カワウソ、最近見たことはありますか?
水族館や動物園でしか見られなくなりましたね。
カワウソという名前は聞きますが、どこに生息しているのか分からない方も多いはずです。
昔は北海道から九州までの河川や砂浜、磯などに生息していたカワウソですが、1979年に目撃されて以来、見たという情報がないくらい野生のカワウソの生態が報告されておりません。それもそのはず、カワウソは今では絶滅危惧種に指定され、特にニホンカワウソは絶滅したといわれています。
目次
カワウソの生態
そんなカワウソは、イタチ科カワウソ亜科に属しており、「泳ぐイタチ」と呼ばれています。
体長40センチから65センチ、尻尾が25センチから35センチあります。胴長短足ですが、動きは速く、泳ぐことも陸で生活することもできます。
カワウソの体の毛は、水中での体温低下にも対応しており、2重構造の毛で熱を逃がさないようになっております。
特に下毛が密集しており、保温性に優れています。
さらに水中で外敵に用心するため、外の様子を見るために、目と耳、鼻は一直線上に配置されており、水中にもぐって水面に顔を出すときにすぐ感覚が戻るようになっています。
肉食系でザリガニやカニ、魚を捕まえて食べます。小臼歯が発達しており骨を噛み砕くほど強いです。
カワウソの種類
カワウソ、よく顔を見るとつぶらな瞳でかわいいです。
ペットで人気の高いフェレットと同じイタチ科です。可愛いはずですね^^
そんなカワウソの種類ですが、まずはニホンカワウソが私たちが見ることができたカワウソです。
先に話しましたが、1979年ごろに確認されてから肉眼の確認は、情報として入ってきていません。
乱獲が原因で絶滅したといわれています。大きさは55センチから80センチ、体重は5kgから12kgほどです。
ほかには、コツメカワウソです。
インドや中国南部などで生息してつめがとても小さく、体も小柄なカワウソで耳や鼻の穴を自由自在に閉じることができる特徴があります。ツメから名前の由来がきていますね。
→コツメカワウソの飼い方・値段・飼う際の注意点について解説
ツメナシカワウソは、南部アフリカに生息しており、体長は大きく、70センチ以上あり、体重も15kg以上あります。つめが退化してほとんどなく、水かきもありません。
ザイールカワウソもアフリカの中部。西部に生息していますが、はっきりしたことは解明されておりません。ただツメナシカワウソ同様、大柄なカワウソです。
南アメリカにはオオカワウソがいます。その名の通り、体の大きなカワウソで体長80センチ以上150センチのものもおり、体重は25kgから35kgで集団でワニをも襲うといわれています。
単独行動の多いカワウソですが、オオカワウソは群れで行動しています。
ほかにもスマトラカワウソ、チリカワウソ、ビロードカワウソなどいます。
お時間あったときにネットで見ていただければ、さまざまな顔のカワウソがいることが分かります。
ノドブチカワウソは、ほかのカワウソより黒褐色で喉の辺りが白い毛になっています。
鳴き声がうるさい?
では、カワウソの鳴き声はどんな鳴き声でしょう?
ペットとして飼うときにうるさくて困ることはあるのでしょうか?
カワウソを飼うときに気をつけなければいけないのが、じつは鳴き声と臭いです。
カワウソの鳴き声は「キューキュー」「ミャミア」のように聞こえます。子猫に近い鳴き声ですが、結構大きいんです。体のわりに大きい声でびっくりするかもしれません。
可愛いけど大きい!
しかも1回鳴いたらしばらく鳴き続けるので、余計イライラするかもしれません^^;
なによりもカワウソが鳴く理由が遊んでほしいのか?お腹すいたのか?なんで鳴いているのか判断しにくいことがあります。
そのため、鳴き出すと止めることが難しいかもしれません。カワウソの鳴き声に動揺しないで、しっかり対処しましょう。
飼育時の鳴き声対策は?
では、ペットとしてカワウソを飼う際の鳴き声対策はどうすればいいのでしょうか?
防音対策が大事です。ご近所迷惑にならないように、犬猫用ですが防音ケージが販売されています。カワウソを飼う際に参考に話を聞いてみることをおすすめします。
さらに、例えば、一戸建ての家の方でも近所に響かないか、確認することが大事でしょう。
余談ですが、臭いのこともお話しましたが、臭い対策はこまめな掃除やカワウソの手足が汚れていたら拭いたりして臭いの元を絶ちましょう。
それでも臭いが気になる方はペットの消臭剤を置いてみましょう。
カワウソの好物
カワウソは野生下では様々なものを食べており、魚類はもちろん、昆虫もぺろっと食べています。
その中でも貝類が好物のようです。下に記載してますが、やはりラッコと似てますね。
しかし水族館で飼育されているカワウソにはササミや、アジをあげているところもあるそうです。ササミも食べるんですね!!
個人宅で飼われているカワウソの餌の食べ方が秀逸
ラッコとカワウソは仲間?
ラッコとカワウソ、どちらも可愛いですね。
ラッコは海で仰向けになって貝を割ります。カワウソは、水中を泳ぎ、陸地でも生活します。
ラッコとカワウソは仲間でしょうか?
ラッコは、カワウソと同じイタチ科カワウソ亜科です。平たく言えば、仲間です。
同じ流れを持っているということですね。
猫と虎・・・よりも近い親戚かな?と感じますね。
海のカワウソといわれているのが、ラッコです。
動きにはだいぶ差があるようですが・・・笑
まとめ
カワウソ、について書かせていただきましたがどうだったでしょうか?
ニホンカワウソは残念ですね。
動物園でみていると身近に感じるカワウソですが、実は日本で野生のカワウソを見れなくなっているとは、切ないですね。
ペットとして飼う際も私たちは、責任を持って飼ってあげたいですね。
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