皆さんは、熱帯魚を飼育したことはありますか?

ポピュラーで地味なメダカと違ってカラーが豊富な事からレイアウトされた水槽の中では一際人の目をひきますよね。

この美しさから1度は飼育を試みた方も多いと思いますが、熱帯魚全てが色彩豊かとはいえないようです。

中でもバジスバジスと言う熱帯魚は、普段はくすんだような褐色をしており熱帯魚の中では冴えない色をしています。

しかし、発情期を迎えたオスの個体は体色を美しく、鮮やかに変色させるためアメリカではTVのコマーシャルにも登場するほどの人気ぶりです。

そんな珍しい熱帯魚の飼育方法や価格が気になるところです。

今回は、そんなバジスバジスの飼育方法や販売価格、繁殖方法について解説したいと思います。

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目次

生態は?

バジスバジスはタイやマレーシアに分布するナンダス科に分類される熱帯魚の一種で、周囲のカラーに合わせて体色を変化させる事からカメレオンフィッシュの別名を持っています。

体色を変化させるのは主に雄であり、成長した雄は興奮すると赤や青と色彩豊かな変身ぶりをとげるため、ペットとしての人気も高いようです。

また、飼育もそれほど難しくなく、水槽内に発生するモノアラガイなどの小さな貝を捕食してくれる為、飼育者にとっても大変重宝します。

飼育方法や飼育環境は?

バジスバジスの大きさは最大でも6cmと比較的小さくストレスも受けやすいですが、飼育自体は難しくないとされています。

その為、小型の水槽でも飼育は可能であり、砂利やソイルなどを敷いて水草を入れて飼育します。

また、比較的暖かい環境の生き物である為、水温を25℃~28℃に設定する為にヒーターやサーモスタッドなどは欲しいところです。

熱帯魚を飼う上で最も注意しなければならないのが水質ですが、バジスバジスの場合は比較的煩くない種類ではありますが、悪化するとマツカサ病などをおこしやすくなる為、PH弱酸性~弱アルカリ性くらいに保つ事が大切です。

更に、熱帯魚の混泳は華やかさを増す事から、様々な種類を混泳させる飼育者もいますが、中にはバジスバジスのように混泳向きの種類でありながら多すぎると怖がって餌を食べなくなる種類もいるため、注意が必要です。

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具体的な餌や与える頻度は?

バジスバジス 飼育



バジスバジスは東南アジアで養殖された個体が輸入されるため、人工餌でも特に問題はないとされていますが、もともと生きた餌しか食べない事もあり個体によっては人工餌を嫌う種類もいる為、冷凍の赤虫やブラインシュリンプなどを1日1回、食べきれる量を与えるようにします。

また、混泳させると餌を食べられないバジスバジスもいる為、観察する事も大切であり、水質悪化を防止するためにもモノアラガイなどの殻は早めの捨てるようにしましょう。


バジスバジスの食事シーン

販売価格や販売場所は?

バジスバジスは養殖がコンスタントに輸入されている為、流通量も多く価格的のも安定しています。

その為、ネットや熱帯魚を扱うペットショップでは1匹380円から売られており、数匹まとめ買いをすると、1500円前後で販売されています。

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平均寿命や病気になったときの対策は?

バジスバジスの平均寿命は、だいたい2年~3年とされており、水質の悪化や混泳する魚によるプレッシャーなどでストレスを感じてしまう事からエロモナスの病気が発生することもあります。

対策としては、グリーンFゴールドを規定量投与して治療します。

その後は、出来れば混泳する魚を減らす事も大切になります。

雌雄の見分け方や繁殖方法は?

体色を変化させるのは主に雄であり、特に発情した雄はヒレの部分が独特の青色に変化し美しく輝く為、見分けがつきます。

また、大きさもオスよりもメスの方が小さく全体的に地味である為、簡単に見分けられます。

繁殖の形態は、ワーフシクリッドに似ており、主にハーレムを作って雄が複数の雌をしたがいます。

水槽内にオスと雌を入れるだけで流木の裏や岩陰などに50個前後の卵を産み付け、その後は孵化するまで守ると言われています。

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他の魚と混泳する際に気をつけることは?

バジスバジスは貝を食べる魚の中では比較的穏やかな性質の為、極端な混泳の場合はストレスによって餌を食べなくなる事もあり病気にもなりやすい事から注意が必要です。

また相性などもある為、混泳させた場合はしばらく様子をみるなどの観察が必要です。

まとめ

バジスバジス 飼育



バジスバジスの飼育は比較的簡単だとされていますが、水質の悪化や混泳によるストレスなどで病気を引き起こしやすい為、PH弱酸性~中性の水質を保ち、混泳させる場合は、相性なども考えて少数に止める事が大切です。

その為には、残った餌や食べ残しの貝殻などは水の硬度を下げてしまうので早めに取り除く事が大切であり、水温管理はしっかり整えて最適な環境で飼育することが大切になります。

また、繁殖に関しては発情した雄と雌を水槽に入れるだけで約50個前後の卵を産み、だいたい3日ほどで孵化します。

しかし、孵化した稚魚をそのままにしておくといつの間にか消えてしまうと言う事にもなる為、他の魚と離して飼育する必要があります。

バジスバジスの雄は興奮するとヒレの部分がメタリックブルーに輝き様々な色彩変化も見せてくれます。

その為、飼育環境を最適にして1日でも長く楽しめるように最善を尽くす事が大切だと言えます。

以上、バジスバジスの飼育方法や販売価格、繁殖方法についての解説でした。

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