フラミンゴと聞くと、ピンク色の足の細いきれいな鳥のイメージですね。
スマホケースの柄になったり、Tシャツのデザインになったり、フラミンゴはハッピーカラーの鳥です。きれいでキュートな印象を受けるので女性向けのデザインに多く採用されています。
そんなフラミンゴですが、日本では動物園で見ることはできますが、自然の中でみることは、ほぼありません。
フラミンゴの生息地ってどこなのでしょう?
目次
フラミンゴの生息地
フラミンゴが住んでいるのは、アフリカ、ヨーロッパ、中南米の干拓や塩湖です。
アルカリ性の湖でも生息できる珍しい鳥なのです。
さらに特徴的なのは、巨大な群れ、数で数千から百万羽までの大きな群れを形成して行動するのです。
塩湖で大量に発生する浮遊性の藻、プランクトンを食べます。
しかも水と一緒に食べ物を口に入れても、くちばしの横にラメラというろ過装置があるので、食べ物だけを飲み込めるようになっています。
しかも数千からの大きな群れで塩湖いっぱいに広がって餌を食べることで、他の動物や捕食者の侵入を防いでいます。
これが巨大な群れで生活するフラミンゴの理由です。
乾燥地帯に住む中で餌を安定的に手に入れるためのフラミンゴの行動でしょう。
ちなみによくみかける気になるのが、片足で立つフラミンゴの姿です。
足はかなり細いですね。細いのだから両足で立っていたほうが安定していると思われますが、片足で立つのは水辺で体温を奪われないようにするためです。
アルカリ性の水質に耐えられるのは、この片足で立つからです。
確かに、動物園で見るフラミンゴも片足で立っていますね。
浅瀬に足をつけておくと、体温がどんどん奪われるので、片足で立って、もう片足は羽の中にしまっているのです。
寝ているときもフラミンゴが片足で寝るのは、この体温に関係していたからです。
それにしても、あんな細い足で体を支えているなんて、うらやましいですね。
フラミンゴの和名は?
フラミンゴの日本語の呼び名は?
思い浮かびますか?
フラミンゴって日本でもフラミンゴではないの?と疑問に思う方も多いと思いますが、和名があります。
和名は、紅鶴(ベニツル)といいます。
ただ、鶴の仲間かというと、鶴との関連性はありません。
そのため、一般的にこの呼び名は使用しません。
フラミンゴの性格は?
普段、私たちは遠くから見ているだけのフラミンゴです。
性格までは予測つきませんね。
フラミンゴってどんな性格なのでしょう?
フラミンゴは、その色のようにあぜやかな社交性のある鳥だと言われています。
見かけでなんとなく、納得してしまうのはなんでしょう?
縄張り意識も高くありません。
社交性とは、フラミンゴの印象にぴったりですね。
フラミンゴの語源・由来
フラミンゴの名前の由来は、ラテン語の「炎」です。
そのあでやかなピンクの色が炎のようで名づけられたと考えられています。
フラミンゴビーチ、ご存知ですか?
フラミンゴの鳴き声
では、フラミンゴの鳴き声はご存知ですか?
フラミンゴの鳴き声、どんな鳴き声か意識して聞いたことはありますか?
甲高い声で「キキキー」「キキキー」「グァグァ」などの鳴き声をします。
これは甲高いですね♪
集団で生活しているので、一羽が鳴いたら、一斉に鳴く傾向があり、興奮して鳴き出すと、とまらなくなります。
繁殖期になると、鳴き声をよく聞くことができるかもしれません。
フラミンゴが赤い理由は?
フラミンゴ、実は生まれた赤ちゃんは、ピンクではなく白い鳥です。
では、なぜフラミンゴの大人になるとピンクになるのでしょう?
フラミンゴの餌は、藻やエビなどです。この餌に含まれる「カンタキサンチン」、「βカロチン」などの色素が含まれており、この色素がフラミンゴの体をピンク色にしています。
さらに野生のフラミンゴは、私たちにも有名なスーパーフード「スピルリナ」の藻を食べます。この藻にも多くの「カンタキサンチン」「βカロチン」を含んでいます。
ただ、動物園では藻を食べたりエビを食べたりすることはないので、専用の餌にこれらの栄養物を混ぜてフラミンゴのピンク色を保っています。
しかもピンク色のフラミンゴでないと繁殖期にカップルになりにくいと考えられており、大事な色素なのです。
まとめ
フラミンゴはいかがでしたか?
あの細い足を片足で立っている理由、ピンクのきれいな色、自然界でフラミンゴが生きていくために大事なことなんですね。
見ている私たちもハッピーにするフラミンゴ、中にはアンデスフラミンゴなど絶滅の危機に面しているものもいます。
私たちは、動物との共存、これからも絶滅危惧種が増えないこと、自然界でフラミンゴを増やすことは大事なことですね。
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