フェネックギツネといえば、あの大きな耳が特徴ですよね。

白っぽい毛がふさふさしていて、とても愛らしい姿をしています。

キツネに抵抗があってもフェネックだと愛着を抱ける方も少なくないと思います。

テレビなどではなく、個人で飼育できるものなのでしょうか。

可能性はゼロではないと思います。

もし飼育できるとしたら、どんなことに注意をすればよいのでしょうか。

下準備はどうしたらいいでしょう。

どこで手に入れることができるのでしょうか。

そんなことをまとめていきたいと思います。

しかし飼育をする上で、フェネックギツネのことをよく知っておく必要があると思いますので、生態についてから記していきたいと思います。

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目次

フェネックの生態は?

フェネックはフェネックギツネとも呼ばれているように、見た目はキツネに似ていますよね。

しかし実はイヌ科のキツネ属に分類されるのです。

そういわれてみれば犬っぽく見えなくもないと思いませんか。だから愛らしさがあるのでしょうね!

分布はエジプトやスーダンなど、体長は40センチ前後で尻尾は15センチから30センチほどあります。
全長の約半分弱が尻尾の個体が存在するということになります。

体重は1~2キロ前後、全身を柔らかい体毛で覆っているので寒暖差が激しい砂漠での生活にも適しています。

家族で行動をし、基本夜行性ですが日中に日光浴をすることもあります。

雑食で小型の哺乳類系から昆虫、果実などを食します。

ペットで飼育できる?

ほぼ犬と同じ条件と環境下で飼育が可能です。

しかし、国内であれば今のところ特に規制はされていませんが国によってはペット飼育が規制されているところもあるので、海外で飼育予定の場合は確認が必要でしょう。

現在では絶滅の恐れはないといわれていますが、乱獲が進めばいずれはその恐れも身近になりますので、ペットにする際は責任もって対応しましょう。

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飼育方法や必要なものは?

先にも記しましたが、ほぼ犬と同じ環境で飼育が可能です。

しかし、犬と習性が違うため、フェネック用に注意や気遣いが必要な点もあります。

まず、犬にもフェネックにも穴を掘るという習性がありますが、フェネックの場合は掘った穴を通って敷地の外に脱走してしまう恐れがあります。

掘る習性のためにそれ用の砂をケージの中に入れ、できるだけ室内で飼育する方がよいでしょう。

ところが、フェネックには独特の匂いがあり、かなり臭いらしいです。

またトイレの躾ができないため、決めた場所にするということが困難です。

室内で放し飼いは難しいでしょう。

喚起のいい場所、風通しのいい場所などにケージを設置し、排泄物の処理はこまめにした方がよいでしょう。

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具体的な餌や与える頻度は?

フェネック 飼育



餌に関してですが、野生のフェネックは雑食です。

そのため、ペットでの飼育下にあるフェネックの餌で苦労することはあまりないと思います。

基本はドッグフード、おやつに野菜や果物を与えるとよいでしょう。

頻度も犬と同じで1日に1~2回の主食に間食としておやつで大丈夫です。

ただし、犬が食べるとよくないといわれている、ネギやチョコレート、ニラやニンニク、お菓子類は与えてはいけません。

販売価格や販売場所は?

フェネックを扱っているペットショップか、直接ブリーダーさんから購入、もしくはすでに飼っている方などが繁殖に成功し里親を募っていることも稀にありますので、そういったところから手に入れることができます。

しかし、元々フェネックは高額なペットですので、無償でのお譲りはないと思った方がよいでしょう。

里親でのお譲りであってもペットショップ購入とほぼ同額程度かかると思った方がいいです。

オスの場合は50万~90万円前後、メスの場合は70万~120万円前後が相場のようです。

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平均寿命や病気になった時の対策は?

野生下では10年前後の平均寿命ですが、飼育下であれば12~15年程度まで寿命が延びるようです。

フェネックをペットとして飼育されている飼い主さんが増えてきていますが、まだ身近なペットという位置づけにはほど遠い存在です。

お迎えする前にフェネックを診察してくれるペット病院の下調べなどをして、少しでもおかしいと感じたらすぐ連れて診てもらいましょう。


手を探すフェレットが可愛すぎる!!

飼育時の注意点は?

フェネックは夜行性で、あまり人に懐き難いともいわれています。ペットとして飼うのは難易度が高いともいえます。

懐かない理由のひとつに、フェネックの性質が関係しています。

フェネックはとても臆病で警戒心が強いため、信頼関係を築くためには長い時間を要します。

先に述べた夜行性ですが、夜行性でも大人しければあまり問題視しない方もいらっしゃるでしょう。

しかしフェネックの場合、夜行性に加え、かなり甲高い声で鳴くそうです。

集合住宅地などでは防音設備などを施すか、近隣住民に理解を得るかなどの対策を迫られる事態になることを覚悟しておいた方がよいでしょう。

まとめ

フェネック 飼育



フェネックは可愛い、ペットとして飼育できるのならしたい!

確かに個人での飼育ができるようですが、価格に驚きですよね!

100万円でお迎えしてもフェネックを診てくれる獣医が近くにいなかったら……

途中でご近所と揉めたら……そんな不安要素もしっかりとありました。

ペットとして難易度が高い・・・これは、じっくりと考えて決めなくてはなりませんね。

以上、フェネックはペットで飼えるか、飼えるとしたらどうしたらいいのかなどをまとめてみました。

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