キツネザル、可愛いですよね。
目がくるっとしていて、しっぽが長くてシマシマ模様で、毛並みは種類によりますが、白っぽくて、お猿さん?に見えませんね。
私たちのイメージのおサルは、サル山にいるニホンザルのイメージですね。
おしりが赤くて、すばしっこくて茶色のような灰色のような色の毛で覆われている、あのニホンザルを想像しますが、キツネザルは、名前の通りにちょっとキツネに近い顔立ちのサルです。
目次
キツネザルは何種類くらいいる?
全長はしっぽを含んで30センチから120センチ前後あります。
個別、種類によって違います。のちほどご紹介していきます。世界中で約60種類のキツネザルがいると言われています。
キツネザルに愛されるレポーター笑
キツネザルの多くは、マダガスカルが生息地で、雑食性です。
しかし、近年、自然破壊はすすみ、キツネザルが生息している森林も伐採されて、住む場所が少なくなり、数も減ってきています。
では、キツネザルにはどんな種類があるのでしょう?
①ワオキツネザル
ワオキツネザルは、代表的なキツネザルです。
マダガスカル南部に生息しており、体長は38.5センチから45・5センチ。しっぽは、55センチから60センチ前後で体重は2.3kgから3.5kgのキツネザルです。
おなかは、灰色ですが、全体的に白っぽい毛でしっぽは、白と黒のしましま模様になっています。
標高2600mのアンディンギチャ山地という高い場所でも生息しています。オスメス混合で13匹から15匹前後の群れで活動して、群れの中でもメスは、はっきりした階級社会となっています。
基本、夜行性が多いですが、ワオキツネザルは、昼行性で、夜は樹の上で固まって寝ます。
食べるものは、果実や花、草木や昆虫やカメレオンなどで雑食性です。
ちなみに絶滅危惧種で日本では、一般的に飼うことはできません。愛知県の日本モンキーセンターで見ることができます。
②ピグミーネズミキツネザル
二番目のご紹介は、ピグミーネズミキツネザルです。
マダガスカル西部に生息しており、ワオキツネザルと違って毛の色は茶褐色です。
目がくるっとしているのはキツネザルの特徴ですね。
ピグミーネズミキツネザルは、その名の通り、ネズミのように小さく、体長が6センチ前後、しっぽは10センチから15センチ、体重は24gから40gと、かなり小さなキツネザルです。
まるでハムスターのような愛らしさです。
夜行性で、落葉樹の中で生活しています。
残念ながら、情報が少なく、しかも生息数がはっきり分からず、1852年に存在が分かりましたが、それ以降1992年まで姿を確認できなかったそうです。
姿を確認できにくいくらい数が少ないです。ワオキツネザル同様、絶滅危惧種で私たちが飼うことができませんが、密漁が絶えないそうです。
③ジェントルキツネザル
ジェントルキツネザルは、同じくマダガスカルに住んでいます。
他のキツネザルと比べて器用な手と目を持っています。
竹林に生息しており、竹によじ登ったり飛び移ったりできます。
体は灰色がベースで頭が茶褐色になっています。
木に登っている姿は、かなり可愛いです。
体長はオスとメスで若干違います。
オスが68センチ前後、メスが66センチ前後で、しっぽは37センチ前後で、体重は1kgとなっています。
ジェントルキツネザルの一種、ハイイロジェントルキツネザルは、上野動物園で見ることができます。
絶滅危惧種で、日本で一般的に飼うことはできません。
④クロキツネザル
クロキツネザルは、その名のとおり、真っ黒です。
とてもキツネザルとは言いがたい、黒い毛が特徴ですが、マダガスカル北西部に生息しているキツネザルです。
体長は40センチから45センチ前後でしっぽは50センチ以上あります。
体重は2kgから3kgほどで、オスが黒い毛で覆われているのに対して、メスは褐色の毛で覆われています。
赤いくるっとした目がかわいいキツネザルです。
マダガスカルでは、食用としても利用されているキツネザルなんです。
熱帯雨林や二次林に住んでおり、昼夜関係なく行動しており、餌は主に果実ですが、種子や花、節足動物や昆虫も食べます。
クロキツネザルも絶滅危惧種で一般的に日本では飼うことができません。
しかし、長崎バイオパークで見ることができますので、興味がある方は下調べしてお出かけください。
まとめ
キツネザルは、いかがだったでしょうか?
可愛いですね。見ているだけで癒される動物です。
しかし、先にお話したように森林伐採や密漁、環境破壊などが要因となって、数は減ってきています。
寂しい現実ですね。
日本でも動物園などで見ることができる種類もいますので、間近で見たい方は、ぜひ足を運んでみましょう。
いないと困るので、行くときは、確認してからお出かけください。近くでくりっとした目の愛らしいキツネザル、見たいですね。
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