魚は好きですか?
最近、さまざまな生き物で癒される方が増えています。猫カフェに始まり、ふくろうやハムスター、ヘビなどさまざななカフェができて、そばで飼えなくても触れ合う機会は増えました。
そんな中でバルーンモーリーはご存知ですか?
バルーンモーリーはメダカの一種です。メダカを品種改良したのがバルーンモーリーで体はメダカとは異なり、丸くて色もオレンジ、シマシマ、黒など様々です。
体長は4センチほどで、お腹がぷくっとしていて、泳ぎ方も愛嬌があり、かわいいと人気があります。
特にバルーンモーリーの中でも稚魚の可愛さは、ダントツです。
成体もかわいいですが、稚魚はさらに丸みがあり、コロコロしてなんだか魚ではないような、なんともいえないかわいさです。
そのため、稚魚の愛らしさを見たい!繁殖される方もいらっしゃいます。
ネットで見ていただければ、バルーンモーリーのかわいらしさ、稚魚の愛らしさが想像以上だと感じていただけると思います。
目次
バルーンモーリーの雄雌の見分け方は?
まず、稚魚で購入したら、生後2ヶ月ほど雄雌の判断がしにくいので気をつけてください。
バルーンモーリーの雄は、お尻、肛門の辺りの付け根のひれが長くなっており、うちわのような扇のような形になっているのが雌です。
先にお話しましたが、生後2ヶ月前後までは、雄雌両方とも付け根のひれが扇形で、雌ばかりいると勘違いする方がいらっしゃいますが、徐々に区別ができてきますので、しばらく待ちましょう。
雌雄の見分け方を動画で解説♪
バルーンモーリーの繁殖・出産までの方法は?
バルーンモーリーの繁殖において水質が重要です。
弱アルカリ性を維持して毎日餌を与えて、繁殖しやすい環境にしましょう。
実は、バルーンモーリーは水質に敏感で水質が変化すると体調に影響してしまい、病気になったりして繁殖どころではなくなるからです。
しかし、水質を維持して繁殖しやすい環境だと、1回の交尾で50匹ほど増える位の繁殖能力があります。
バルーンモーリーはお腹が膨らんでいるため、出産するときに気づかないこともあります。
呼吸が荒くなったり、水槽の側面に鼻先をつけて上下しながら動いたり、他の仲間などに神経質になっていたりしたら、出産かもしれません。
さらに出産の場合は、バルーンモーリーを隔離して出産用の水槽や箱に移して出産を待つこともあります。この場合も水質が重要ですので気をつけてください。
バルーンモーリーの求愛♪
妊娠したかどうかの見極めは?
先にお話しましたが、バルーンモーリーはお腹がぷっくりしているために、少々のふくらみでは妊娠が気づきにくいです。
交尾も体を当てるような、攻撃的な部分があり、いつ交尾をしたか分かりにくいです。
いつもより、お腹が膨らんでいるなと感じたときに、例えば、先に話した上下に泳いだり、神経質になったり、水面近くや水底でゆっくり泳いだりしているとき、さらには肛門が膨らんでいるか確認してみましょう。
目安は、他のバルーンモーリーの雌のお腹と比べるとわかりやすいかもしれません。
バルーンモーリーの育て方や飼育に必要なものは?
まずは、バルーンモーリーを複数飼うか、単体かですが、単体の場合は20センチくらいの小さめの水槽でも大丈夫ですが、複数飼うときは60センチ水槽を準備しましょう。
水草も重要で、水草はバルーンモーリーの餌ともなるし、隠れ家ともなる役割があります。必ず準備してあげましょう。
ほかには、ろ過フィルターや底砂です。底砂は、目の細かいものでバルーンモーリーが体を傷つけないものがおすすめです。さらには掃除しやすいものを選びましょう。
ヒーターや温度計、カルキ抜きのセットも大事です。水温は23度から28度が目安です。
水質はバルーンモーリーの健康を左右するものだからです。
バルーンモーリーの出産の様子♪
バルーンモーリーの餌や与える頻度は?
餌は、人工の餌で充分です。天然の餌では、乾燥アカムシや乾燥ブラインシュリンプなどがおすすめです。ただ、餌で水槽が汚れやすくなるので気をつけましょう。
さらに、あまり大きい餌はバルーンモーリーは食べにくいので程よい大きさで与えましょう。
餌の頻度は1日2回、食べ切れるくらいの量をあげましょう。
あまりたくさん与えると肥満になり転覆病の原因となるので気をつけて、様子を見ながらあげましょう。
人の手から餌を食べる素敵な姿♪
寿命や病気の対策は?
では、バルーンモーリーの平均寿命はどのくらいでしょう?
大体2年から3年です。
しかし、バルーンモーリーを飼うのは簡単ではありません。
繰り返していっていますが、弱アルカリ性の水質を維持することが第一条件です。さらには、水槽を汚す糞や餌の残りなどは、気をつけて、水槽は1週間に1回は掃除します。
掃除は、すべての水を替えるのではなく、水槽の3分の1ずつ変えていきます。カルキ抜きもしっかりしてあげましょう。
ほかには餌ですね。転覆病とお話しましたが、小さな魚に多い病気です。食べ過ぎに気をつけましょう。
水質悪化が原因で、細菌感染として白点病や尾ぐされ病になりますので、水質維持はバルーンモーリーの1番の病気対策です。
まとめ
バルーンモーリーは見ているだけで癒されます。
かわいい、そして見かけも愛らしい、そんなバルーンモーリーを飼って癒されたいですね。
ただ、飼育は簡単とは言いがたいです。掃除は頻繁に必要だし、餌の管理も重要です。
稚魚も捕食されないように隔離したり、手をかけてあげる必要があります。
しかし、生き物を飼うときはすべてにおいて簡単はありません。一緒に過ごす時間のために、しっかり飼ってあげましょう。
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