ペットと言えば猫や犬はポピュラーですが、それと並んでハムスターも人気があり鳴き声や散歩の煩わしさがないなどの理由から飼う人も増えています。


手の中に納まってしまうほど小さな体で動き回り、特に餌を食べた後に頬を袋状に膨らませている仕草は可愛いらしいですよね。


そんな小さなハムスターはとてもデリケートな生き物と言われていますが、塩素が含まれる水道水を飲水として与えても大丈夫なのだろうかと心配にもなります。


また、おとなしくて飼育しやすい生き物ですが、突如、野性化することはあるのでしょうか?


今回は、そんなハムスターの飲水は水道水で大丈夫?飼育時に野生化することは?などについて解説いたします。

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目次

ハムスターを飼いたい!

ペットショップなどに行くと犬や猫以外にハムスターも多く見受けられるようになりましたよね。


マンション暮らしや一人暮らしの人が多くなった時代から徐々にペットもおとなしくてあまり手の掛らないゲッ歯属に人気が集中し飼う人が増えたようです。


また、両手で餌を持ち口を動かして食べている様子は可愛らしく、更に円らな目で見つめられたら、これは飼わずにはいられない事でしょうね。

ハムスターに水道水をあげても大丈夫?

ハムスター 水道水 カルキ抜き 野生化



ハムスターは、ゲッ歯目、キヌゲネズミ亜種に属する小動物でネズミの仲間であり、石や岩が多い乾燥地帯で生息している生き物です。


その為、ハムスターはもともと少ない水分でも生存する事ができる事から水を飲むと言う行動はあまり見られなく、主に食べ物から水分を吸収しています。


飼育されているハムスターの場合は、栄養分がバランスよく配合されたペレットの他に副食としてミルワームなどをエサとして与えているため、思った以上に水を飲む事から、給水器などで別に水分を摂取する必要があります。


しかし、私達が普通に使っている水道水には塩素が含まれている為、ハムスターに直接与えても大丈夫か?と心配になりますよね。

カルキ抜きした方が良い?

金魚などを飼う場合、雨水や川の水のようなカルキを含まない水が合い、水道水のように塩素を含まない事から金魚にとっても優しい水になり棲みやすくもなります。


そのことから考えると、ハムスターに与える水もカルキ抜きした方が良いと考えがちですが、実はカルキ抜きをした水は腐りやすく、与える場合は一日に2~3回ほど交換する必要があります。


また、水道水の残留塩素で雑菌の繁殖を防止することが分かっており、飲み水を入れる給水器などは菌が繁殖しやすい為、カルキを抜いていない水道水の方が衛生的と考えられます。


また、地域によっては塩素濃度が強い場合もあり、どうしても水道水を使いたくないと言うときは、ハムスター専用の水も販売されているようなので利用してみてはいかがでしょう。

世界には野生のハムスターがいる?

ハムスター 水道水 カルキ抜き 野生化



ハムスターの種類は多く、その中でも世界には野生種のハムスターが数種類生息しており、アジアからヨーロッパまで幅広い地域で確認されています。


中でもゴールデンハムスターは、現在は数も少なくなり絶滅が危惧されていますが、極わずかに中東のイスラエルやシリアに生息しています。


また、日本でも一番人気のジャガリアンハムスターは、シベリアに多く生息しています。


そんな野生のハムスターは、体が小さい事から天敵に襲われる事も多く、警戒心がとても強い為、日中は天敵から身を守るために巣穴に隠れていることが多く夜になって活動を始めます。


このハムスターは相当強い!!

飼育していて野生化することはある?

ペットとしてのハムスターは、大きさが5cm~10cmと手の中にスッポリ納まるほど小さい為、とても可愛らしいですよね。


また、小動物の仕草を見ていると心が癒される事もあります。


しかし、ハムスターはもともとは野生だった事から、飼育途中で野生化する事があるか心配にもなります。


実際、1951年に千葉県の下総中山でゴールデンハムスターの野生化した個体が確認されています。


もちろん日本の気候には合わないため厳しい夏の暑さや冬の寒さで死んでしまう事もあり定着はしていないようですが、野性のハムスターは冬の寒い時期になると疑似冬眠を行い体温や呼吸数などを低下させ、寒さに対してエネルギーを最小限にして生き延びる事ができます。


その為、厳しい環境の中でも生き抜くハムスターが現れても不思議ではありませんよね。


やはり飼育していても野生化することは考えられるため、脱走には十分な注意が必要です。

まとめ

ハムスター 水道水 カルキ抜き 野生化



近年ではハムスターを飼育する人も増え、イヌやネコと同じくらい人気もありますが、体長が5cm~10cmと小さい事から飼育に対する不安は付き物です。


特に飲水でもある水道水などは塩素を含んでいるため、ハムスターに直接与えても害はないだろうかと心配にもなります。


しかし、一般の水道水の塩素は極わずかであり人間にとって害が少ない事からハムスターにも安全な範囲内とされています。


むしろ、カルキ抜きをした水は体に優しいですが腐りやすくもなり、与える場合は一日2回~3回くらい換える必要があります。


そして、水道水は塩素の影響で雑菌の繁殖を防止できるため、給水器を舐めて水分をとるハムスターにとっては、逆に衛生的であるとも言えますよね。


また、ハムスターはもともと野生の生き物である為、飼育する場合は脱走などに十分注意し、最後まで責任をもって可愛がってあげましょう。


以上、ハムスターの飲水は水道水で大丈夫?飼育時に野生化することはない?についての解説でした。



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