したけど全部オスだった、全部メスだった、と言う確率は低いと思いますが0では無いので気を付けなくてはいけない部分かも知れないですね。


他には、ヤマトヌマエビの繁殖はかなりハードルが高いと言われています。

その理由等に関しては、下記項目でご紹介していきます。

繁殖する際に気を付ける事は?

ヤマトヌマエビ 繁殖 寿命



一般的にヤマトヌマエビの繁殖は相当難しく、初心者には不向きだ、と言われています。

何故なんでしょうか?


その理由はヤマトヌマエビの幼生期の水質に関係があります。

ヤマトヌマエビは幼生期を「汽水域」で過ごし育っていきます。

ご自宅で繁殖させる場合に、この「汽水」を作り出す事が難しいので難易度が高いと言われる所以ですね。


補足させて頂きますと「汽水」とは淡水と海水が混じった水の事です。

ヤマトヌマエビはアユと同じように、幼生期を海で過ごし成長し河に遡上する両側回遊型と呼ばれる成長方法なのです。

水槽内で飼育していて、メスが抱卵する所までは大丈夫でもその後が凄く難しいんですね。


淡水の水槽内で孵化しても幼生は上記の理由から成長出来ません。

孵化する前に母ヤマトヌマエビを別容器に隔離し、汽水を作り出してそちらに移さなくてはいけません。

上記の様な段取り、準備が難しいので繁殖させるには根気とコツ、そして知識が必要になってくるでしょう。

ヤマトヌマエビ繁殖例♪

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他の種類の魚と混泳可能?

ヤマトヌマエビと相性がいい魚はメダカが真っ先に挙げられます。

相性がいいのですが、稚魚とかになると食べられる可能性は否定出来ないので成長個体との混泳が望ましいです。


逆に混泳不可と言われている種類の魚もいます。その筆頭は金魚です。

理由なんですが、金魚は口が大きくヤマトヌマエビが捕食されてしまうからです。

他にもエンゼルフィッシュやベタ等も同様に混泳は不向きと言われています。


基本的に気性が荒く攻撃的な性格を持っている種類の魚は混泳を避けた方が無難です。

他種のエビとの混泳で気を付ける事は?

ヤマトヌマエビ 繁殖 寿命 水温 混泳



ヤマトヌマエビと他種のエビを混泳させる場合に気を付けなくてはいけない事はあるのでしょうか?

よく比較対象に挙げられる事の多いミナミヌマエビを相手にして考えていきましょう。


まず、ヤマトヌマエビとミナミヌマエビを混泳させるのなら水槽サイズを大きくした方がいいでしょう。

と言うのも、双方比較した場合に個体サイズがミナミヌマエビの方が小さい(オスは約2㎝、メスは約3㎝)ので餌が不足した状況下になってしまうとミナミヌマエビがヤマトヌマエビに襲われる可能性が出てきます。


ある程度、水槽サイズが大きければ水槽内で棲み分けがされ、回避出来る可能性もありますが、餌をキチンと与えていれば襲われる機会は少ないと思います。

後は数量バランスが均等になっているかどうかもポイントですね。

ミナミヌマエビ1:ヤマトヌマエビ9みたいな状況だと襲われる可能性も高くなるかも知れないですよね。

平均寿命は?

平均寿命は2~3年のようですが、10年以上生きることもあるようです。

人の手によって飼育される環境下にいる場合、飼育方法に寿命が左右されがちです。

丁寧に飼育を続ければ10年以上生きることができることを念頭においておくとよいでしょう。

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他の熱帯魚に比べて寿命は長いほう?

ヤマトヌマエビ 繁殖 寿命



熱帯魚の平均はだいたい5年ほどでしたので、それと比べるとヤマトヌマエビの平均寿命は2〜3年と短いです。

ヤマトヌマエビに限らず観賞用エビ全体で、白濁がもっともかかりやすい病気ではないでしょうか。

病気になった場合どうしたらよい?

白濁になる環境は、水温の上昇と水質の悪化によるものです。

エビは低めの水温と綺麗な水で飼育することで病気になるリスクを下げます。


特に夏場は注意が必要です。水温が28度を超え始めたら危険です。

水槽用のクーラーなどの設置、風通りのいい場所に置くなどして対処をしましょう。


また新たにお迎えしたエビに何か問題があることで、もとからいたエビに感染してしまうこともあります。

新しいエビをお迎えしたら、いきなり同じ水槽には入れず、別々にして様子を見ましょう。

エビが病にかかった時に使用する薬というものが安易に手に入れられる状況ではないようです。


もし病にかかってしまったら……水槽を綺麗にしたり水を入れ替えたりくらいしかすることがありません。

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病気にならないよう気をつけることは?

夏場の水温には気を付けること、綺麗な水にしてあげることを心掛けることです。

それ以外には、あまるほどの餌をあげないことです。残った餌が腐敗して水を、水槽を汚してしまいます。結果、それが病のもととなってしまう可能性があるからです。

まとめ

ヤマトヌマエビ 繁殖 寿命



ヤマトヌマエビに関して色々まとめてみましたが、繁殖に関しては相当ハードルが高そうですね。

初心者には少し手厳しそうなのでまずは観賞用として飼育を始めて、熟練度を増してから繁殖にチャレンジした方が良さそうですね。


どうしても繁殖を目指す場合はじっくり焦らずに知識を深めてから繁殖させるようにしましょうね。


そしてエビの病に効く薬がない・・・観賞用のエビも人気が高いので、当然ありそうですが意外です。

ないのであれば、日ごろから気を付けなくてはなりませんね。

水槽の掃除、綺麗な水、それらは飼育していく上で当然のことと思っていましたが、その当然のことをしていても病にかかってしまうこともあります。


生き物を飼育するのは、楽しさもありますがその真逆もあるのですよね。

元々短命のヤマトヌマエビのようですが、飼育方法次第では10年以上生きることもあるというのは、救いというか希望かもしれません。


丈夫に成長していけばいずれ繁殖なども成功すると思いますし、飼育の楽しさも広がりそうです。

病気回避には混泳も避けた方がよいような気がします。


もちろん、害はないと分かれば混泳もできると思いますが、ヤマトヌマエビは雑食とのことで、なんでも大丈夫というわけにはいかなそうです。

ひとつひとつ確認していけば、それほど身構えるくらい難しいわけではありませんので、観賞エビを是非、お迎えしてみてください。


以上、ヤマトヌマエビの混泳・水温・繁殖・病気などについてでした!!


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