口真似、モノマネが得意な鳥と言えば「オウム」を頭に思い浮かべる方も多いかと思います。

ただ、オウムと一口に言っても複数種類が存在している事をご存知でしょうか?

オウム科に属す種類で言うと21種類存在しています。

今回はそのオウムの中で「コバタン」と言う種類のオウムについてご紹介していきたいと思います。

コバタンとは?、と言う所をまず先に紹介すると、インドネシアの島々に生息しているオウムでオウム属に属している中では最西に生息していると言われています。

しかしながら、ペット用としての乱獲や生息環境の破壊等により個体数が激減し、現在ではワシントン条約で国際取引が禁止されています。

国内での飼育に関しては条件を満たしている個体(2004年以前に国内飼育された個体)であれば購入して飼育も可能です。

その際の価格等に関しては後程ご紹介していきます。では、コバタンについて諸々下記よりご紹介していきましょう。

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目次

キバタンとコバタンの違いは?

まず、コバタンに非常に似たオウムで「キバタン」と言うオウムがいます。

正直、写真で見ただけだと違いは分からないでしょう。

ではこの2種の違いはどの様な点があるのでしょうか?

実物を見ればサイズの違いで把握出来ます。

以下、それぞれのサイズになります。

①キバタン・・・約50㎝
②コバタン・・・約30㎝

両種、並んでくれればサイズが一回りくらい違うので見分けが可能かと思います。

ただ、ぱっと見は両種とも白色で冠羽(カンウ)も黄色いのでサイズ感が分からなければどっちがどっちか見分けが付きにくいでしょうね。他、見た目以外の所での違いになるとキバタンはオーストラリア原産です。

コバタンは先程もお伝えした様にインドネシア原産ですね。後、鳴き声のボリュームも違ってきます。

キバタンの方がサイズも大きいので鳴き声に迫力があります。この鳴き声に関して、次の項目で詳細をお伝えしていきましょう。

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どんな鳴き声?知能は高い?

コバタンの鳴き声ですが、文字で表すと「グワァーグワァー」や「ガァーガァー」、「ギャァーギャァー」と言った感じになります。

鳴き声を文字で表現するのが苦手なので予防線張って3種類記載しましたが、どれかは近いと思います。

またコバタンの知能に関してですが、頭は非常に良く、人間に対しても友好的なコミュニケーションを図るので非常に可愛らしいと思います。

人間に対して甘えてくる事があるので、頭や体を撫でると非常に喜びます。

これがコバタンの鳴き声です ※大きな声なので音量に注意してください

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飼育方法や必要なものは?

飼育に関してですが、基本的にコバタンを飼育する事は色んな意味合い含め難しいかと思いますが、何かの縁があって飼育する事になった事を想定してご紹介していきましょう。

先程、コバタンのサイズに関してお伝えしましたが、約30㎝程に成長するので比較的大き目です。

飼育にはケージを用いますが、それなりのサイズのケージが必要になる事は個体サイズから見て想像出来ますよね。

オウム用の大型のケージがありますのでそれらを用いる方がいいでしょう。

ケージ内に止まり木を入れてあげ、退屈しない為にも齧れるおもちゃも入れてあげましょう。

後、ケージに関してですが、ケージの出入り口部分はコバタンに開けられてしまう可能性もあるのでその点は注意しましょう。

しっかりと放鳥してストレス解消させてあげられるだけの場所と時間があればいいのですが、確保出来ない場合はケージだけでもゆとりあるサイズを選んであげましょう。

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具体的な餌や与える頻度は?

コバタン 飼育 キバタン 違い

コバタンの餌に関してですが、オウム用の人工飼料が販売されていますのでそちらを主食として与えるといいでしょう。

他におやつとしてバナナやリンゴといった果物、小松菜等の野菜類をあげるといいでしょう。

餌を与える頻度ですが、まず餌入れに半分ないしは半分少し上程度入れて1日でどれくらい食べるのか見ましょう。

残しているのか、全部食べているのか、で1日に食べる量がだいたい見えてくると思います。

食事量を暫く観察して、ある程度把握出来れば1日に食べられる量を餌入れに入れてあげるようにしましょう。

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販売価格や販売場所は?

現状、日本国内で販売されているコバタンの平均的な価格は500,000円~700,000円程度でしょう。

多少の誤差はあると思いますが、決して安い価格ではありません。

また販売場所ですが、鳥類を扱っているショップに販売されている事がありますが、どこのお店でも販売されている訳では無いので注意して下さい。

販売店以外の他のルートになると、大型鳥類の里親を募集しているNPO法人等があります。

そこにコンタクトを取る事も1つの方法でしょう。

平均的な寿命や病気になった時の対策は?

コバタンに限らずですが、オウム類は非常に長寿です。

今回ご紹介しているコバタンの平均寿命は約40年以上とも言われており、100年生きた個体もいるとか!?

これだけの長寿なので飼育する側もそれなりの覚悟と言うか心構えは必要になってきますね。

また病気に関してですが、「PBFD」と言うウィルスによる感染症が一番危険な病気になります。

現時点で治療方法は無いみたいですが、感染経路はウィルスを持っている鳥との接触による感染等が挙げられます。

我々人間も例えばどこかで鳥に触れた後に、コバタンに触ると万が一感染する可能性もあるので手洗い等の消毒が必要になります。

これら以外の病気も注意しなくてはいけませんが、諸々普段と違う様子や何かしたの症状が出れば、獣医さんに診て貰う様にしましょう。

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飼育する際の注意点は?

飼育時の主な注意点としては、鳴き声の所でもお伝えしましたが、かなりのボリュームある鳴き声なので近所迷惑にならない様な配慮が必要です。

配慮と言っても、鳴く事自体を止めさせる事は出来ないので防音対策を取るしかありません。

若しくは、広大な敷地を持って入ればどんだけ鳴こうが関係無いと思いますが、日本の住宅事情を考えると防音対策を考えるのが一番いいでしょうね。

まとめ

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非常に人懐っこくて愛嬌たっぷりのコバタンについてご紹介しましたが如何でしたか?

飼育するには様々なハードルを乗り越えなくてはいけないと思いますが、愛情を注いだ分以上のリターンは得られるのでは無いでしょうか?

ただ、先程もお伝えした様にそれなりの飼育スペース、長い寿命でもあるので生半可な気持ちでは決して飼う事の出来ない鳥である、と言う事はお伝えしておきます。

以上、コバタンの飼育方法や販売価格、キバタンとの違いについて解説でした!

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