目次

生態は?

冬というと何を思い浮かべますか?

おいしい鍋、鍋といえばカニ?カニは冬においしいですね。
しかし、カニといっても日本にはさまざまなカニが生息しています。必ずしも食用だけではないし、大きなカニだけではないし、海にいるとは限りません。

そんないろいろなカニがいますが、なかでもアカテガニはご存知ですか?

アカテガニは、甲羅が3センチほどで、小柄なカニです。松葉ガニや毛がにを想像すると、その存在の違いが大きいです。

アカテガニは、オスのほうがメスより大きく、成体の体は灰色がかっていて、背中の甲羅の真ん中には赤い線があります。オスのハサミは多くて赤褐色です。メスは全体的に色が淡いのが特徴です。

アカテガニは、日本以外に中国東部、台湾、朝鮮半島にも生息しています。主に海岸や岩場、土手や石垣、森林や湿地などで見られますが、カニの中でも乾燥に強いカニです。高いところにも登れて巣穴を作ります。人に敏感で、人が来るとササッと巣穴に逃げます。

昼は巣穴や物陰に潜み、夜に活動して、冬は冬眠します。

しかも通常のカニは水中でしか生きられませんが、アカテガニは体内でうまく水循環できるので少ない水の場所でも生きられます。

小さなカニで、泡をふくカニを見かけたらアカテガニの可能性が高いです。

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川で捕ることができる?

アカテガニは、海に出るのは繁殖期のときです。

普段は民家の近くや川や土手に見ることができます。


アカテガニの集会



アカテガニは、川の近くにいますが、サワガニやベンケイガニと似ています。気をつけて見つけましょう。

さらには逃げるのがすばやいです。草むらなどに逃げたり巣穴にもぐったら捕ることが難しいです。見かけたらすばやく網などで取りましょう。

しかし、近年の日本でのアカテガニは激減しています。昔は珍しくないカニでしたが、今は見つけるのが難しいです。

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その他入手方法や販売価格は?

では、川でアカテガニが捕れないとき、どこで入手できるのでしょう?

やはりペットショップや専門店です。

さらにネットでも購入できますが、輸送に心配な点はあります。理解したうえで、購入をおすすめします。

購入価格は500円から1000円、中には3000円などあります。ただ、サワガニがアカテガニとして売られたりしている場合があります。類似カニに気をつけましょう。

飼育方法や必要なものは?

アカテガニ 飼育



では、アカテガニを飼うとき必要なものは何でしょう?

まずはケージですが、水槽派の方もいますが、移動や掃除を考えてプラスチックケースをおすすめします。

サイズは60センチほどの大きさで基本、1ケースに1匹が望ましいです。

そして清潔な水です。水は、アカテガニの足が伸びても充分に浸かれるぐらいが目安です。あまり水を多くすると、アカテガニは外に出れません。脱皮するときは水中で行いますので、程よい水の量がアカテガニには大事です。

隠れ家、シェルターも重要です。岩や石などで隠れる場所を作ってあげましょう。人間が来ると巣穴にすばやく隠れるアカテガニです。隠れ家は、リラックス空間として大事です。

ほかには、下に敷く砂利です。清潔で細かいものを準備しましょう。砂もぐる習性はないので、たくさん必要はありません。そこが見えないように数mmくらいで調節しましょう。

ヒーターも準備しましょう。冬は冬眠するとお話しましたが、あまり寒いとよくありません。5度くらいを保つようにしましょう。

ヒーターはケースの下に敷くタイプをおすすめします。

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具体的な餌や与える頻度は?

アカテガニは雑種です。ジャコやシラスなどを食べますが、人口餌も大丈夫です。

カニ用の餌やエビ用の餌、ザリガニ専用の餌を食べます。ただ、好みもあるのでアカテガニの様子を見ながらあげましょう。

餌は毎日与えても大丈夫ですが、もともと小柄なアカテガニです。たくさんあげる必要はありません。市販の餌を4.5粒あげて様子を見ましょう。お腹がすいているようならもう少しあげて、調整をしましょう。

ただし、残ると水質が悪くなりますので、気をつけてください。

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平均的な寿命は?

では、アカテガニの平均寿命はどのくらいでしょう。

さまざまなデーターがあります。7年飼った方もいます。だいたい10年前後が寿命です。

はっきりしないのは、飼うアカテガニによって寿命がそれぞれだからです。
しかし、小柄なアカテガニ、うまくいくと一緒に長くいられます。

養殖も可能?

アカテガニ、繁殖時期、6月から9月に多くの卵を産みます。
うまくいくと、飼って繁殖してくれるかも?と思い、夢は膨らみますが、実はアカテガニ、繁殖は難しいです。

なぜなら、生まれたとしても小さな卵ですので、水槽で育ちにくいです。

海で繁殖して水中に卵を産みます。生まれた幼生は、水中で育つので一般的なケースで育
てるのは至難の業です。

アカテガニを飼う際は繁殖目的ではなく、観賞用として飼うことをおすすめします。

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飼育する際の注意点は?

アカテガニを飼育する際に気をつけることは、水質です。

淡水で生活します。しっかり掃除をして清潔な水を入れましょう。

水の入れ替えは3日に1回くらいしましょう。たとえ、見た目がきれいで掃除する必要がないと思っても、水質はアカテガニの生命を左右します。
きれいな水の中で生活できるようにしっかり水を変えてあげましょう。

さらにケースの蓋はしっかり閉めましょう。アカテガニは、壁や高いとことに登れます。ケースもよじ登りますので気をつけてください。

餌も同じものばかりだと栄養バランスも偏る上に飽きて食べなくなることがあります。バランスよく餌をあげましょう。

まとめ

アカテガニ 飼育



アカテガニの写真を見てください。昔家の近くで見た!という方もいらっしゃると思います。今は数も少なくなって貴重なカニです。

アカテガニは、小柄で可愛いカニです。ぜひ、長く一緒に過ごしましょう。

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