突然ですが、ロックビューティーと言う海水魚を知っている、または見た事がある、知っていると言う方はいらっしゃるでしょうか?
もしかしたらご自宅で飼っている方もいらっしゃるかも知れませんね。
唐突な入りですが、今回はロックビューティーについてのご紹介を皆様にお伝えしたいと思います。
まずはロックビューティーを知らない方の為にも簡潔にロックビューティーについてサクッとお伝えしましょう。
ロックビューティーは大西洋に生息している中~大型ヤッコになります。
体長は約30㎝前後迄成長し、黄色と黒色のツートンカラーが特徴的であり、発色の綺麗な魚です。
飼育に関して言うと、若干難易度は高く初心者向きではないと言われています。
ではそこ辺りも含めて、これからロックビューティーについて諸々ご紹介していきましょう。
目次
大きさや成長速度は?
上記項目でロックビューティーのサイズについてお伝えしましたが、最大で約30㎝程に成長します。
ただ、あくまでも最大サイズが上記程度なので一般的に飼育する際の平均的なサイズは20㎝前後でしょう。
ロックビューティーの体色に関しては先程もお伝えした様に黄色と黒色のツートンからですが、これに関してもう少し紹介しましょう。
幼魚の時は黒色部分は少なく、黄色が大半を占めているのですが成長と共に黒い部分が大きくなり、最終的には綺麗なツートンカラーになっていきます。
従いまして、幼魚時の黄色ベースの体色に対し、成長と共に黒色が占める割合が大きくなるのでその変化を見ながら成長度合いを計っていけるでしょう。
飼育方法や必要なものは?
ここからはロックビューティーの飼育についての説明に移りましょう。
飼育に関して揃えなくてはいけない物、飼育方法のご紹介になります。
飼育に必要な物と併せて飼育方法及び何故必要なのか、と言う点を記載していきます。
①水槽
水槽が必要なのは当たり前なのですが、問題なのはどのサイズを選ぶべきなのか、と言う点ですよね。
ロックビューティー自体のサイズが大きい部類なのでW60㎝では少し手狭になると思います。
勿論幼魚の時は問題ないですよ、成魚の段階で、っていう事ですね。
最低でもW90㎝は見て頂いた方がいいかと思います。
②ヒーター・クーラー
ロックビューティーを飼育していく上で適切な水温は25℃と言われています。
この水温をキープしていく為には上記のアイテムが必要になってきます。
③水温計
上記で説明した水温を計る為に水温計が必要です。
水温計が無いと現状の水温が把握出来ないので1つは用意しましょう。
④濾過装置
水質の安定、清潔さを保つ為に濾過装置は必須アイテムです。
外部式フィルターであれば、濾過能力も高いのでいいと思いますが、水槽外にこの外部式フィルターの装置を置かなくてはいけないので少し場所を取ってしまいます。
以上がロックビューティーの飼育時に必要な物になります。
細かく見るとその他にも揃えるべき物は出てくるかも知れませんが、その様な場合は状況に応じて揃えましょう。
具体的な餌や与える頻度は?
ロックビューティーの餌に関してですが、まずここでお伝えすべき点はロックビューティーは「餌付けが難しい」と言われている点です。
ロックビューティーを飼育する場合は恐らく幼魚からのスタートになると思いますので、この期間に人工飼料に慣らす事がポイントになります。
最初から人工飼料に餌付くかどうかは勿論個体差があるので一概に言えませんが、中々受け付けない場合はブラインシュリンプ等を与えてみて様子を窺いましょう。
与える頻度は1日1~2度、食べ残しが出た場合は水質悪化の原因になりますのでメンテしましょう。
人工飼料に慣れるまで少し大変かも知れませんが、根気よく餌付く様にしましょう。
販売価格や販売場所は?
平均的な販売価格は概ね10,000円前後になります。
あくまで平均値なのでショップにより多少の価格の前後はありますので、気になる場合は最寄りのショップで確認して頂く事をオススメします。
販売場所はアクアリウムショップ等で販売されています。
実店舗以外だとネット通販での購入、と言うのがルートとしてはあります。
平均的な寿命や病気になった時の対策は?
平均寿命はおおよそ7~8年程度と言われています。
勿論、平均なので上記の限りではありません。
また病気になった時の対策ですが、海水魚等が病気になった際の治療法として薬浴と言うものがあります。
しかし、ロックビューティーは薬浴に弱いという面があります。
従いまして、病気にならない様に対策を練る、と考えるのも1つの手かも知れません。
海水魚の病気の予防として「殺菌灯」と言う物があります。
殺菌灯と言うのは紫外線を照射する事により白点病等の原因となる白点虫等を退治する、と言う訳です。
他の魚との混泳は可能?
ロックビューティーの混泳に関してですが、基本的には完全NGと言う訳ではありませんが注意は必要です。
一般的には幼魚の内は混泳させず、単独での飼育が望ましいと言われていますが、他種混泳させる場合は成魚になってからです。
ただ、やはり成魚になってからでも他種混泳に関しては我々飼い主側も気を遣う点が多々出てくるので個人的にはあまりオススメ出来ません。
混泳に関してはあくまでも私の個人的な意見なので、悪しからず。
ロックビューティーの飼育の様子
飼育する際の注意点は?
飼育時の注意点ですが、上記の混泳の部分と少しリンクしますが、同種混泳に関してです。
まず同種混泳は他種混泳以上にオススメしません。
喧嘩をしてしまう可能性が高いので極力同種混泳は避けましょう。
また、リーフタンクにしたい場合はロックビューティーはサンゴを突いてしまう種なので避けた方がいいです。
まとめ
ツートンカラーが目立つロックビューティーですが、個人的に見た目は綺麗だと思います。
まあ、もっと綺麗と言うか配色がゴージャスな種は沢山いますが、ロックビューティーは色のバランスが良く丁度良い綺麗さに感じます。
目がチカチカしないって事ですね。
ただ飼育に関しては難易度は低く無いので、初めて飼育される方には少しハードルが高いかも知れません。
その様な場合はショップ店員さん等のアドバイスを頂きながら飼育していきましょう。
以上、ロックビューティーの飼育方法や販売価格、寿命について解説でした!
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