一見似ているけど、よ~く見たり、調べたりすると似ているけど違う生き物たちって結構いるかと思います。
パッと見ただけではどっちがどっちか分からず、「ん?」ってなりそうな動物をピックアップしてご紹介したいと思います。
その動物と言うのは「バッファロー」と「バイソン」です。
ここで「バッファロー」と「バイソン」を頭の中でハッキリとイメージ出来る方は結構な動物好きでは無いでしょうか。
恐らくはなんとな~くイメージは浮かぶけどそれが合っているかどうか・・・、って方が多いかな、と思います。
いやむしろ「バッファロー」と言うと、今は無き「近鉄バファローズ」や現「オリックス・バファローズ」を思い浮かべる野球好きな方の方が多いかも知れませんね。
野球の話をするとかなり脱線してしまうのでこれくらいにして、今回はバッファローを軸にバイソン・水牛との違い等をお伝えしていきたいと思います。
それではどうぞ。
目次
バッファローの生態
まず最初にバッファローの生態からご紹介しましょう。
バッファローは分類上、ウシ目ウシ属アジアスイギュウ属に分類される偶蹄類です。
主な分布域はインドやタイ・ミャンマー・ネパールと言ったアジア諸国に生息しています。
また家畜と交雑したと思われる個体がインドネシアやカンボジア等に、家畜が野生化した個体がアルゼンチンやオーストラリア等に分布しています。
家畜として飼育されている事も多く、農耕での労働用として飼育されていたりもしますね。
草原や河川といった水辺に近い所で生息をしており、水浴びや虫除けとして泥浴び等も行う。
バッファローの平均的なサイズですが、体長が240~300㎝で体重が700~1,200㎏にもなり、バッファローの特徴的な角は雌雄共に備えています。
またこの大きな角は最大で200㎝近くまで大きくなる事もあるみたいです。
バッファローとバイソンは違う?
上記項目でバッファローについて簡潔に記載しましたが、本題でもある「バイソン」とはどの様に違うのでしょうか?
まずはざっくりと把握する為に、バイソンの生態等を簡潔に記載していきましょう。
バイソンとは分類上、ウシ目ウシ属バイソン属に分類されます。
バイソンの分布域ですが、アメリカやカナダ南部に分布している「アメリカバイソン」とポーランド及びロシア南西部に分布している「ヨーロッパバイソン」が存在しています。
まずここでバッファローとの違いですが、生息地が異なる点がここではお分かり頂けるかと思います。
そしてバイソンは森林や草原といった環境に生息しているので、バッファローが生息している水辺と異なる事も分かるかと思います。
何よりバッファローとバイソンの違いで一番分かり易いのは「見た目」です。
それなら最初に書けよ、って話なんですけどね(笑)。
一番分かり易い見た目の違いは「角の大きさ」です。
先程、バッファローには立派な角がある、と記載しましたがバイソンも角はあるもののバッファロー程立派な角ではありません。
この部分が双方の違いを見分けるのに一番分かり易いポイントかと思います。
他に追記すると、体毛の濃さも若干異なり、バイソンは長い毛で覆われていますが、バッファローの体毛はバイソンに比べるとスッキリ短い感じです。
従って、双方の違いをまとめると下記の様な感じになります。
①生息地が違う
②角の大きさが違う
③体毛の濃さが違う
と言った点があげられるかと思います。
バイソンの戦いが激しい!!
バッファローと水牛は?
ではここではバッファローと水牛についてみていきましょう。
そもそも「水牛って?」となる方もいるかも知れませんので例に寄って水牛の説明から入りましょう。
水牛とは分類上、ウシ目ウシ属アジアスイギュウ属に分類される偶蹄類で分布域はインドやタイ・ミャンマー・ネパールと言ったアジア諸国・・・、ってあれ!?
なんかさっきと同じ事を書いている様な気がしてきました。
そう、バッファローとは水牛の事でありアジアスイギュウの事を「バッファロー」と呼ぶ場合が多いです。
水牛を英語で表記すると「Buffalo」と表記し、アジアスイギュウなんかは水辺に生息しているので「Water Buffalo」なんて英名があります。
若干ややこしさを醸し出していますが、「バッファロー=水牛」と思って頂いて問題ありません。
バッファローは日本の動物園で見ることが出来る?
では最後にバッファローを日本で見る事が出来るのかどうか、という点を調べてお終いにしましょう。
日本で見られる所と言えば、「動物園」ですよね。
国内の動物園でバッファローを展示している動物園はあるのでしょうか!?
下記に列挙していきますね。
①アドベンチャーワールド(和歌山県)・・・アジアスイギュウ
②とべ動物園(愛媛県)・・・アジアスイギュウ
③群馬サファリパーク(群馬県)・・・アフリカスイギュウ
④安佐動物公園(広島県)・・・アフリカスイギュウ
以上が日本国内でバッファローを見る事が出来る動物園になります。
もしかしたら他にもあるかも知れませんが、調べられた範囲内で記載しております。
まとめ
バッファローを中心にバイソンとの違い、水牛との関係等をまとめてみました。
イメージだけだとバッファローとバイソンってそんなに違いはないかと思っていましたが、見た目が結構違いましたね(笑)。
何となくのイメージと言うのは怖い物ですね。
上記に、国内で展示されている動物園を記載しておきましたので、もしご興味があれば見に行って下さい。
以上、バッファローとバイソンは違う?水牛との関係や動物園にいるかも解説でした!!
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