さて今回は怪獣の様なイカつい見た目をしている「ビブロンゲッコー」について皆さんにご紹介していきます。
ビブロンゲッコーとはアフリカ南部に生息するヤモリの事なのですが、見た目に少し特徴があります。
それは「怪獣っぽい」と言われる点です。
その様に言われている所以ですが、皮膚上に見えるゴツゴツトゲトゲした突起が何とも怪獣っぽい感じであると言われています。
目つきも若干鋭く感じる点も相まっての「怪獣っぽい」と言う所でしょうね。
ただ非常に丈夫で可愛らしい一面もあり尚且つ販売価格もリーズナブルなので、ヤモリを初めて飼う方にオススメであると言われています。
ではビブロンゲッコーの飼育方法等をこれよりご紹介しましょう。
目次
大きさや成長速度は?
ビブロンゲッコーの大きさですが、平均的に見ると約15~16㎝程度になります。
大きい個体でも20㎝迄成長するのは稀ではないでしょうか。
購入当初は恐らく5㎝前後だと思うので(だいたい販売されている個体の平均的なサイズ、と言う意味です)手のひらにちょこんと乗る様な感じのサイズ感です。
そこから脱皮を数度行い大きく成長していきます。
飼育方法や必要なものは?
ここからは飼育方法やそれに伴う必要な物をご紹介していきます。
主だった物を挙げていきますね。
①飼育用ケース
ビブロンゲッコーの飼育ケースですが、爬虫類用のケースと言う物が販売されています。
フロントから開閉出来る仕様になっているのでメンテナンスがしやすいと思います。
またサイズはW30㎝を目安としましょう。
②床材
これもまた、爬虫類用のサンドが販売されています。
使い終わったら燃えるゴミとして捨てられるタイプのありますのでお手入れ等含めて楽になるでしょう。
③流木
ビブロンゲッコーは完全な樹上棲のヤモリと言うよりかは半樹上製のヤモリですが、全く登らない訳では無いのでケースのサイズに合わせて導入しましょう。
④保温器具
ビブロンゲッコー飼育時の適温は24℃~28℃間くらいが望ましいと言われています。
夏場は問題無いでしょうが、問題は冬場ですよね。
パネルヒーター等で温度をキープ出来る様にしてあげましょう。
以上がビブロンゲッコーの飼育時に必要になる物で主だった物になります。
他にあれば便利な物(温度計や霧吹き)等もありますが、状況に応じて揃えて頂ければいいかと思います。
具体的な餌や与える頻度は?
ではお次はビブロンゲッコーの餌に関してご紹介します。
ビブロンゲッコーに与える餌として挙げられる物は「コオロギ」や「ミルワーム」等を与えましょう。
この時にカルシウムを摂取させる為に、与える餌にカルシウム剤をふりかけてから与える様にして下さい。
また餌を与える頻度ですが、小さき時(ベビー~ヤング期)は基本的に毎日餌を与え、成長してからは週に2~3回を目安として餌を与えましょう。
ビブロンゲッコーの食事シーン
販売価格や販売場所は?
冒頭でビブロンゲッコーの販売価格はリーズナブル、とお伝えしましたが実際の相場は幾らくらいなのでしょうか?
まあ、ショップにより価格差はあり決まった価格で販売されている訳では無いので一概には言えませんが、平均価格としてお伝えするなら概ね2,000円~3,000円くらいが1つの目安になるでしょう。
販売場所に関しては、爬虫類専門店や大型ペットショップ等で販売されています。
万一、最寄りで販売されていない場合や売り切れてしまっていた場合は店員さんに問い合わせると次回入荷日や取寄せ可能であれば取り寄せてくれるでしょう。
平均的な寿命や病気になった時の対策は?
ビブロンゲッコーの平均的な寿命に関してですが、約7~8年と言われていますが飼育環境により異なってきますのでこの限りではありません。
また、繁殖を行う場合はメスはオスに比べると寿命は短くなる傾向があります。
生命を次に繋ぐと言う事はそれ相応の体力を要する訳ですよね。
他に、病気になった時の対策ですがビブロンゲッコーに限らず爬虫類系に多い病気として「クル病」が挙げられます。
クル病を含む病気になってしまった場合は獣医さんに診察して貰う事が一番の対策になります。
我々素人が下手に手を打つより間違いが無いのですが、その前に爬虫類を診察出来る動物病院を探しておきましょう。
全ての動物病院で爬虫類系を診察出来るとは限りませんので。
他のヤモリと一緒に飼える?
ここではビブロンゲッコーと他種は一緒に飼えるかどうか、と言う点に注目してみましょう。
結論から言うとあまり望ましく無いでしょう。
前提として、飼育環境が全く同じであるとして広いケースで双方あまりバッティングせず棲み分け出来る環境が作れるのであれば問題無いのかも知れませんが・・・。
同種でも複数飼育する時は餌及び縄張り争いによる喧嘩等が発生したりするので、繁殖を目指さない限りは単独での飼育が望ましいと言われています。
それら全てを複合すると基本的には単独で飼育される方が色々憂いも無くなるので、まずは単独飼育を目指す方がいいのでは無いかと結論付けます。
飼育する際の注意点は?
ビブロンゲッコーは所謂「壁ちょろ」と言われているヤモリです。
飼育ケースの壁を這い上がって脱走する可能性も0では無いので飼育ケースは容易に開かない様にしておきましょう。
またメンテナンス時等に脱走及び逃走してしまうと動きが遅い訳では無いので捕まえるのに苦労するかも知れません。
それらには注意をしましょう。
まとめ
小さな怪獣と言われているビブロンゲッコーですが、見た目は確かにゴツさもあり目も鋭利な感じなのでカッコよさはあると思います。
安価で飼育も容易、と言われていますのでヤモリを初めて飼おうかと思っている方は如何でしょうか?
ただ世に流通しているビブロンゲッコーの大半は「オオフトユビヤモリ」と言うビブロンゲッコーに酷似している種である、と言われていたりもしますが真偽はどうなんでしょうか!?
以上、ビブロンゲッコーの飼育方法や販売価格、寿命について解説 でした!
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