最近、話題になっているのがかわいい猫の動画や犬の動画ですね。
人間らしい仕草をしたり、服を着せてみたり、癒し系の可愛い寝顔など話題になります。
ペットも多種多様になり、フェレットやカメレオン、ウサギやハムスター、フクロウやハリネズミなどさまざまなペットの紹介もあれば、ペットカフェもあります。
では、質問です。
ヤマカガシはご存知ですか?
イメージしづらいですね。かかし?と思ってしまいます。
しかし、ヤマカガシとは日本全国に生息している蛇の種類です。
体長は60センチから120センチ。太さも牛乳瓶ほどの太さのヤマガカシの発見情報もあります。
目次
ヤマカガシの生態分布
色があでやかで、関東地方で発見されたヤマガカシは黒と赤の斑点模様、近畿や中国地方では、青色がかったヤマカガシもいます地域によって、色が若干異なりますが、頸部背面は黄色がかっています。
毒を持っているヘビなので、発見したら嚙まれないように刺激を与えないように気をつけましょう。
名前の由来ですが、カガシとは「ヘビ」のことを表す日本の古くからの言葉です。その上に「ヤマ」がついているので、山のヘビということです。
ただ、山に生息する蛇かと思いきや、ヤマカガシは、平地や山地(比較的低いところ)、水辺や水田などに生息しているので、私たちが遭遇しやすいところに住んでいるといえます。
危険が迫ると、コブラのように状態をしゅっと起こして威嚇します。さらに仰向けになり、擬死行動を起こし、それでも効果がないとき、噛み付いたり毒腺のある頸部を摺り寄せてくるので注意が必要です。
赤ちゃん・幼体がかわいい!
ヤマカガシ・・・結構、怖いですね。
毒を持っているので気をつけなくてはいけませんが、このヤマカガシの幼体が可愛いと噂があります!!
ヤマカガシは、夏に産卵します。
幼体は、20センチほどで3年かけて1メートルくらいに成長します。
頸部の黄色は、幼いころはさらに鮮明な色で、なかには体全体にオレンジの斑点や黒っぽいもの、青や緑の斑点など個別差はありますが、大人のヤマカガシより色が、きれいで鮮明になっています。
川にいるヤマカガシ♪
されど、毒を持ったヘビです。
気性が激しいということはありませんが、おとなしいからといって安易に近寄ることはやめましょう。
飼育は可能?
では、このヤマカガシは飼育は可能でしょうか?
実はヤマカガシは、飼育に許可が必要です。
それは、動物愛護法という法律の下、特定(危険)動物に指定されているからです。
一般的に飼うことは難しいでしょう。
飼うとなると、許可申請と飼育ケージなどの準備をしっかりして、真剣に飼うことを提示しなくてはいけません。
とぐろの3倍の大きさのケージがヤマカガシのケージの大きさとなります。成体が60センチ以上150センチほどになるので飼育スペースも必要です。
もちろん、逃げないようにケージの蓋はしっかり閉まるものが必要です。
主な餌がかえるやどじょう、小型のヘビです。
さらに水飲み場や脱皮しやすい空間作りなど必要です。
冬はペット用ヒーターで温度管理をして、掃除の際は、刺激を与えないように手袋などでヤマカガシを別の容器に入れてから掃除をしたり、嚙まれない方法で飼育しましょう。
ただ、ヤマカガシの飼育にはコストがかかります。
飼育許可の申請、毒を持っているので血清が必要といわれたときの血清の調達、など飼う前の問題もありますので、飼うときは、何が必要か、しっかり調べてから購入をおすすめします。
産卵~活動期
ヤマガカシは、夏に産卵することは先にお話しました。
ヤマカガシの産卵は6月から8月で一回で20個から30個の卵を産みます。平地や山地などの場所で、土の中、石や葉っぱの下に産卵します。3センチほどの楕円で卵同士くっついて固まりになって過ごします。30日から50日で孵化をします。
生まれたばかりは20センチほどで、幼い時期の餌はかえるやおたまじゃくし、小型の魚などです。小さいうちは餌を丸呑みする豪快さです。
そして、3年で1メートルになりますが、生後一年半ほどで生殖をできるようになります。
生命力はすごいですね。
1メートルに満たないからといって侮れないですね。しっかりした大人としての扱いは、1年半から始まっているのです。
他のヘビとの見分け方
ヤマカガシは、先にお話したように、とてもあでやかですが、地域、住んでいる地域で色合いが異なり、他のヘビと間違えることがあるかもしれません。
しかし、ヤマカガシは、顔が丸みを帯びています。目から鼻先までの長さも短く、うろこがしっかりあることろが特徴です。要は、うろこ感がしっかりしてざらざらしています。
頸部の黄色も見分けるポイントです。
ほかにも体全体が斑点模様をしていたらヤマカガシの可能性が高いです。
ヤマカガシの別名
ヤマカガシは別名「アカマムシ」とも言われています。
それは、赤と黒の斑点模様からきています。ほかにはアカヘビ、カワラヘビやガラガラともいわれています。
地域によって呼び名も変わっているからでしょう。
まとめ
ヤマカガシ・・・ヘビです。苦手な方もいますね。
模様はネットで見ていただければ、そのカラフルな感じが理解できると思います。
ただ、その色の分だけ毒に気をつけなくては・・・と警戒したくなる色です。
かわいい、幼いころのヘビ、クマ、ライオン、危険なものほどかわいいと感じてしまいますね。
遭遇したら気をつけましょう。他のヘビより温和ですが、ヘビには違いありません。刺激を与えないようにして立ち去りましょう。
よかったらこちらの記事もどうぞ♪
→ペットで飼える蛇の種類ついて解説