ヘビはお好きですか?
と聞かれて
大好きです!!
と答える方は少ないかと思います。
蛇の抜け殻を財布に入れるとご利益がある、などの言い伝えはありますが、ヘビに遭遇したら危険を察知して逃げますね。
しかしヘビは怖いながらも神秘的な生き物なのかもしれません。
そんなヘビでも日本各地で生息しているのがシマヘビです。
目次
シマヘビの生態・性格
全長は80センチから150センチと個体に応じて大きさが違います。
例えば、伊豆諸島で発見されたシマヘビは2メートルあったのに対して北海道では、80センチのものが発見されております。
さらに体には4本の黒い縦縞模様が入っていますが、中には模様がないものもあり、大きさ同様、同じシマヘビでも個体で異なります。
目は、瞳孔が赤みを帯びているのが特徴です。模様や目の色でシマヘビを判断することがありますが、シマヘビは性格的に、攻撃性が強いヘビです。
安易に近づくと嚙まれたり、襲われたりします。毒をもたないヘビですが、細菌など持っているかもしれません、嚙まれないように気をつけましょう。
生息地は、耕地や草原、河川敷や森林などさまざまです。
アオダイショウについで大きな体を持っているシマヘビ、住む場所もアオダイショウと似ていますが、樹上に住むアオダイショウとは異なり、地面で生活をして木に登ったりすることはほとんどありません。
攻撃性があるので、見つけたときは刺激を与えたり、近寄ったりしないようにしましょう。
シマヘビとアオダイショウノ違いは?
先ほどお話しましたが、アオダイショウの次に体が大きいシマヘビ、時に区別がつきにくいと言われています。
では、シマヘビとアオダイショウに違いはなんでしょう?
2種類とも毒をもたないことで有名ですが、体の色がシマヘビは、黄色、もしくは茶色で黒い縦縞があります。
アオダイショウは体に色が緑もしくは暗い黄色褐色で、うっすら縦縞があったりします。
目にも特徴があります。
先にお話しましたが、シマヘビは目が赤みを帯びていますが、アオダイショウはオリーブ色のようで瞳が丸くなっています。
シマヘビは赤みで楕円形の目をしています。
ただ、瞳の色を確認するには、かなり近距離が必要です。無理に見分けようとしないでください。
住む場所もアオダイショウは、木に登ったり、平地から山までいろいろなところで見ることができます。
シマヘビは、アオダイショウと似た環境にいますが、木に登ることはほとんどなく、地面を生活環境としています。たまに道路でひかれているヘビはシマヘビかもしれませんね。
公園のアオダイショウ
シマヘビは飼育できる?
シマヘビは飼うことができるのでしょうか?
はい、飼育可能です。
必要なものは、ケージ、床材、水入れ、隠れ家のシェルター、ヒーターなどです。
ケージは体長に合わせて大きなものを買いましょう。一般的にとぐろを巻いたときの3倍以上の大きさのケージが、必要という説があります。
床材は、掃除のしやすい新聞やキッチンペーパーでも代用できます。糞や尿の掃除がしやすいようにしましょう。シマヘビは臭いがきついかもしれません。
水入れは脱皮をするシマヘビにとって必需品です。脱皮前に全身を水に浸すのでそれなりの大きさで水がこぼれないような水入れを準備しましょう。
冬眠しない場合は、ヒーターも必要です。餌は冷凍マウス、トカゲなどが一般的です。
シマヘビの飼育の様子
シマヘビの毒性
シマヘビは、先にご紹介したように毒性を持たないヘビです。
ただ、気性が荒いので、嚙まれる危険はあります。かわいいからといって迂闊に手を出したりして嚙まれないようにしましょう、
傷口から破傷風になる可能性もあります。嚙まれたら、自己判断せずに病院を受診してしっかり嚙まれてところの処置をしてもらいましょう。
シマヘビの寿命
シマヘビの寿命は、10年から15年と言われています。
飼育の中では15年以上という情報もありますが、自然界ではそこまで長くは生きられないようです。
シマヘビに嚙まれたらどうする?
シマヘビの毒性でお話しましたが、毒はもっていませんが、雑菌や口内からは破傷風の菌が報告されています。
嚙まれたら、まずは患部を洗ってきれいにしてから消毒しましょう。焦らずできたら一番良いですが、、なかなか落ち着くのは難しいかもしれません。
念のために、病院へ行くこともおすすめします。毒をもっていないから安全、とはいいにくいです。
シマヘビの天敵
大体ヘビの天敵は、鳥が多いのですが、シマヘビの天敵は?
イタチやカラス、ヘビです。
シマヘビは無毒なヘビなので、イタチや狸、カラスやワシなどが餌として狙っています。
さらにシマヘビ同士の共食いもあるので、なんとも厳しい自然界の摂理です。
まとめ
シマヘビは、だんだん数が減ってきています。
都市部では、地面で暮らすシマヘビには、安息の地ではなくなりました。
車にひかれているのをたまに見ますが、シマヘビでしょう。
自然界の厳しさだけでなく、私たちが作り出した社会はシマヘビには厳しい環境です。
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