皆さんはイグアナと聞いてどんな事を連想できますか?

樹上で顔を太陽に向けながら日光浴をする姿には、恐竜を連想させるほどの迫力がありますよね。

またイグアナの種類は多く、中でも尾に棘がある事からサンエステバントゲオイグアナと呼ばれる種類もあり、容姿はダイナミックでも意外と性格は穏やかであり、人にもよく懐く事から人気があるようです。

今回は、そんなサンエステトゲオイグアナの販売価格や飼育方法、またその寿命について解説したいと思います。

スポンサーリンク

目次

生態は?

サンエステバントゲオイグアナは、メキシコのカリフォルニア湾のサンエステバン島のみに生息するトギレトゲオイグアナの亜属になります。

温和な個体が多くハンドリングしやすい為、人気の高いペットになりますが、流通量が少ない為、なかなか手に入らないところが爬虫類愛好家達の心を掻きたてているようです。

そんなサンエステトゲオイグアナの体色は、幼体の内は鮮やかなグリーン色ですが成体になるにつれ首元のみがクロ褐色になり他は白と言うように変化する事が特徴的です。

大型種では1m~1.5mに達する物もおり、生息地は主に森林や岩場が多いとされています。

また、幼体は樹上棲の傾向が強く成体は地表棲の傾向にありますが、小型の種類になると成体でも樹上棲の行動をとることがあるようです。

スポンサーリンク

飼育方法や必要なものは?

サンエステトゲオイグアナの飼育は、一見難しそうですが最適な環境作りが整っていれば意外に飼いやすいと言われています。

基本的には大型のグリーンイグアナと同じ飼育方法であり、大型のゲージか高さのあるガラス温室が必要です。

しかし、ガラスの場合は尻尾で叩き割られた例もある事から強化ガラスの物が望ましいです。

その他に必要な物は以下の通りです。

・温度計

最適な温度は日中、28℃~35℃で夜は25℃~28℃位が適温であり、温度管理は20℃以下にならない工夫が必要です。

・バスキングスポット

爬虫類は変温動物である為、ケージ内に温度勾配を作る事で体温調節をする事から、バスキングスポットは40℃に保ち局所的に暖かい場所を人為的に作ってあげる事が必要になります。

また、バスキングスポットを作る際はバスキングライトが必要であり体を温めるだけでなく消化機能も促す事になるため必要なものです。

・保温球

保温球はゲージ内の温度を保つ為のものであり一頭飼いの場合や暖房が管理されていない場合は特に必要です。
その為、日中留守がちな飼い主や夜間冷え込む地域での飼育には必需品です。

・UVライト

紫外線ライトとも言いますが、昼行性の爬虫類は日光浴をしてビタミンD3を生成してくる病などの病気を回避している為、生きていく上では必要不可欠なものになります。

・ライト関係の保護具

爬虫類はライトの熱で火傷や失明、又はライトを尻尾で割りその破片で怪我をする事もある為、ライトのカバーとしてドームソケットなどの保護具が必要です。

・湿度

イグアナに適した湿度は60%前後なので小型のうちはゲージ内に霧吹きをかけたりして対応します。

また、成長して大型になった場合は加湿器を利用します。


その他には、棲む環境と変わらない工夫も大切であり、流木やシェルター、又は水入れも必要になります。

特に水入れは脱皮を促す為にも大きめの物を用意すると良いようです。

また、床材などは新聞紙をちぎったものでも良いですが、出来ればヤシガラなどが良く吸水性が優れている為、ゲージ内の掃除もしやすいうえに湿度を保つのに適しています。

スポンサーリンク

具体的な餌や与える頻度は?

サンエステバントゲオイグアナ 飼育 寿命



食性は、基本的に草食動物であり、野菜や果物を食べますが幼体やトゲオイグアナの場合は昆虫などの動物食もたまに食べるため、雑食になります。

しかし、与えるときは動物食が多いと病気になりやすいと言われるため、多くを与えない事が大切です。

与え方としては、新鮮なものを2~3日に一度のペースで与えピンセットなどで直接与えると人なれしやすいようです。

また、食べる量などは個体差によっても違いがある為、残った餌は腐る前に取り除くようにします。


食事シーン

販売価格や販売場所は?

サンエステバントゲオイグアナは本来気性が荒いと言われてきましたが、幼体から飼育を始めるようになってからは穏やかな性質になったため、飼いやすくなったとされています。

そんなサンエステバントゲオイグアナは人気があるわりには流通量が少なく、高級な犬や猫と同じ位の価格だとも言われており、だいたい60万円前後、小型サイズでも30万円~と決して安くはないようです。

また、安いと思って手を出してしまうと偽物だったと言う事も多い為、購入する際は注意が必要です。

爬虫類の中でもイグアナをペットに飼う人はそれほど多くはなく、イグアナを扱っているショップも主に関東圏を中心とした主要都市に集中します。

その為、購入する際には主要都市の爬虫類専門店に問い合わせる事が良いようです。

スポンサーリンク

平均寿命や成長速度は?

サンエステバントゲオイグアナは、高級な犬や猫と同じくらいの価格だと言われていますが、寿命も同じくらいで一般的に10年~15年と言われています。
中には20年以上も生きた例もありペットの中でも比較的長寿だと言えそうですね。

また、成長速度は個体差にもよりますが、一般的に早く1年で約全長が60cmほどになる為、約2年半から3年くらいで成体の大きさになるとされています。

トゲオイグアナには他にどんな種類がいる?

トゲオイグアナは尾の部分に棘がある事が特徴的で幼体や小型の物は主に樹上棲の事が多く、成体になると地表棲が多くなります。

そんなトゲオイグアナの種類は以下のようなものになります。

・サンエステバントゲオイグアナ
・マカタントゲイグアナ
・スベノドトゲイグアナ
・ツギオトゲイグアナ

飼育する際の注意点は?

爬虫類は、CB,WC,FH等に限らず全てにおいて人間にとって有害だとされるサルモネラ菌などの細菌類を持っている可能性がある為、お世話をしたり直接触れた後は必ずハンドクリーナーなどでよく洗う事が大切です。

また、水入れに入れた飲み水などは洗面所や台所に捨てず、トイレか排水口などに流すようにします。

まとめ

サンエステバントゲオイグアナ 飼育 寿命



どんなペットも飼育する際は、すむ環境によって寿命を左右することが多い為、最適な環境作りが大切になります。

特にサンエステバントゲオイグアナは、流通量も少なく希少価値がある為、いつまでも元気な姿で楽しませてほしいと願うところですよね。

以上、サンエステバントゲオイグアナの販売価格や飼育方法、寿命についての解説でした。

関連記事
グリーンイグアナの飼育方法・寿命・販売価格についてわかりやすく解説

スポンサーリンク



「自分だけのブログ」を作って月に5万円ほど稼ぐための
「健全すぎる」教科書はこちら↓