目次
生態は?
日本は、近年猫や犬などペットブームです。
最近では、猫を飼う方が犬を超えたことも話題になりました。
私たちは、さまざまな動物や生き物と触れ合うことで気分転換や癒し、リラックスなどさまざまなメリットをもらっています。
飼う側もさまざなな生き物を飼う方が増えてきています。
では、ピグミーオポッサムは、ご存知ですか?
なんだか、想像つかない名前ですね。犬?猫?カメ?ハムスター?何?でしょう?
ピグミーオポッサムは、見た目はハムスターやネズミに似ています。
大きさも10センチほどで体重も100gほどと本当に小さな生き物です。
ブラジル北東、パラグアイ北部、北アルゼンチンやアマゾン流域に生息している夜行性の生き物です。
見た目は、ハムスターやネズミですが、オポッサム類という、コアラやカンガルーのような袋で子供を育てる仲間です。
オポッサム類は種類が70以上ありますが、その中でも小さいのがピグミーオポッサムです。袋で子供を育てる有袋類とご紹介しましたが、実は、ピグミーオポッサムは、袋を持たず、生まれた子供は背中や尻尾にしがみついて育てます。オポッサムの中でも変わっています。
かわいくて小さいだけでなく、性格もおとなしく、人になれやすいといわれていますが、ピグミーオポッサムは、単独行動、縄張り意識が高いことから、初めに飼う場合は、1匹で飼うことをおすすめします。
小さくてかわいくて、そんなピグミーオポッサムと一緒に過ごせたら幸せ・・・と思えるくらいかわいい生き物です。
飼い方や必要なものは?
では、かわいいピグミーオポッサムを飼うときに必要なものは何でしょうか?
まずはケージです。ピグミーオポッサムは、木の上での生活が主です。高さを意識したリス用などのケージをおすすめします。
そして、巣箱です。巣箱の中が生活の拠点です。巣箱の中は、掃除しやすいように新聞やガーゼを引いてください。そうすると、新しいものに変えるだけですむので簡単です。
さらに、ハムスターやウサギなどで使われる餌箱や水入れを準備しましょう。給水器では、水のみが苦手なので、購入は控えてください。
ちなみに冬が苦手です。専用ヒーターを準備しましょう。適温は25度から30度くらいです。1年を通して適温に心がけてください。
気をつけることは、脱走です。ケージの出入り口はしっかり閉めないと脱走してしまいます。
さらには、ケージで怪我をしますので気をつけてください。ケージの開け閉めのときは脱走しないようにしましょう。
具体的な餌や与える頻度は?
では、ピグミーオポッサムにはどんな餌を準備すればいいのでしょうか?
基本、ピグミーオポッサムは雑食です。
果物や昆虫、種などを食べます。ハムスターやリスの餌を細かく砕いてあげたり、昆虫を砕いてあげましょう。
そしてたんぱく質が多く必要です。栄養補給ゼリーやミックスフードでバランスよい餌を心がけましょう。調べてみると、ゆで卵やささみを食べた例もあります。せみやコオロギも良質なたんぱく質におすすめです。
餌の頻度は、餌を朝夕1回ずつ、1日2回あげましょう。
水は、先にお話しましたが給水気を使えないので、溜めた水のみ場が必要です。新鮮な水を維持してあげましょう。
販売価格や販売場所は?
では、ピグミーオポッサムはおいくらになるのでしょう?
ピグミーオポッサムは、比較的多くペットとして流通していますが、販売価格は2万円から3万円になり、大きさから考えると安い買い物ではありません。
しっかり自分に合ったピグミーオポッサムに出会えるといいですね。
ペットショップや専門店、ネットで購入できます。
ただ、相性や体長を見るために、実際に店舗でのご購入をおすすめします。
店舗で購入すると、わからないことでも相談しやすいです。
それもメリットです。
平均寿命や病気になった時の対策は?
ピグミーオポッサムは、平均寿命は4年です。中には4年以上生きた、という情報もあります。
余談ですが、ハムスターは焼く2年から3年です。仲間ではありませんが、見た目が似ていると考えて平均寿命を見るとハムスターより若干長く一緒に過ごせます。
ただし、脱走したりケージで怪我をすると命のリスクになりますので、飼う際はきをつけることが必要です。
何よりも夜行性です。私たちと生活が逆になっています。昼間は静かな環境で飼いましょう。人懐っこいとはいっても、過度のスキンシップは、ストレスになります。
ストレスは、免疫力の低下を招き、病気にかかりやすくなりますので気をつけましょう。
かかりやすい病気として皮膚糸状菌症があります。かゆみやフケ、脱毛トラブルです。予防は、掃除や新鮮な水や餌です。
コクシジウム症という病気もあります。原虫という寄生虫がピグミーオポッサムに寄生します。健康で体力があるときは、ピグミーオポッサムも大丈夫ですが、体調不良でこの虫に感染すると下痢や腸炎になるので早期発見が望ましいです。
臭いが気になるときはどうしたらいいの?
ピグミーオポッサムは、臭いが独特です。
先にお話していましたが、基本単独行動です。
マーキングのように縄張りに臭いをつけます。これがなんともいえない臭いです。
しかし、本能でやることですから制限はできません。
夏は特に臭いをきつく感じるかもしれませんが、それはピグミーオポッサムを一緒に過ごすために耐えるところでしょう。
飼育時の注意点は?
ピグミーオポッサムは、袋がなく、背中で子供を育てますが、一回で15匹ほど生んでその子らが背中に乗っている姿は本当に愛らしいです。
そんなかわいさ満点のピグミーオポッサムですが、飼う際に気をつけることは、やはり病気です。
ペット用として広がってきているのですが、まだ認知は低いです。動物病院も限られていますし、必ずしも治療ができるかというと、自然治癒力に頼る面も大きいので、病気には気をつけましょう。
さらに夜行性です。休んでいるときは、見守ってあげましょう。
温度管理も大事です。
暑さには強いですが、寒さには弱いです。温度管理は重要です。
ピグミーオポッサムの生活の様子
まとめ
ピグミーオポッサムは、10センチ。定規は飼って見ましょう。なんて小さく、なんてかわいい!
そんなピグミーオポッサムをご紹介しました。
かわいいです。しかし、犬や猫も同じですが、命に対する責任は大きさに関係ありません。
しっかり理解したうえで飼ってあげましょう。
関連記事
キンクマハムスターの飼い方・餌について解説
ハムスターを2匹以上飼う際の注意点と繁殖について解説