「ハシビロコウ」と言う大型の鳥をご存知ですか?
TV番組なんかでも取り上げられたりした事があるのでご覧になって知った方も多いかも知れませんね。
ハシビロコウって殆ど動かない、と言われジッとしているだけなのに何故か人気がある不思議な鳥ですよね。
まあ実際の所は動かないって事は勿論ないんですけど、イメージとしてはジッとしているイメージが強いかと思います。大きなクチバシと鋭くシャープな目つき、その佇まいは威厳すら感じてしまうくらい威風堂々としてます。
ただ、謎に満ちた部分も多く、そのミステリアスな面も人気の要因なんでしょうか。
今回はそんなハシビロコウについて皆さんにご紹介していきたいと思います。それではどうぞ。
目次
ハシビロコウの性格
ハシビロコウの性格についてですが、勝手なイメージながらあまり動かないのでおっとりした性格なのかな?と思われがちですが、実際はどうなんでしょうか?
実際のハシビロコウの性格は意外?にも攻撃的なアグレッシブな性格をしています。
動物園等の飼育施設で同じ場所に複数の個体を生活させると壮絶な喧嘩が始まります。
ハシビロコウは孤独を好む性格で基本的には単独行動をしています。
孤独を好むと言うものの、動物園で普段お世話をしてくれる飼育員さんに対して頭を下げてお辞儀をする仕種をしたりする可愛らしい一面を持っています。完璧なツンデレ属性ですよね。
そこらへんも含め人気がある要因なんでしょうね。
攻撃的な性格で孤独を好む、しかし気にいった相手には敬意を表しお辞儀をする、うーん謎が深い性格ですが何か不思議と惹き付けられてしまう感じはありますよね。
可愛くお辞儀をするハシビロコウ♪
ハシビロコウの平均寿命は?
お次はハシビロコウの平均的な寿命に関してですが、実際の詳しい寿命は現時点では解明されていないものの、日本で飼育されている中で一番長寿なハシビロコウは推定年齢47歳以上と言われています。
かなり長寿なハシビロコウですが、伊豆の「伊豆シャボテン動物公園」で飼育されている「ビル」と言うオスのハシビロコウが推定年齢47歳以上と言われているハシビロコウです。
と言うのも、1971年に日本に来た段階で既に成鳥していた様で実際の年齢が分からないので「推定」となっているみたいです。いずれにせよ、長生きしているのは間違いないですね。
伊豆方面に行く予定がある方はお時間あれば一度立ち寄ってみては如何でしょうか?
ハシビロコウが動かない理由
先程から重ね重ね「ハシビロコウは動かない」と言っていますが、何故ハシビロコウは動かないのか、と言う点を紐解いていきましょう。
動かない理由を簡潔に述べると「餌となる魚を捕獲する為の習性」だからです。
野生下のハシビロコウは「肺魚」と言う魚を好んで食べるのですが、この肺魚と言う魚は数時間の一度の割合で水面に空気を吸いにくるんですよね。その空気を吸いに来た所を「ガバッ」と食べる為、ジッとして今か今かと待ち構えている訳です。
故にジッとしている事が多いんですよね。
実際に動物園で展示されているハシビロコウを見に行く場合は少し腰を据える気持ちで見学した方がいいかも知れないですね。
最後の方にまさかの動き!!
ハシビロコウは飛べるの?
冒頭で「大型の鳥」と記載しましたが、そんな大型のハシビロコウは飛ぶ事が出来るのでしょうか?
まずその答えを紐解く前にハシビロコウの平均的なサイズを見ていきましょう。
ハシビロコウは足元から頭の先まで平均的なサイズで約130~140㎝程で翼を広げると約250㎝程にもなり、かなりのサイズではあります。
このサイズ感ですが、飛ぶ事は一応出来るみたいです。
ただ、その飛ぶ姿はさながら「プテラノドン」を想起させる姿です。かなり迫力ありますよ。
ハシビロコウの値段は?(動物園が購入する場合)
個人でハシビロコウを飼育する事はまず無いと思いますし、個人向けに販売もしていないだろうと思いますが、ハシビロコウの価格って幾らくらいなんでしょうかね?
動物園が購入する価格なんで余り表に出ない話なんで眉唾な部分もありますが、一説によると約250万円前後程するみたいです。
あくまでも「推定」なんで参考程度に見て下さいね。
ハシビロコウの鳴き声はどんな感じ?
ハシビロコウは余り鳴く事は無いのですが、その代わりと言ってはなんですがクチバシを鳴らして音を出しコミュニケーションを取る「クラッタリング」と言う行為を行います。
これはクチバシを叩き合わせる様にして音を出し、仲間との合図としてこのクラッタリングを用いています。
動物園でも鳴いているシーンを見る事は稀だと思いますが、クラッタリングはタイミングさえ合えば見る事は可能だと思いますよ。
マシンガンのよう!?
雛を日本で見ることができる?
ハシビロコウの雛に関してですが、日本で見る事は現時点では難しいと言えるでしょう。
と言うのもハシビロコウの飼育下での繁殖は日本ではまだ成功例が無く、世界を見渡してもたったの2例しかありません。
それ程、繁殖が難しいと言われているのでいつか日本で繁殖が成功し雛が日本で見られる様になる事を期待して待ちましょう。
まとめ
独特な雰囲気を醸し出しているハシビロコウですが、こうやって見てみると何となくではあるものの人気が出る要因が分かる様な気がしなくもないです。
鋭い目つきをしているかた思えば、愛嬌タップリにお辞儀をする様なんかみてしまえばギャップ萌えですよね。
世界で見ると減少しているハシビロコウではありますが、日本国内でも動物園等で見る事は可能なのでハシビロコウを展示している動物園が身近にあれば一度お立ち寄り頂ければと思います。
以上、ハシビロコウの寿命!飛ぶ姿・鳴き声・性格・値段を解説でした!!
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