ツキノワグマと聞くと、怖いイメージありますね。

昔、犬がクマに襲われた飼い主の敵を討つ漫画もありました。

そのときのクマは「アカカブト」といいます。

ツキノワグマとヒグマの混血といわれてます。

アカカブトをご存知の方は、その怖さ、迫力をよく理解していらることでしょう。

そのアカカブトの血の一部を構成しているツキノワグマ。

実際は、どんなクマかご存知ですか?

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目次

ツキノワグマの生態

ツキノワグマは、日本以外にもアフガニスタンやインド、カンボジアやタイ、中華人民共和国、台湾などユーラシア大陸に生息しています。

体長は120センチから180センチ、尻尾は、6センチから10センチほどあります。体重は、オスで50kgから120kg、メスは40kgから70kgです。

イメージにあるクマのような隆起は肩にありません。体毛は全体的に黒いですが。胸にはツキノワグマの特徴である三日月のようなV字のような模様が白く入っています。

さらに前足は筋力が発達しており、鋭く硬いつめが5本あります。

その威力は、クマの首を一撃で折るほどだそうです。

森林に生息しており、夜行性で昼は洞窟などで体を休めています。

雑種で果物や昆虫、小型の動物などを捕獲して食べています。

人的被害も及ぼします。人間を襲うクマなのです。

それは、住む環境の変化かもしれません。自然破壊が進んで、クマが住む場所も減ってきています。そのため、人間とクマが遭遇する機会が増えて、ツキノワグマも人を襲うことがあります。

最近、ニュースでクマに襲われる事件が多発しています。

民家でもツキノワグマやヒグマが目撃されています。身近で気をつけなくてはいけない時代になりました。

ツキノワグマとヒグマの違い

ツキノワグマ ヒグマ 生態 鳴き声 絶滅危惧種

(1)生息地

では、先にお話しましたが、ツキノワグマとヒグマ、どんな違いがあるのでしょう?

まずは、生息地です。

日本にいるヒグマですが、日本でいうヒグマとは、エゾヒグマを指しています。

日本には、全国に生息しているツキノワグマと北海道を中心のヒグマがいます。ヒグマは、北海道に生息しています。

簡単に言えば、北海道であった熊は、ヒグマ、本州で会ったクマはツキノワグマになります。

ヒグマは体重500kgに及ぶ大型のクマです。

(2)大きさ

大きさですが、ツキノワグマは、先に記載しているように大きくて180センチです。体重もオスで120kgです。

対してヒグマは?

全長は200センチから300センチ、体重は200kgから500kgとかなり大型です。

ツキノワグマがヒグマと並んだらまるで子供のようですね。

アラスカでは1000kgのヒグマも発見されたくらい大きなヒグマが存在しています。

(3)その他

ツキノワグマもヒグマも餌は雑食性です。

果物や木の実、昆虫や小動物を食べます。どんぐりも食べます。

ちなみに川でサケを捕まえる姿は、クマには有名ですが、このサケを捕まえるのはヒグマです。

しかもヒグマは人間を1回襲うと餌と認識することがあります。ヒグマは大きいだけに私たちは遭遇したら危険なクマなのです。

そして、ヒグマは幼少期に木に登りますが、大きくなると登らなくなります。

しかし、ツキノワグマは大人になっても木登りします。

ちなにみこの二つのクマ、餌をとることは苦手で、動物の死骸なども食べます。共通して言えることは、環境によって食べる餌も変わって対応しながら生きています。

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ツキノワグマの鳴き声

では、ツキノワグマ、どんな鳴き声でしょう?

なんだかとても迫力あるイメージですね。

動画がネットでは見ることができますが、威嚇の際は、「ウウウウッ」「ギャ」「ゴフッ」「グォア」などさまざまな声があります。低い重低音な声で、とっさに近づいてきたりするので気をつけてください。


低い鳴き声



ツキノワグマは気づかないうちに、近くにいる可能性があります。声には気をつけましょう。

声が重低音なので、分かりにくですが、声がしたら近くにいます。


このように叫ぶような声の場合もあります。

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ツキノワグマは絶滅危惧種?

ツキノワグマ ヒグマ 生態 鳴き声 絶滅危惧種



ツキノワグマ、たびたび、民家に現れていますが、このツキノワグマは絶滅危惧種です。
数が減ってきています。

一番の原因は、森林伐採により餌や住む場所が少なくなってきていることです。

だから、食べ物を求めて民家まで降りては、たびたび人を襲う事件が起きています。

さらにツキノワグマの餌であるどんぐりが豊作でも、子供が増えて更なる餌を求めて森林や民家を回ることもあります。

つまりは住む場所が少なくなってきていることがすべてです。

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まとめ

ツキノワグマ ヒグマ 生態 鳴き声 絶滅危惧種



ツキノワグマ、怖いし、迫力あるのですが、悲しい現実ですね。

住む場所を私たちが奪ったために、民家を荒らしたり、人を襲ったり・・・

しかし、ツキノワグマ自体、数が減ってきており。大事に保護しなくていけないクマなのです。

もちろん、ツキノワグマが出やすい、秋ごろは、山の近くに住んでいる方は夜に出歩くことを控えましょう。

お互い、うまく共存できる関係がこの先、できるといいですね。

もうクマに怖がらず、ツキノワグマも人を襲うことがないように・・・。

すべての動物にいえることですが、大きさに関係なく、多くの動物が絶滅の危機にさらされています。


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