あなたは、何か飼いたい、生き物と過ごしたいと考えたことはありますか?
犬や猫?金魚?亀?じつは、ヘビ?なんて方いますか?
しかし、サソリが欲しいという方、なかなかいないと思います。
サソリ?毒?こわい?ペットではない?なんてさまざまなことを考えますね。特に女性は、
ヘビ同様苦手な生き物ではないでしょうか?
そんなサソリではありますが、その中でもヤエヤマサソリを今回ご紹介したいと思います。
目次
ヤエヤマサソリは毒がある?
まず、サソリと聞くと鋭い尻尾の毒ですね。
ヤエヤマサソリは、毒があるのでしょうか?
毒はないという説もありますが、毒は微量ながらあると考えたほうがいいです。ただ、サソリが毒をもつのは、餌を取るときやほかから身を守るときです。餌が昆虫の場合、毒といっても微量で、殺すことができます。
ヤエヤマサソリは、人間をさしてどうこうなった報告はありません。人間に、影響のない範囲の微量の毒と考えられています。
しかもヤエヤマサソリは、日本にいるサソリです。
サソリは、はるかかなた、暑い砂漠にいるイメージですが日本には2種類のサソリが生息しています。その1つがヤエヤマサソリです。
飼育環境や飼育方法は?
では、そんな日本にいるヤエヤマサソリの飼育に必要なものや環境を整えるために必要な
ものは何でしょうか?
大きくなってもヤエヤマサソリは、4センチほどです。ケージというより、小さな昆虫ケースでも飼育できます。さらに乾燥に弱いので適度な湿度が大事です。
ケースに敷く床材は、ピートモスが適しており、1センチから2センチで湿ったくらいの湿度を保ってあげましょう。
隠れ家も大事です。特に複数飼育するときは、隠れ家を増やしてけんかや事故が起こらないようにしてあげましょう。樹木やコルクバーブなどでうまく隠れ家を作ってあげましょう。
温度は25度前後が適温です。寒さ体策にパネルヒーターも必要です。10度以下になると死んでしまいます。夏は40度以上が危険です。温度は、ヤエヤマサソリにとって重要です。気をつけてあげましょう。
具体的な餌や与える頻度は?
ヤエヤマサソリの餌は基本生きた物です。
コオロギの幼虫やヤスデがおすすめですが、餌用が売られていますので、自然のコオロギを取るのは大変です。このような餌のご利用をおすすめします。
餌の頻度は、1日から2日に1回、一匹餌を与えましょう。寒くなると消化が衰えてしまうので、無理に餌をやらないで様子を見ながらあげましょう。消化不良を起こさないように気をつけてください。
販売価格や販売場所は?
では、このヤエヤマサソリはどこで購入できるのでしょう?お値段は?
ヤエヤマサソリは、ネットでも購入できます。販売価格は、さまざまですが、大体2000円~4000円ほどです。
ペットショップや昆虫専門、もしくはサソリ専門のお店でも購入できます。
その際、毒性の断りがあります。理解したうえで購入しましょう。
さらにネットでは、健康状態や大きさ、色などが曖昧です。ご理解のうえ購入しましょう。
平均寿命や病気になった時の対策は?
では、ヤエヤマサソリの平均寿命はどのくらいでしょうか?
飼うならできるだけ一緒に過ごしたいですね。
ヤエヤマサソリの平均寿命は、3年以上というデータがあるのですが、実ははっきりとした寿命はわかっていません。
さらに病気もはっきりしていませんが、低温状態にならないように気をつけること、餌の管理、温度管理で環境ストレスを減らしてあげましょう。
先に話しましたが、消化不良が起こると命にかかわります。そして、ケージやケースから脱走しないように気をつけましょう。
病気を治すというより病気になることを防ぐことが大事です。
ヤエヤマサソリは採集できる?
では、小さいわりに4000円と高くで売買されているヤエヤマサソリですが、日本に生息しているので採集も可能なはずです。
どこで採集できるのでしょう?
ヤエヤマサソリは、その名の通り八重山諸島に住んでいます。しかし、4センチと小さい、小さいんです。
朽ち果てた木の中や樹木の皮などシロアリがいるところに生息している可能性が高いです。
中にはソテツの中という説もあります。
ただ見つけることは非常に難しいですが見つけたら、一気に20匹とか集団で発見できます。
何よりも沖縄に行って採集しなくてはいけないこと、環境の変化に弱いサソリです。うまく採集できても生きて持って帰れるか?難しいです。
それを踏まえた値段が4000円になっているのかもしれません。
飼育時の注意点は?
ヤエヤマサソリは、小さいです。病気になって治療ができるような昆虫ではありません。
さらに寿命もはっきりしていません。
もっとすごいのは、メスしか存在しない単為生殖という珍しい生き物です。
繁殖は、メスに負担がかかります。メスが子供を生んだ後はしっかりケアしてあげましょう。餌を十分に与えて子供は共食いを避けるために別々で育てましょう。
乾燥しないように湿度もしっかり保ち、餌は切らさないようにしましょう。これが重要です。
オスメスがいない分、管理は楽ですが、最低限、餌や湿度、温度は大事です。
ヤエヤマサソリについて動画で解説
まとめ
ヤエヤマサソリは、いかがだったでしょう?
サソリといえども身近な日本のサソリです。ただ、探すのは難しそうです。
飼うときは、準備をしっかりして飼ってあげましょう。
単為生殖の利点を生かして仲間を増やすことも可能です。
寿命はわかりませんが、できるだけ長く過ごせるようにお互い仲良く過ごせるようにしたいものですね。
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