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マントヒヒの生態
マントヒヒは、サルの中でもオナガザル科ヒヒ属です。住む地域は、アラビア半島や東アフリカの岩場や草原に生息しています。
オスのほうが大きく、体長はオスで70から80センチで体重は20kg程です。メスは更に小さく、体長は50から60センチで体重は10kgです。
えっ?そんな小柄?と感じた方もいらっしゃると思います。マントヒヒと聞くと、ゴリラとイメージを重ねて大きくてごついイメージの方もいらっしゃると思いますが、意外と小柄なんです。
毛並みの色も単色系で、灰色のような白のような色をしており、顔とおしりまわりに毛が生えていません。
マントヒヒの名前の由来は、肩や首まわりの覆われている体毛がマントのように見えることから由来されています。
住んでいるところは、草原や岩場です。ライオンと似ており、オス一匹に複数のメスや子供たちの群れを形成しています。ハーレムですね。
夜になるとさらに集まってきて100匹ほどになります。
食べ物は雑食で何でも食べます。昆虫から木の葉や果物、実、種など食べます。
マンドリルの生態
では、マントヒヒに対してマンドリルは、どうでしょう?
マンドリルは、熱帯雨林、主に西アフリカに生息しています。
マンドリルの顔が赤や青であでやかなのは、遠くからでも分かるようにです。雨が多く、森林の多い熱帯雨林では、どこにいるか分からなくなります。仲間同士分かるようにあの、私たちの記憶にある派手な顔なのです。顔にはしっかりした理由があったのです。
メスよりもオスのほうが派手なお顔です。
大きさは、若干マントヒヒより大きいです。オスが80センチ程で体重27kg、メスが55センチ程で12kgくらいです。マントヒヒより若干大きいです。
熱帯雨林で250頭ほどの大きな群れで生活しており、マントヒヒ同様オスを中心としたハーレムを作って群れとしています。
木に登りますが、高く登ることはありません。
食べ物はマントヒヒ同様、雑食で果実、昆虫、小動物を食べます。
天敵はヒョウやワシ、毒蛇です。
マン(人)に近いドリル(サル)がマンドリル、名前の由来です。
マントヒヒとマンドリルの大きな違いは?
では、マントヒヒとマンドリルの大きな違いはなんでしょう?
それは、やはり顔です。
カラフルな顔をしているのがマンドリルで、灰色がかった毛を持って顔で茶褐色のような皮膚の色がマントヒヒです。
写真を見ると、本当にその違いがはっきりわかります。
マンドリル↑
マントヒヒ↑
いかがでしょうか?イメージは、マントヒヒのほうがマンドリルより老けて見えませんか?
マントヒヒとマンドリルは、全然違う動物です。
しかし、名前や私たちのイメージが似ていると認識してしまうのでしょうか?
マントヒヒの性格は凶暴?
では、マントヒヒの性格はどんな性格でしょう?
こちらのマントヒヒ性格はだいぶ凶暴です。決して温和な性格ではありません。
ヒヒとつくものは凶暴な性格です。
ライオンやヒョウがいなくなったところにマントヒヒが増える・・・というくらい強いです。小さなヒョウなら襲われてしまいます。
マンドリルはどうでしょう・・・どちらも変わらないと思われます。
ただマントヒヒは短気なため、けんかっ早いです。
マンドリルのおしりの色は?
今度は、マンドリルですが・・・ついお顔ばかり目がいきがちですが、マンドリルのおしりの色はどうなっているのでしょう?
マンドリルのおしりは、顔同様カラフルです。
後姿を見てください。水色のような色、緑?紫?というようなあでやかな色です。
これは、コラーゲン細繊維の光の加減で起こるのですが、見ごたえのあるきれいな色です。
メスは若干色が落ち着いています。
鳴き声はどんな鳴き声?
マントヒヒはどんな鳴き声をするのでしょう?
聞いたことないし、鳴いているイメージが湧きませんね。
マントヒヒの鳴き声は、ブーブーと言うような声を出します。歯ぎしりのような音も出します。
確かに、ブーブーと言った鳴き声が・・・
マンドリルの鳴き声は、キーキーといった声に近いです。
一瞬聞こえます!
しかしマントヒヒもマンドリルも声を頻繁に出すことはありません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
姿形は違うのに、私たちが間違えてしまう、マントヒヒとマンドリル。比べたら全然違うんです。
まず、顔が違い、毛並みや毛の色が違います。なのに間違えてしまうって不思議ですね。
ぜひ、動物園に行った際は、違いを確かめてみてください。
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