動物園などでは珍しい動物と触れ合う事もできますが、中でもワオキツネザルは人間に友好的で人懐こい事から子供達にも人気があります。


しかし、野生下でのワオキツネザルは体臭の強さで優劣がはかられ、怪我などを負った雄は体臭も弱くなる事から雌に攻撃され、社会的地位も奪われてしまうようです。


今回は、そんなワオキツネザルの性格は?しっぽの役割やなつくかどうかについても解説いたします。

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ワオキツネザルの性格

ワオキツネザルは、霊長目、キツネザル科に分類される霊長類でマダガスカル南部に生息する固有種です。


その為、現地か動物園でしか見る事はできませんが、性格的には温和でおとなしく好奇心旺盛である為、ワオキツネザルと直接触れ合う事ができる動物園も多く、観察する人の側まで歩み寄ってくるほど人懐こいことから人気もあります。


しかし、ワオキツネザルの場合はオス・メス共に臭腺を持つと言われており、オスは生殖器の他に手首や肩周辺に臭腺を持ちます。


個体ごとにその臭いも異なり強い臭いを持つものほど健康状態が良く、分泌される臭いの強さで優劣をはかっている為、喧嘩が始まると手首を振り上げる事で一瞬にして勝敗が決まると言うユニークさもあります。


勝敗が決まらない場合は、オスメス共に攻撃的な行動や臭い付け(マーキング)の行動をして社会的な地位を維持する為、怪我も多いようです。


特にメスはオスよりも優位であり、臭いの強い優位なオスと5~27匹ほどの縄張りを形成して暮らす為、メス同士が支配を巡って争う事も多く、弱いオスに対しても理由なく喧嘩を仕掛けるようです。


体臭の強弱で優劣をはかられると言う事は、どんなに強がっても「自分より弱い」と見抜かれてしまうわけですから喧嘩で怪我を負う事は命がけとも言えますね。


動物園で見られるワオキツネザルはとても穏やかな暮らしをしていますが、野性下での場合は体臭が弱まる事で縄張りも奪われる事になり社会的地位も失くしてしまうため、動物社会を生き抜くと言う事は決して簡単な事ではない事が分かりますね。

ワオキツネザルの「ワオ」とは?

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ワオキツネザルの特徴として尾の部分に白と黒の輪状の模様が入り尾の先が黒い色をしています。


実はこれが名前の由来のにもなっており、ワオの部分を漢字で表わすと「輪尾」、英語で表すと「Ring tailed」(輪のある尾)で「Lemur」がキツネザルを意味します。


このように名前の由来には列記とした意味がある事が多く、決して珍しいサルを始めて見た人が「ワオー」と驚いたわけではないようです。笑

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ワオキツネザルのしっぽの役割は?

ワオキツネザルは特徴的な長い尻尾をピンと立てて歩く姿を良く目にしますが、凛々しさも感じられて気持ちが良いですよね。


しかし、シッポには様々な用途がある事をご存じですか?


ワオキツネザルは地上を歩き岩場などもピョンピョン跳ねたりしますが、一般的には樹上生活が多い為、木の上を移動したりバランスをとったりするのに長い尾が役立ちます。


また、高くピンと立てて歩くのは仲間同士に居所を知らせる為とも言われており、コミュニケーションに用いられる事もあります。


その他には、縄張りを主張するために手首から分泌される臭いを木の枝に擦り付けた後、長い尻尾で振りまいてマーキングを行うのにも役立つと言われています。


また、エサでもある果実が生る樹の所有権の主張や、威嚇の意味もあり、更には寒いときのマフラー代わりにもなるなどあらゆる役割がある事が分かります。


これは必見!!ストーブに当たるワオキツネザルが可愛い♪

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ワオキツネザルは人に懐く?

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ワオキツネザルは体温調節が苦手である為、よく日光浴をしている姿を見ますが、穏やかな表情で瞑想しているようにも見え、とても癒されますよね。


また、人間には友好的で好奇心が旺盛な事から人間が近づくと側に寄って来たりするほど人に懐きやすい動物のようです。


野生下では特にメスが子供を背負ったまま、ジャンプファイティングで縄張り争いの為に蹴り合う事もありますが、日光浴をしている姿からはとても想像ができませんね。

日本で見ることは可能?

寒いときは群れでかたまったり、体に長い尻尾を巻き付けて暖を取ったりと人間味あふれる行動や可愛らしい顔立ちが人気でもあるワオキツネザルを飼いたいと思う人も少なくはないと思いますが。


しかし近年では環境破壊や食用、又はペット用の乱獲で生息数が激減しており、ワシントン条約において保護対象になっている事から輸入が禁止されています。


その為、動物園などでしか見る事は出来ませんが、思ったよりもワオキツネザルを飼育している動物園は多いためネットなどで調べてから一度足を運んでみてはいかがでしょうか!

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まとめ

ワオキツネザル 性格 尻尾 役割 なつく



動物園などで見かけるワオキツネザルは、人間にとても友好的で近くに寄ってくるほど人懐こい動物ですが、野性下でのワオキツネザルは、オスよりもメスが優位であり弱いオスはメスに理由もなく叩かれたりします。


また、オス同士でも臭いの強弱で優劣が決まり弱いオスは社会的な地位も維持することが難しいと言われています。


その臭いの強弱は怪我や健康状態に強く影響されるもので、臭いの強いワオキツネザルが優位に立つとされています。


その為、縄張り争いなどの喧嘩になる前に手首から分泌される臭いを相手に大きく振って嗅がせてから勝敗を決めると言うユニークな行動が見られます。


しかし、臭いの強いオスは自分の子孫を残す事もできますが、体の弱いオスは一生劣位で終わる事になり、何処に行ってもうだつが上がらないと言う事にもなり捕食者に狙われやすくもなりますよね。


しかし、弱い者同士、なんとか生きのびれる術は持っているものです。


仲間との関係を維持するために弱いオスほど口が達者になり、劣位のオスは呻くような長い鳴き声で群れの側にいる事を示したり、鼻をフンフンと短く鳴らす鳴き声で自分の存在を許容してくれる為のサインを送るようです


その為、劣位のオスは群れの仲良しの個体に向けて常に短い鳴き声を発していると言う事です。


人間社会にも同じことが言えそうですが、弱い者が安全に生きる為には仲間とコミュニケーションを上手に取る事も大切だと言う事かもしれませんね。



以上、ワオキツネザルの性格は?しっぽの役割や懐くかどうかについての解説でした。


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