サメと聞くとなにを連想するでしょうか。
世代にもよると思いますが、人喰いザメが出てくることで有名な映画「ジョーズ」を思い浮かべる人も少なくないと思います。
ジョーズのモデルにされたのが、ホオジロザメと言われています。
サメに対して恐怖心を抱いている人の方が大多数ではないでしょうか。
ホオジロザメはとくに人を狙う、襲うといったことで知られていると思います。
そんなホオジロザメに天敵っているのでしょうか。
いるとしたらどんな生き物でしょうか……
とても気になりますよね!
今回はホオジロザメの生態を知ることで天敵の有無も知れると思うので、項目ごとにまとめてみたいと思います。
目次
ホオジロザメの生態
白い死神とも呼ばれるホオジロザメは、世界中の海に広く生息しています。
好物となるアザラシやオットセイの繁殖地周辺に集まるとされています。
食性は動物食で、先に述べた生き物のほかにイルカなどの哺乳類を好みます。
しかし子供は魚の食事が主体となり、大人になると動物食になります。
体重の30%ほどの重量を食べると満腹感を感じるようになります。
そんなホオジロザメの平均全長は4~5メートル、体重平均は700~1100キロですが、中には6~9メートル級のホオジロザメが存在するとも言われています。
ホオジロザメに天敵はいる?
存在します。
サメの中で人を襲う率が高いと言われているホオジロザメの天敵はなんと人間なのです!
ほかにはシャチやホオジロザメよりも体の大きいサメなどが天敵とされています。
ホオジロザメはイルカを捕食しますが、逆にイルカに返り討ちにあうこともあります。
身体の大きさや捕食する時の動作などで必ずしもホオジロザメが強いというわけでもないようです。
これは・・・大きい
共食いするってホント?
必ず共食いをするというわけではありません。
同じホオジロザメ同士でも体の大きさの違いで、小さいホオジロザメが狙われ捕食されることがあります。
こういうのを知ると、自然界の厳しさを感じます。
弱い立場のモノから狙われていく……それが厳しい自然界なのですね……
飼育している水族館はある?
日本に限らず、世界中でもホオジロザメを飼育している水族館はないようです。
ただ一時、日本の美ら海水族館でホオジロザメの公開展示をしたことがあります。
その当時はかなり大きなニュースとなり取り上げられたようですが、残念ながらその時のホオジロザメは死亡してしまったようです。
なぜ水族館でホオジロザメの飼育をしないのでしょうか。
それにはホオジロザメの生態が関係しているようです。
獰猛なホオジロザメですが、実はとっても神経質、さらには捕獲した時のショックで死亡、無事捕獲できたとしても食事をとることが困難となり死亡……と、とにかく飼育がとっても難しい生き物なのです。
寿命は?
ホオジロザメの寿命は謎とされていましたが、幾度かの調査結果を得て、平均70年以上というのが最新の公表結果となっています。
さらに研究が進みも新たな事実が発見され、さらに寿命の更新になることもあるかもしれません。
淡水で生きられる?
ホオジロザメは淡水では生きていけません。
基本、サメは淡水で生きることはできませんが、オオメジロザメは淡水でも生きていけるようです。
水族館のオオメジロザメ
まとめ
ジョーズを見たことがある人ならわかると思いますが、もうサメと聞いただけでサメすべてが人を襲う獰猛な生き物であると思い込んでしまいますよね。
実際にはそういうわけでもないと知ることになるのですが、先入観はなかなか拭えません。
ホオジロザメに限ってはさすがジョーズのモデルとなっただけのことはありますね。
サメの種類の中では中型に位置するのですが、獰猛さではダントツではないでしょうか。
そんなホオジロザメでも天敵が存在して、体が小さいと同種から狙われてしまう運命にある……まさに弱肉強食の自然界です。
そんな世界で生き続けているホオジロザメが実は超神経質だったとは……とても驚きです。
どんな生物にも弱点があるものですね。
まだ謎の部分がありそうなホオジロザメの天敵や生態についてでした。
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