ウスタレカメレオンをご存知ですか?
カメレオンは、暑い気候で生息しているイメージで四季のある日本でなかなか見ることのないですね。
カメレオンのイメージは?仮面ライダー?色を変えるボディ?日本には生息していないですが、さまざまな想像をするくらい身近な生き物といえます。
カメレオンの中でもウスタレカメレオンは、湿度の高い森林に多く生息しており、危険を感じるとカメレオン特有の体を大きく膨らませ、体の色を変えます。
カメレオンの中でも丈夫で性格も温厚で落ち着いていて飼いやすいです。カメレオンを飼いたいけど・・・と悩んでいる方におすすめです。
目次
飼育方法や必要なものは?
では、飼うために必要なものはなんでしょう?
まずはケージです。ウスタレカメレオンは、60センチくらいに成長するのでケージを購入する際は60センチ以上のケージが必要です。
またカメレオンならどのカメレオンでもいえることですが、木の上に登るので木の準備も必要です。つまりケージの準備としては大きくて高さがあるのが望ましいです。
さらに一番気を配るのが気温です。先にお話しましたが、カメレオンは、暑い気候の生き物です。気温は25度くらいを保つために紫外線ライトや保温球、バスキングライトなどを準備しましょう。湿度も必要なので1日2回くらい霧吹きでケージに湿度を作りましょう。
水を切らさないことも重要です。普通の生き物と違ってウスタレカメレオンは、動くものに対して食します。
水も流れがないと、水やり場では、飲みません。水入れにエアーポンプを入れて動かしたりドリップ式で水を落としてあげましょう。
気をつけることは水も動かさないと飲まないということです。命あるもの、すべて水を飲むことで生きています。生きるために水は大事です。しっかり飲める環境を作ってあげましょう。
具体的な餌や与える頻度は?
ウスタレカメレオンは、生きた餌しか食べません。
先にお話しましたが、水も動いていなくてはなりません。餌もそうです。
生きた昆虫が常に必要です。ただ、植物も食べます。慣れると肉も食べるというお話もありますが、動くということが重要です。
餌もおもにコオロギ等の昆虫です。ピンセットで与えるのがおすすめです。
慣れるまで怖がるウスタレカメレオンもいますが、慣れたら食べてくれます。
イエコやフタホシも食べます。偏食することもあり急に今までの餌を食べなくなった、ということもあります。そのときはこまめに変えてあげましょう。
ちなみに若いウスタレカメレオンは、1日コオロギ10から15匹食べます。
年齢を重ねると2日で10から15匹に変わります。
できれば新鮮なコオロギのストックが望ましいです。
コオロギを1匹づつ、ピンセットで与えるのが理想です。そのままケージの餌箱にやると舌があまり伸びなくなったり、箱に舌をぶつけたり口内炎や感染症になるからです。
販売価格や販売場所は?
ウスタレカメレオンは、大人でだいたい1万円~3万円です。赤ちゃんカメレオンは、8000円ほどです。
赤ちゃんが手ごろなお値段なのは、赤ちゃんカメレオンが飼育が大変だからです。
さらに手に入れるときは、ペットショップやカメレオン専門店で購入できます。
昆虫類は対面販売が義務付けられており、通信販売はできません。
平均寿命や病気になった時の対策は?
ウスタレカメレオンの平均寿命は約5年です。
しかし、ウスタレカメレオンのけがの多くはケージトラブルです。
止まり木から落ちたり、ケージに挟まったり、ケージにぶつかったりして骨折やけがをします。
極力けがのないように、飼育する際はしっかりセッティングしてあげましょう。
さらに病気は感染症や寄生虫、脱腸などがあります。
感染症はけがから起こることもあれば、先に話したように舌を伸ばすことで餌を食べますがその際に、うまく餌を取れないときに壁などにぶつけて口内炎になったり、感染症を引き起こしたりするのです。
そうなったら、自宅治療を考えずに、獣医さんにみてもらいましょう。
5年の寿命を全うできるように気配りと管理が大事です。
繁殖方法やオススメの見分け方は?
では、ウスタレカメレオンはどうやって増やすのでしょう?
まずはウスタレカメレオンのオスとメスの見分け方ですが、オスは60センチ前後、メスは40センチ前後でメスのほうが小柄です。
体の色はオレンジや黄色、白などの帯模様ですが背中とお腹にとげのようなうろこが並ぶのが特徴です。
オスは頭部が高く伸びます。さらにオスは後肢に突起があり、メスは妊娠すると色が変わります。
まずは10ヶ月未満のウスタレカメレオンをオスメス同居させるのは避けましょう。
しっかり繁殖機能が成長した10ヶ月以上経ったウスタレカメレオンに繁殖させましょう。
しかし、カメレオンは基本、単独行動の生き物でオスメス同居させても繁殖がうまくいかず、オスがメスを攻撃することもありますので繁殖は注意深く見守りましょう。さらにメスの繁殖する状態、交尾の状態だとすぐに繁殖行動ができます。
まずは、オスとメスの顔合わせをして状況を見守りましょう。
もしメスが妊娠したら体の色が黒く変わります。単独で飼育して卵が生まれるのを待ちましょう。大体一ヶ月ほどで20個から40個の卵を産むとされています。
飼育の様子
飼育時の注意点は?
ウスタレカメレオンは、初心者でも飼いやすいカメレオンですが、基本臆病です。しかもストレスに弱いのです。
ケージに複数のウスタレカメレオンを飼ったり、ほかのカメレオンが見える場所で飼うことは避けてください。
基本は単独で飼ってあげましょう。
落ち着いた静かな場所で飼ってストレスを軽減させましょう。
水分も大事です。先にお話しましたが、動くものを食べたり飲んだりします。
水を飲んでいるかチェックして脱水にならないようにしましょう。
飼育時には、ストレス、水分、湿度に気を配ることが大事です。
まとめ
ウスタレカメレオンは、カメレオンの中でも飼いやすいですが、日本で生息していない生き物です。
飼うためには気候や湿度などをウスタレカメレオンの体に合わせてあげる必要があります。
それが寿命を延ばし、元気に過ごす秘訣です。
きれいなカメレオンカラーで癒されたいですね。
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