トビウオと聞くとまずどんなことを思い浮かべるでしょうか。
海面を飛ぶシーンでしょうか、それとも調理された時の味覚でしょうか。
トビウオが海面に飛び出て飛ぶあのシーン、広げているのはエラなのですが、羽のようですよね。
なかなか未知な存在と捉える方もてると思います。
食べることが好きな方は様々な調理法に興味を抱くでしょう。
ほかには地方によってトビウオの呼ばれ方が違うことを知っている……という人もいると思います。
地方によって呼び方が違うのって不思議ですよね!
今回はそんな呼び方の違いについてまとめてみたいと思います。
たぶんですが、トビウオの生態などを知っていくとその謎が解けるような気がしますので、項目ごとにまとめてみます。
目次
トビウオの生態
トビウオは太平洋やインド洋の亜熱帯から温帯の海に生息しています。
胸ビレを広げて滑空することから、トビウオと名付けられたようです。
全長は30センチから40センチ、動物プランクトンなどを食べます。
海面を滑空するのはマグロなどの捕食者から逃げるためと言われています。
まさに捕食者から逃げるこの映像は圧巻です!!
滑空中に急ブレーキをかけたり、空中回転することもできるようです。
なかなか器用というかアクロバティックなことができる魚なんですね!
トビウオは何種類くらいいる?
世界で50種類ほど存在すると言われています。
日本近海でも30種類前後、確認されているようです。
トビウオって1種類だけかと思っていた人もいるのではないでしょうか。
意外と多くの種類が存在するのですね、驚きです!
トビウオが「アゴ」と言われる理由
一部の地域ではトビウオのことをアゴと言います。
有名なところでは島根県ではないでしょうか。
島根県の県魚がアゴ(トビウオ)なのです。
では、トビウオのすべての種類のことを総じてアゴと言っているのかというと、そういうわけではないようです。
アゴと呼ばれるトビウオは30種類ほど確認されている中の2種類だけを指します。
日本海と東シナ海の間を行き来する細トビウオと筑紫トビウオのことをいいます。
トビウオは飼育できる?
水族館でトビウオを飼育している場所は少ないそうです。
それはトビウオの生態によるもので、水面を滑空する勢いが早く、水槽の壁に追突して死んでしまうからです。
稚魚なら可能かもしれませんが、水族館でも難しいと言われているトビウオを個人で飼育するのは困難かと思います^^;
朝起きて部屋に転がっているのを想像したら・・・可哀想ですしね。
トビウオの数え方は?
トビウオの数え方、何だと思いますか?
魚は種類によって数え方が違うのが難点ですよね。
ついうっかり間違った数え方をしてしまうとかなりの赤っ恥です。
知らないことは別に恥ずかしいことではないので、ここでしっかりと確認しておきましょう。
トビウオは飛ぶことができるので、「羽」と数えます。
うさぎも哺乳類ですが「羽」と数えるので有名ですよね!!
鳥意外にも、このような数え方するのに驚きを隠せないのは私だけでしょうか?
寄生虫がついてるってホント?
結論から言うと、トビウオには寄生虫がついていることもあります。
トビウオについてくる寄生虫は、人体に害を及ぼすことはないようですが、やはりそういったものが体内に入ってしまうのは嫌なものです。
これらの寄生虫は、冷凍されてしまうと死んでしまうものですので、冷凍されたトビウオを食べる分には問題ありません。
また生で買ってきても熱を加えることで死んでしまいます。
問題は刺身で食べる時です。
寄生虫は黄色い筋のようなものと白い玉のようなものがついてきます。
取り除けば刺身でも食べられると思いますが、大量に付着していた場合は刺身ではなく熱を通した調理にした方がよいでしょう。
まとめ
トビウオの別名アゴと呼ぶのは地域の特徴だと思っていましたが、そうではなかったですね。
とれた場所で名称が変わってしまう魚が存在するので、それに近いような気もします。
魚についてくる寄生虫、これに当たるととてもつらいのです。
人体に問題ないと言われても、あのつらさは耐えられないものがあります。
トビウオについてくる寄生虫も痛みなどを伴うのかはわかりませんが、のちのちとんでもない事態になるかもしれないと思うと、刺身は避けたいですよね。
生魚を食べる時は注意しましょう。
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