鷲は、大きくて鳥の王者のような印象を受けます。
くちばしはするどく、一瞬で獲物を加えてどこかへ飛び去っていく、かっこいい姿。
鷲は、タカ目タカ科で鋭い爪、つかむ力が強く、曲がったくちばしは、獲物を逃しません。
その強さと気高さ、気品などは私たち人類から尊敬や敬意、憧れなどになっております。
戦闘機の名前に「イーグル」が使われたり、世界でも国旗になったり、スポーツのキャラクターになって、あるいは、警察のシンボルになったりと、私たちの生活に王者の象徴、正義の象徴となっています。
そんな鷲ですが、大きさはどのくらいあるのでしょう?
目次
鷲の生態
世界にはさまざまな鷲がいます。
ハクトウワシは、翼を広げたら1・8mから2・3m、オオワシはその名の通り、2mから2.5mと大きいです。
私たち、人間がすっぽり入るくらい、そのくらい翼を広げた鷲は大きいのです。
体長は、1メートルほどですが、翼を広げると倍くらいになります。
黒褐色で、目と口が鋭く、歴史の中でも鷲やタカを使って人間は狩りをしていたくらい、人と鷲には古くから関わり合いがあります。
鷲は、慣れると忠誠心が強い鳥なのでしょう。
鷲の種類
では、鷲の種類を見ていきましょう。
鷲にはさまざまな種類がいます。
先に話しました、ハクトウワシ、オオワシ、イヌワシ、オジロワシなどがいます。
オオワシは日本でも生息しており、国の天然記念物です。
ここでよく比べられるのが、タカです。タカとワシって?というお話になりますが、結論から言うと、鷲と鷹は、生物学的な区別はありません。
比較的大きな鳥が鷲で、比較的小柄な鳥が鷲なのです。
先にお話した大きさの話ですが、全長80センチから90センチのものが称して鷲といわれています。
鷲って案外・・・いい加減な定義かもしれませね。笑
ただ、憧れの鳥の象徴であることは確かです!!
鷲はペットで飼える?
では、こんなに翼を広げると2メートルにまでなる鷲ですが、家で飼うことは可能でしょうか?
基本、ワシ・タカ・ハヤブサなどは国の特別な許可が必要です。
先に紹介したようなオオワシは国の天然記念物で飼育はできません。
日本固有のワシは基本的に飼育できませんが、外国産の鷲なら飼うことができます。
ただ、外国産の鷲でも犬や猫のように買ってすぐに飼育・・・とはいきません。
猛禽類で管理はしっかりしなくてはいけません。飼う際には、しっかりとした飼育スペースにケージを準備して自治体に申請を出して、許可を受けて飼うことになります。
それだけ、飼う為には責任が伴う鳥なのです。
かっこいい、飼ってみたいという、ちょっとした気持ちでは飼うことができません。維持費も飼育スペースも費用もけっこうかかります!!
飼育方法は?
では、鷲を飼うためには、どんな準備が必要でしょう?
まずは、飼育用のケージを作ることが必要です。市販のものでは、鷲は生活できません。飼育スペースは、だいたい畳6畳くらいの広さが必要です。
網などのネット状や材木で作ります。檻ですね。
餌や水飲み場も確保しましょう。さらには止まり木も作ってあげます。
餌は冷凍ネズミやハト、ウズラなどです。
大きさは重要で、もともと自然界を自由に飛び回る鷲です。ストレスを溜めないように飼育環境を整えてあげましょう。
さらに、肉食なのでケージの掃除をしっかりしましょう。餌の残りで生臭くなったり、ケージが汚れては病気の原因となります。飼う際は、情報収集をしてしっかり環境を整えて迎えてあげましょう。
鷲の鳴き声は?
では、大きな鷲ですが、どんな鳴き声をするのでしょう?
鳴き声は、種類によって異なりますが、グワグワ、カッカッ、ピューなどです。
声の大きさは、鷲それぞれで、同じ種類でも声が大きい鷲と小さい鷲がいます。
さらに幼いうちに飼うと鳴き声もそこまでうるさくないという説もあります。
声の大きさは、鷲といえども個人差があるものです。飼ってみないとわかりません。
ただ、近所の迷惑のかからないように鷲を飼う際は、防音設備を作ることをおすすめします。鷲も自然のものです。
犬のように声がうるさいからと声帯を調整することはできませんし、鳴く声の制限はストレスとなります。
動物園の鷲の鳴き声
鷲の値段
では、鷲の値段はどのくらいするのでしょう?
鷲は外国産に限り、許可による飼育はできますが、簡単に手に入る値段ではありません。
ダルマワシで130万円です。ワシやタカは市場価格は、高額で数十万から数百万円と言われています。
アメリカの国鳥、ハクトウワシは160万円位するといわれています。外国産といえども、決して安い買い物ではありません。
自分でみて、健康状態や大きさ、性格などをしっかり確認しましょう。
まとめ
鷲、凛としたかっこよさがあります。
ただ、飼うとなると・・・鳥の王様です。
値段的にも覚悟がいる買い物になります!!
鷲を育てることは理想ですが、しっかり寿命を全うできるように飼いましょう。
飼えなくても、動物園で見るだけでも迫力を感じることができます。
ぜひ、鷲の迫力を身近で感じてみるのはいかかでしょう?
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