マンボウ、大きい魚ですよね?
ゆっくりのんびり泳ぐ姿は、愛らしくも感じます。顔も特徴があってかわいいですね。水族館でしか見る機会がありませんが、マンボウは、
どんな生態なのでしょう?
卵は何個産んでどう育つのでしょう?
マンボウの卵についてスポットを当てていきます。
目次
マンボウは卵を何個ぐらい産む?
マンボウは、日本近海で見ることができます、このマンボウという名前は日本の和名です。体長は3メートル、体重は2トンになる大きな魚です。
しかし、マンボウの生態はまだまだ解明されていないところが多いです。
一般説で「マンボウは卵を3億個以上産んで残るのは2匹」と言われています。
この説も実際、見たという確認はなく、マンボウが何個の卵を産むかもわかっていませんし、何個残るかも分かっていません。
マンボウの研究の中で、確かにたくさんの卵を産むことは分かっています。
マンボウは弱い魚とも言われています。
ジャンプの衝撃で死んだり、傷で死んだりするという説があり、マンボウ=弱いが、さまざまな説を産みだしています。
マンボウの卵の生存率は?
先に話しましたが、卵が3億個とも生存が2匹とも、はっきりしたことは、わかっていません。
なぜなら、もし3億個卵を産んでいてそこから100匹残っても海にはマンボウがあふれています。
しかし、実際はマンボウはあふれていません。
だから、一般の説では、3億個生まれて、その卵は、他の魚にほとんどが食べられて、残る生命は2匹ほどという説です。
マンボウは、出産は、卵をどこか藻や岩穴に生みつけることはありません。海中で産みっぱなしです。
そうすると、無防備に卵は海中に散乱して、他の魚に食べられるリスクが高いのです。2匹というのは、マンボウが生きるため、絶滅しないための予想の数といえます。
ちなみにマンボウは、寄生虫などに寄生されやすく、生きている状態でも40種類ほどに寄生されているといわれています。
寄生虫だらけでもがんばって生きるマンボウ、けなげですね。
マンボウの幼生、稚魚の育ち方
マンボウは、苛酷な環境を過ごしているといえます。
では、生き残った卵は、どう成長していくのでしょうか?
孵化した稚魚は、全身にとげがあります。
マンボウの大きさや形などイメージしてみたら稚魚は全然似ていません。
マンボウは、おびれなどありませんが、稚魚には尾びれのようなものがあります。尾びれと勘違いする膜鰭といわれるものです。普通の魚と違っているのは特異性からできた魚だからです。
ちなみに何億個とも言われる卵から無事孵化した稚魚は、トゲのある稚魚となり、敵から身を守りながら1人で成長します。
とげが何か攻撃性があるとかではなく、いかつい形で敵を追い払う?イメージです。
どのくらいで成体になるかは、はっきり分かっていません。
ただ、成長する中で姿が変わっていき、尾びれのような膜鰭もなくなり、とげもなくなっていきます。
マンボウは最大でどのくらいになるの?
小さな卵から生まれたマンボウは、徐々に大きくなります。
発見された情報で、4.2メートルの大きさ、体重2.3トンのマンボウの情報があります。
大きいですよね?
しかし、産まれる卵は2.3mm、1g以下です。
なんと大きさは卵から100万倍以上に成長するのです。まさに自然界のナゾですね。
マンボウの肌が弱いってホント?
マンボウは、あらゆる都市伝説を持った生き物です。
衝撃で死ぬ
太陽を浴びたら死ぬ
まっずぐしか泳げなくて死ぬ
寒さで死ぬ
水中の泡が目に入って死ぬ
など数を上げたらきりがありません。
その中でも、皮膚についてですが、太陽を浴びたら死ぬといわれる原因と関係しています。
寄生虫がマンボウには共存しています。
しかし、寄生虫を予防や治療するために、マンボウは日光浴をします。水面で浮いて日光により寄生虫を減らそうとします。
かもめなどに寄生虫を食べてもらうなど考えられます。
その行為が浮いて死んでいるように見えることがあります。
そうはいっても、皮膚は強くありません。マンボウの皮膚は、ざらざらしています。
何かでこすれたり、怪我したりして傷から感染症、細菌が入り、病気になる可能性があるのです。
ただ、都市伝説のような極端に弱い魚ではないようです。
素早いマンボウ!
マンボウの骨格が変?
マンボウの形は、私たちのナゾでもあります。
私たち人間は骨で体を作っています。骨が大事です。
しかし、マンボウは骨格が少し変わっています。
もともとフグが進化したといわれています。
マンボウは、丸みのある魚でしかも大きいです。
敵が丸呑みできない大きさです。これがマンボウの敵から身を守る進化言われています。
この進化の過程で丸みを作るためには、骨が邪魔です。骨があると丸くなれないからです。
そのため、ハラビレ、尾びれ、お腹周りに骨がありません。
尾びれに見えるマンボウのひれは、鳥の羽のようです。骨がありません。
お腹を骨が守るのではなく、筋肉が守っています。
ただ、筋肉は骨ほど強くないため、骨のない部分はマンボウの弱点でもあります。
まとめ
マンボウ、不思議な生き物ですね。
その形といい、幼生からの成長、卵の数、さまざまな点でまだ分からないことが多いです。
まっすぐしか泳げない不器用な魚のイメージですが、じつはマンボウなりの身を守るための自然界のルーツがあるのかもしれません。
そう思って水族館でみると、マンボウも面白く、興味が湧きますね。
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