モグラを直接見たというご経験がある方は意外と少ないと思います。
多くの方が見知っているモグラはキャラクター化されていたりモグラ叩きゲームのようなものだと思います。
しかしモグラそのものを見たことがなくても、公園などでモグラの通った形跡などを見たことがある人は意外といらっしゃるのではないでしょうか。
もっこりと柔らかい土が盛られたような箇所、あれがモグラが掘った穴なんですよね……
実際に生きたモグラを見たことがないと、いったいどんな生き物なのか、とても気になりますよね。
天敵がいるのか、鳴き声とか……その辺を項目単位でまとめてみたいと思います。
目次
モグラの生態
日本には4属7種のモグラが確認されています。
また東西で生息しているモグラの種類が違うようです。
都心部ではあまり見かけられませんが、田舎などの民家では庭などに出現することもあるようです。
基本的には森林の落ち葉の下などで過ごし、地上と地中を半々で暮らしているようですが、動きが早くなかなか肉眼でしっかりと見るのは難しそうです。
主に昆虫やミミズを主食とし、単独行動をとります。
種類によっては魚や両生類も食します。魚は驚きですよね!!
出産は年に1回ですが、1度に2~7匹ほどの幼獣を産みます。
成獣の体長は8センチほどですが、個体差もあり15センチほどにまで成長する場合もあります。
そして寿命は平均6年前後と言われています。
モグラの天敵は?
土の中に潜ってしまうモグラには天敵がいなさそうですが、実はヘビやトンビ、キツネなど、意外と天敵が多いのです。
身近なところだとネコもモグラにとっては天敵のようです。
土の中に隠れても掘り起こされたり、モグラよりも素早い動きで潜る寸前に捕獲されてしまうこともあります。
猫の動きが早い!!
どんな鳴き声?
どう聞こえるかは個人差があると思いますが、「チュ、チィーッ」みたいに聞こえます。
モグラを驚かせて鳴かせているようなところもあるので、自然体で鳴いている時はもう少し違って聞こえると思います。
モグラは冬眠する?
モグラは冬眠しません。
年中、活動をしています。
寒い冬はあまり外に出てこないと思われます。
ほぼ土の中で過ごして冬を越すのでしょう。
ネズミとの違い
一見、ネズミと似ていますよね、モグラは……
体長も近いものがありますし……
それでもネズミとモグラには違いがあります。
まず、尻尾がネズミの方が長いこと、前足がモグラの方が大きいことです。
モグラの前足は土を掘るのに特化した作りをしており、ネズミより大きいのです。
さらに、その大きな前足には頑丈な爪もついており、ネズミの前足とかなりの違いがあります。
じっくりと観察すると、目の大きさが違うことにも気づくと思います。
ネズミの目の方がくっきりとして大きいです。
モグラは巣を作る?
モグラは土の中にトンネルを掘り巣をつくります。
巣を作ったり掘ったりした時に出た土を外に出します。
それが盛ったようになり、モグラ塚と呼ばれています。
モグラは巣に侵入してきたモノに対し攻撃的になります。
虫やミミズを主食にしていることから肉食であるとわかると思います。
興味本位でモグラ塚周辺を散策して巣穴に手を突っ込むなどの行為は危険です。
とはいえ、モグラも巣穴をひとつだけつくるわけではなく、ダミーの巣穴を作ることもあるようです。
用途別に巣を作るということもわかりました。
そういうことを知ると、とても人間の家と似ていると思いませんか?笑
最後のはかなり巨大!!
まとめ
モグラは可愛い方だと思うのですが、どうでしょう……
しかし、モグラの被害で困っている人も存在します。
その殆どが農業を営んでいる方ではないでしょうか。
捕獲や追い払いなど撃退方法は多々ありますが、実はモグラ、絶滅危惧種や準絶滅危惧種が含まれているようなので、安易に殺してしまうことはできないようです。
また捕獲に関しては許可が必要になるようです。
そうではなく、偶然モグラを捕獲してしまった場合も、絶滅危惧種かもしれませんので安易に飼育しようと思わず、人里離れた場所に逃がすなどした方がよいでしょう。
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