小学生の頃、顕微鏡を使って小さな生物を観察した事がありますが、皆さまはプランクトンなどを観察したことはありますか

プランクトンは、水中や水面を漂い鯨、又は小さな魚などのエサになる事が多く、時に大量発生したときなどは海に大きな被害をもたらす事もあります。

しかし、同じように微生物と呼ばれる目に見えない生物も存在しますが、微生物はプランクトンとどのような違いがあるのでしょうね?

今回は、プランクトンはミジンコや微生物と違う?種類・餌について解説いたします。

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目次

プランクトンは微生物と違う?

プランクトンと呼ばれるものや微生物と呼ばれるものは肉眼で見る事は不可能であり、顕微鏡などでしか見る事ができないため地球上で最も小さな生物と言われています。

また、そのどちらも地球の生命の起源でもあり、また全ての生命の起源とも言えるものです。

それでは、プランクトンと微生物について少しご紹介しましょう。

・微生物

一般的には真菌生物、細菌類、ウイルスなどが知られており、その他には原生動物としてアメーバーやゾウリムシなども含まれています。

プランクトンと同じように肉眼で見る事は不可能であり水底や何かに付着して生きている物をベンスト、又は底生生物と呼び、水面の上に生活するものをニューストンと呼んでいます。

このように自分で動く能力の無い物を主に微生物と言うようです。

・プランクトン

プランクトンは、水中や水面を浮遊して生活する小さな生き物で、食物連鎖の生産者とも言えるため、地球上ではなくてはならない存在になります。

また、大きく分類すると光合成を行う植物性プランクトンとその植物性プランクトンを食べている動物性プランクトンに分類され、その他には単細胞のものや多細胞のものも存在し、微生物をプランクトンと呼んでいる場合もあります。

多くは自分で動く能力を持たないか、もしくは動いても微力であるため水の流れに逆らわず浮遊する生物を指す為、クラゲもプランクトンの一種になります。

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ミジンコはプランクトンの仲間?

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プランクトンは、動物性であれ植物性であれ、水中に大量に繁殖する小さな生物であり主に魚類などのエサになります。

中でもミジンコと呼ばれる淡水生の甲殻類は大きさが1mmほどであり、魚類などのエサになるため、プランクトンと呼ばれるもので微生物ではないとされています。

また、オスとメスが存在する高等な多細胞生物でもある為、原生生物とは言わない事からプランクトンの仲間になります。

プランクトンの種類

海洋のプランクトンの種類についてフランスやドイツ、日本などの国際チームによる大規模な調査を行った結果、少なくても約11万種類ほどの原生生物や動物性プランクトンが存在している事が判明されております。

更に理論的な予測では太陽光の届く海洋の表層には約15万種類が存在すると考えられ研究が進められているようです。

プランクトンの種類には、大きく分けると光合成を行う植物性プランクトンと植物性プランクトンをエサとする動物性プランクトンに分けられており、その種類は以下のようなものになります。

・植物性プランクトン

ミドリムシ、ミカヅキモ、ミドリムシ、ケイソウ、イカダモ、クンショウモ、ツヅミモ、ユレモ、ボルボックス、ネンジュモなどがあります。

・動物性プランクトン

ゾウリムシ、アメーバー、ミジンコ、ハリガネムシ、ワムシなどがあり、中でもミドリムシはべん毛と呼ばれる毛を使って動き、同時に自分で養分を作る事ができる植物性プランクトンと動物性プランクトンの両方の性質を持つものもいます。

また、動物性プランクトンをもっと詳細にすると体が1つの細胞でできており原生動物とよばれる「動く単細胞生物」とオスとメスがある高等な「動く多細胞生物」に分類され、それらについては以下のようになります。

・動く単細胞生物(動物性プランクトン)

アメーバー、ゾウリムシ、ラッパムシ、ツリガネムシなど。

・動く多細胞生物(動物性プランクトン)

ワムシ、ミジンコ、ゾウミジンコ、ケンミジンコなど。

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プランクトンは何を食べているの?

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動物性プランクトンは、自分よりも小さな動物性プランクトンや植物性プランクトンを食べて生きています。

また、クラゲもミジンコもプランクトンの仲間であり、植物性プランクトンが無ければ生きられない物です。

その為、植物性プランクトンを発生させる為には光合成が必要であり、それによって自らエネルギーを生み出します。

また、光合成に必要な光の他には、適度な温度も必要であり、更には栄養となるバクテリアなども必要です。

この3つが上手く溶け込み植物性プランクトンを生み出す事になります。

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池にも川にも海にもいる?

植物性プランクトンが発生する所には動物性プランクトンも発生する為、光や適度な温度、またバクテリアが発生する所にはプランクトンは発生しやすく成るため、池や川、また海にも発生します。

しかし、プランクトンは水中や水面を浮遊している為、流れの速い川では生息できず、下流や海に流れてしまいます。

また、淡水と海水ではプランクトンの種類にも違いがあり、特に動物性プランクトンではその違いが大きくなります。

海水プランクトンにはウニや貝、ゴカイなどが存在する為、プランクトンの中にベントスの幼虫が含まれていますが、淡水にしか存在しない動物性プランクトンではゾウリムシやゾウミジンコなどは有名であり、特にミジンコなどは水田などに多く存在します。

このようにプランクトンは発生する条件がそろえば淡水でも海水でも発生しますが、生息する生き物などの影響で動物性プランクトンの種類も違ってくることが分かります。


淡路島の淡水プランクトンは元気!!

まとめ

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プランクトンは肉眼では見えないですが、海や川、又は沼でも沢山のプランクトンが存在しています。

また、一口にプランクトンと言っても植物性や動物性の2種類が存在し、更に動物性の中でも棲む生物や植物などによってもプランクトンの種類が変わります。

ただの海水、又はただの川や池、沼と思っていた水中にプランクトンが存在している事は目には見えませんが、地球上の全ての生物には必要不可欠なものであり、地球の生命の源とも言えますよね。

以上、プランクトンはミジンコや微生物と違う?種類・餌についての解説でした。


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