いやー、毎日暑い日が続いてグッタリしちゃいますよね。
夏だから暑いのは当然なんですが、クーラーのついた部屋に籠っていても電気代が高くなってしまいますし、体にもあまり良く無いですもんね。
そんな暑い夏のイベントと言えば「お祭り」ですよね!?
「お祭り」と言えば「金魚すくい」しかないですよね!?
そう、今回は「金魚」・・・、では無く「鉄魚」についてご案内したいと思います。
回りくどい上に、金魚じゃねーのかよ、ってなるかと思いますが、少なからず金魚と鉄魚は縁があります。
目次
鉄魚の生態
そんな鉄魚を知らない方に「鉄魚」とはなんなのか掻い摘んでご紹介しましょう。鉄魚は釣りキチ三平の「幽沼の羽衣鮒」のモデルになっている言われる魚です。分かり辛いですね・・・笑
鉄魚はコイ科フナ属に分類され、フナの様な体をしており長い綺麗な尾ひれが特徴です。そのヒレの長さから羽衣天魚と呼ばれることもあるそうな・・・
宮城県魚取沼(ゆとりぬま)と言う所に生息しており、天然記念物となっています。現時点ではフナと金魚の交雑種であると言われていますが、かつてはフナの突然変異説もあったみたいですよ。秋田市街地、尾鷲、尾花沢でも見つかったという話もあります。
流通している種類には青や赤、アルビノといった様々な色をした鉄魚もいます。最大で30センチになる個体もいるそうです。
飼育するのに必要な物は?
では次に鉄魚を飼育するにあたって必要な物を揃えるには何が必要なのでしょうか?
基本的には金魚を飼育する際に必要な物と同じである、と考えて頂いて大丈夫かと思います。鉄魚自体の値段はまちまちで、種によって変わるので販売店に問い合わせるとよいかと思います。
そして、まずは水槽が必要になりますよね。
大きさは60センチクラスのサイズの物を用意して頂ければいいかと思います。
そして底砂も用意して方がいいでしょう。
底砂がある事によって水質を安定化させるメリットもあるのと水草を植える事も出来ますからね。
他にも何匹飼育するかにもよりますが、エアポンプを用いて酸素を送り込むエアレーションと言う作業も必要ですね。
最後に水に関してですが、水槽に水を入れる際に水道水を使用する場合はカルキ抜きをしてから入れる様にして下さい。水流は強いのは好みません。
自然界では屋外にいますが、飼育する際は屋外飼育はおすすめしません。
鉄魚の飼育方法は?
上記で道具類は揃った、と仮定しますね。
そうなると次はどの様にして飼育していくか、がポイントになりますね。
鉄魚は比較的丈夫なので飼育はしやすい方だと言われています。
上記必要な物を揃えて頂いてからの飼育時はこまめなメンテナンスですかね。
メンテナンスと言うのは清掃を指します。定期的な水換えは行うようにして下さい。後、比較的人には慣れないと言われているので過度な期待はしないようにしましょう。
餌は?
飼育していく上で欠かせないのはエサですよね、鉄魚は何を食べるのでしょうか?
主に食べるのは「冷凍アカムシ」と「人工飼料」です。
鉄魚の餌やりシーン
他にも水槽内の藻も食べるそうですよ。尚、稚魚にアカムシを食べさせていくと鉄魚の特徴でもある綺麗な尾ひれが長く成長する事もあるそうです。
ただこの時にエサのあげ過ぎには注意しましょう。ブクブク太ってしまい鉄魚の綺麗なフォルムが失われてしまいますよ。
まあ、この点は人もその他生き物も同じですよね。
寿命は?
寿命としては一般的に10年前後だと言われています。
「一般的って何?」とツッコミ入るかも知れませんが、飼育環境下により異なってくるので断定がしにくいのでしょう。
勿論、キチンとした飼育方法での寿命になりますので、人為的ミスにより早く寿命がきてしまう事は往々にしてありますのでお気を付けください。
金魚も概ね10~15年程度が寿命である、と言われているので比較してもそんなに大差は無いですね。
飼育する際の注意点は?
注意して頂きたい点はまず、水温管理に配慮して下さい。
飼育時の理想的な水温は18~25℃と言われています。
冬場とかで水温が下がり過ぎてしまうと餌を食べなくなるので(冬眠期と言うものに入るそうです)与えすぎてしまうと水質悪化の一因にもなってしまいます。
なのでヒーターを用いて温度調整を行うのも良いかと思います。
他に、小さな魚などと混泳させてしまうと食べてしまう可能性もあるので同じ水槽に混泳させる場合は注意が必要です。
可能であれば別種は別水槽で飼育される方がいいかも知れませんね。メスは4月下旬〜6月下旬くらいに産卵します。産卵後は水が痛みやすいの、水を替えて上げる必要があるでしょう。性別の見分け方としては横から見て肛門が見えるがメスで、そうでないのがオスです。また、お腹を触って柔らかいのがメスでもあります。
まとめ
鉄の魚と書いて「鉄魚」。
綺麗な尾ひれを持ち、成長するに従って何色に成長するのかも実際に飼育してみなければ分からない点などが愛好家の心をくすぐるのですかね?
ただ、この文を読んで腑に落ちない点に気付く鋭い方もいらっしゃるかも知れないですね。
「天然記念物やのになんで飼育出来んねん!?」
ツッコミむ時だけ関西弁になるエセ関西人ツッコミが聞こえてきそうですが、上記でも記載した宮城県の魚取沼に生息している鉄魚は天然記念物なので、ここの種を採取する事は出来ませんよ。
流通しているカラクリは天然記念物に指定される前に採取した個体を元として養殖されている養魚場さんがあるんですね。その様な所で販売されていたり、ブリーダーさんから譲り受けたり等々で飼育されている方の手に渡っている訳ですね。ネットの通販でも購入可能です。
「観賞用」と言われるだけの立派で綺麗な尾ひれを自分でも育てて見栄えする鉄魚にしたい、と思う方も多数いらっしゃるのでしょうね。そう思い始めたらブリーダーの一歩でしょう。
以上、鉄魚の飼い方・餌・寿命や病気について解説 でした!
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