アマツバメは、夏鳥として日本に渡来する渡り鳥であり、名前の感じから日本で馴染み深いツバメと混同する人は多いようです。


しかし、巣を作る場所や作り方も、更には生態などもツバメとは全く違うようですよ。


巷では、睡眠時も飛び続けていると言われていますが、実際はどうなのでしょうね?


今回は、そんなアマツバメとツバメの違いは?また、睡眠・速度・鳴き方も解説したいと思います。

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アマツバメの生態

アマツバメは、夏季にインド、オーストラリア、シンガポール、韓国、日本、マレーシア、中国と幅広い地域で繁殖を行い、冬季になると東南アジアやオセアニアで越冬する渡り鳥です。


日本には、亜種が本州、四国、九州に渡来して海岸の高山や断崖の割れ目に巣を作り、群れで生活します。


アマツバメの翼は細長い形状をしており、飛んで広がると三日月型の鎌状の形に見える事から地方では「鎌ツバメ」と呼ぶところもあります。


また、体よりも長い形状から、地面に降りてしまうと翼がつかえて歩くことも飛び立つ事も出来なくなる為、繁殖時以外のほとんどは空中で生活することになります。


その為、食事も空中を漂っている昆虫などを吸い込むように捕食しますが、雨模様の時は低空飛行になり人目につくところまでやってくる事もあります。


因みに、アマツバメは、漢字で書くと「雨燕」となり、名前の由来もそんなところからきているようですよ。


繁殖形態は卵生で、空中で集めた枯草などを唾液で固めて高山などの崖の隙間に皿状の巣を作り、6月~8月に1回、2~3個の卵を産みます。


アマツバメの番は一夫一妻制で抱卵もオスとメス交代で約40日間ほどかけて行われます。


はるばる遠い国から渡ってきても羽を休めることなく飛び続けると言うアマツバメの身体能力の凄さには驚きましたね。

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アマツバメとツバメの違いは?

アマツバメとツバメは、名前の感じから同じツバメの仲間と考えてしまいますが、全く別の種類になります。


この2種類を比べて見ると以下のようになります。

・アマツバメ

ツバメ アマツバメ 違い 睡眠 速度 鳴き声



体長は19cm~20cm 羽を広げた大きさは43cm位になりツバメよりは大き目です。


アマツバメ目、アマツバメ科、アマツバメ属に分類される渡り鳥で、群れで行動することが多い。


巣作りは天敵や人の近づけないような高山の断崖の隙間を選び、唾液腺が発達している為、ほとんどは唾液を固めて皿状の巣を作ります。


オスメス交代で抱卵し、約40日かけてヒナを孵し、1回で終わります。

・ツバメ

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体長は15cm~17cmで翼を広げると約32cmとアマツバメよりは小型の鳥になります。


スズメ目、ツバメ科、ツバメ属に分類される渡り鳥で、渡りも個々で行われる事が多いです。


巣は泥や枯草を重ねてつくったものになり、場所はカラスや天敵に襲われないように人の多い商店街や人家、駅の近くの建物などに作る事が多く、順調にいけば2回の子育てを行う事があります。


繁殖期の後半になると巣立った若鳥が数千羽から数万羽の群れとなってヨシ原に集まり9月~10月にかけて東南アジアの暖かい地方へ渡っていきますが、中日本国内で越冬するものもおり、それらを「越冬ツバメ」と呼ぶ事もあります。


このように、同じような名前が付いていても分類上は全く違う種類になり、生態などでも大きな違いがある事が分かります。


また、これは余談ですが中国では高級食材に「ツバメの巣」がありますが、これはアマツバメの巣を使ったものでツバメの巣ではないと言う事です。


確かに、断崖に巣を取りに行くことは命がけですし、栄養効果も高いとされている事から、高級食材である事は理解できそうですよね。

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アマツバメの睡眠のとり方

アマツバメは繁殖時、又は子育て以外、ずっと飛び続けている事で知られていますが、驚くことに睡眠時も飛び続けていると言う事です。


バンドゥイルカなどは、呼吸をする為に定期的に海上へ顔を出す必要がありますが、海の中で熟睡してしまった場合は溺れると言う事はないのだろうかと心配にもなります。


実は、このような泳ぎ続ける魚類や飛び続ける鳥などが睡眠をとる時は、脳の半分を眠らせると言う半球睡眠の方法を取っていると言われています。


夕方になって日の光が弱まると、上空にのぼり始め天敵や何かにぶつかる心配のない高さまで上昇し中には2000m以上も上昇する種もいるようです。


低速で翼を広げながら4秒間羽ばたき3秒間の滑空を繰り返すため、空に大きな円を描く事もあり、満月にかかる大きなシルエットを確認することもあるようですよ。


巣を飛び立った瞬間から繁殖時以外飛び続けると言う宿命のような物を背負って生きているアマツバメって、ロマンを感じさせてくれますね。

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アマツバメの速度は?

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アマツバメの不思議はこれだけでなく飛行速度も速い事で知られており、時速169kmに達するため鳥類ではハヤブサに次ぐ2番目の速さと言われています。


特に水平歩行が得意で、その速さは時速300kmに達する事もあるため、水平飛行においてはハヤブサを超える事から天敵などに襲われる心配もないですよね。


水飲みがすごい!!

アマツバメの鳴き声は?

鳥の鳴き声は一般的に良く似ているものが多く、アマツバメの鳴き声も「チリリリ・・・」と普通の鳥のように鳴きますが、若干潤いを含んだ鳴き声になります。


しかし、多くは飛んでいるときにしか鳴かず、特に崖の上空で群れを作り甲高く鳴いている鳥を見つけたらアマツバメと考えて間違いはないようです。


飛びながら鳴いています!!

まとめ

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アマツバメとツバメは分類上からも全く別の種である事が分かりましたね。


また、巣を飛び立った瞬間から飛び続けると言う宿命のような物を背負ったアマツバメは、繁殖時以外、エサを捕る時も交尾をする時も、更には睡眠をとるときも空中で行われます。


しかも渡り鳥でありながら他の鳥のように羽を休めることなく飛び続けているわけですから、アマツバメの身体能力の凄さには驚くばかりです。


結局、一番休めるのは子育てを行う時だけであり、この時がアマツバメにとっては一番の至福のときになるのかもしれませんね。


以上、アマツバメとツバメの違いは?また、睡眠、速度、鳴き声についての解説でした。


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