「世界三大奇虫」と聞いて何の事か分かる方、またどの種類の虫なのか?が分かる方はかなりマニアックな方ですよね。
まあ、この「世界三大奇虫」と言うのもマニアの方たちから与えられし称号なのですが、凄く噛み砕いて要約すると「見た目が気持ち悪い虫」と言う事です。
ちなみに3種挙げていくと
①ヒヨケムシ
②ウデムシ
③サソリモドキ
これらが名誉?ある世界三大奇虫なのですが、今回はこの中から「ヒヨケムシ」についてご紹介していきたいと思います。
ヒヨケムシが何か知らない方からしたら、名前から察していくとどの様な虫を想像するでしょうか?
名前のアクセントをどこで切るかでイメージする虫の種類が変わってきますよね。
要は「ヒヨ・ケムシ」なのか「ヒヨケ・ムシ」なのかで。
前者のアクセントで切るのであれば「毛虫の仲間なのかな?」とボヤっと思い浮かべそうですし、後者のアクセントの切り方だと「日を避けるから夜行性の虫なのかな?」とか色々想像しますよね。
では一体、ヒヨケムシとは何者なのか?下記よりご紹介していきましょう。それではどうそ。
目次
生態は?
ヒヨケムシとは分類上は節足動物門鋏角亜門クモ綱ヒヨケムシ目に分類される生物の総称になっています。
何か長たらしくて分かりにくいですが、簡潔に説明するとクモに近い仲間です。
世界三大奇虫と言うだけあって見た目のパンチはかなり効いてます。
あまり耐性の無い方は見ない方がいいかも・・・と迄は言いませんが、調べる場合はある程度気持ちを落ち着かせてから検索して下さい(笑)。
話を元に戻しますが、ヒヨケムシは総称と書きましたが、その種類は約1,000種以上存在していると言われています。
これだけ種類が存在しているのでサイズも大小様々で、小さい物は1㎝以下で大きい物は15㎝程と言われています。
ただ大半の種は約5㎝前後のサイズみたいです。
これらヒヨケムシの分布エリアですが、アフリカ及び南米の熱帯・亜熱帯、砂漠等の乾燥地に分布しています。
基本的には夜行性で一部昼行性のタイプも存在しています。また、脚が早いタイプも存在し時速16㎞を誇るスピードタイプもいるので恐怖でしかありません。
全体的な見た目のインパクトは抜群なのですが、そのインパクトを強めている部分として巨大な鋏角も挙げられるでしょう。
破壊力抜群の鋏角で捕食対象を「カブッ」と葬る訳ですね。
本当に世界には色んな虫が居るものだな、とまじまじと思わせてくれます。
尚、生態に関してはまだまだ研究がなされていないので不明な部分も多く、これから判明する事も出てくると思われます。
ヒヨケムシの種類にはどんなものがいる?
冒頭でもヒヨケムシの種類は約1,000種以上存在している、と記載しましたが、ここからはその中で主だった種類を紹介していきましょう。
①ブラックキラーヒヨケムシ
ヒヨケムシの中で一番人気と言われている種類ですね。
これに関しては、他のヒヨケムシと異なりカッコいいです。
名前もカッコいいですが、名前負けしていません。
②イエロージャイアントヒヨケムシ
これは中々パンチの効いたカテゴリに属するヒヨケムシです。
「THE・ヒヨケムシ」って感じですね。
③イエローフェザーヒヨケムシ
全体的に「モフッ」としています。
脚が毛でモフモフしているのですよ。
これら3種が日本国内で流通している種になるのでご紹介させて頂きました。
入手方法や販売価格は?
そんな恐怖のヒヨケムシですが、実はペットとしての人気がジワジワと出てきているみたいなのです。
ノーマルタイプな私からしたら「本当かよ」と少し敬遠気味な見方をしてしまいますが、好きな人は好きなんでしょう。
入手方法に関してですが、昆虫・爬虫類を販売している専門店にて入手出来ますが、常時売られている訳では無いみたいです。
ペットとして飼育出来る種類を輸入しているの輸入数自体は非常に少ない模様です。
どうしても欲しい場合は販売店に問い合わせるかネット通販サイトで入荷状況を逐一チェックした方がいいでしょう。
また販売価格に関しては、平均的な価格になるとおおよそ10,000円前後が1つの目安になってくると思います。
飼育方法や必要なものは?
ヒヨケムシの飼育方法に関してまずお伝えしなくてはいけない点は、飼育方法その物が確立されていない、と言う点です。
飼育例が少ない点や上記でも記載した様に生態そのものが不明な点が多い事が理由として挙げられます。
従いまして、飼育方法に関して記載する部分に関してはあくまでも正解とも不正解とも言い難い部分がある事を先にお伝えしておきます。
ヒノケムシの種類によっても若干飼育法は異なる様なので共通する部分を紹介します。
まず飼育ケースは必須ですが、サイズはW60㎝程度のサイズで高さも30㎝程あれば問題無いでしょう。
そのケースに床材としてデザートサンドを用意しましょう。
デザートサンド以外では、黒土や砂と粘土、沈泥を混ぜ合わせた物を使う場合もあるようです。後、隠れ家としてコルクバークが使えるみたいです。
バスキングライトに関しては要・不要論様々です。だいたいこんな感じですが、時の経過とともに徐々に確立されてくるのでは無いでしょうか?
具体的な餌や与える頻度は?
ヒヨケムシの餌に関してですが、コオロギやミルワームを2日1度程度与えると良いでしょう。ミルワームの飼育・繁殖方法を以下の記事で紹介しているのでうまくいけばエサ代を節約することができます!!→ミルワームの飼育方法!飼育容器や温度、餌についてわかりやすく解説
頻度に関しては1日に1度でもいいかも知れません。
最低2日に1度と思って頂ければ。
ただ最初は環境の変化に戸惑い、中々餌を食べない個体もいるみたいなので、飼育ケース内で巣穴を作り落ち着く環境が作れた後、状況を見て餌を与えていくと良いでしょう。
ヒヨケムシの食事シーン♪
平均的な寿命はどのくらい?
ヒヨケムシの平均的な寿命は約1年前後と言われています。
あくまでも平均寿命なのと、今迄散々記載してきた様に飼育に関して確立されていない点、右往左往して飼育している状況なのですぐに死んでしまう事もままあります。
1年飼育出来れば立派なものでしょう。
飼育する際の注意点は?
ヒヨケムシの飼育時の注意点に関しては、端的に言うと「全てに於いて注意すべし」と言う所なのですが、漠然とし過ぎていますよね・・・。
種類によっては乾燥させ過ぎるのもよくないみたいで蒸れるとNGな場合もある様子。
容器に水を入れて適度な加湿を与えなくてはダメで湿度管理が大事になってくる模様です。
まとめ
ヒヨケムシに関して記載しましたが、詳しい生態が不明な点と飼育方法が確立されていない為、抽象的な書き方になっている部分もありますが、申し訳ありません。
いま正しいと思っている事も詳しく分かっていくにつれて間違いだった、となるかも知れませんし、その逆もあるかも知れません。
詳細に関してはもう少し時の経過が必要かも知れないですね。
まあ、少し見た目のパンチが効きすぎているので飼育される方が少ないのと、そもそもの輸入数が少ないって言う点があるので何とも言い難いですよね。
個人的にはパンチ効きすぎて苦手な部類ですが、こういう系が好きな方はドハマりするんだろうなーとも思います。
以上、ヒヨケムシの飼育方法や販売価格、種類について解説でした!
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