不思議な生き物といえばカモノハシという人、かなりいると思います。
哺乳類のような体に鳥類独特の口ばし、産むのは卵というとても不思議な生き物です。
この不思議な生き物、カモノハシは太古から存在していたり、実はあまり人目に触れられる機会が少ないなど、謎に包まれています。
そうなると知りたくなりますよね!
――というわけで、今回はとても珍しい生き物カモノハシについてまとめていきたいと思います。
目次
カモノハシの生態
カモノハシは1798年にヨーロッパ人によって発見されました。
カモノハシは和名になります。
全長はオスで63センチ、メスで55センチにまで成長しますが、この値は最大でここまで成長するということなので、個体差があると思われます。
また体重もオスは3キロ、メスは1.8キロが最大なため、全長に合わせて体重にもかなり個体差があるようです。
硬そうに見えるあの口ばしはじつは弾力のあるゴムのような質感をしています。
哺乳類のような体をしているので歯がありそうにも思えますが、カモノハシには歯がありません。
カモノハシの四股は短く水掻きが発達しています。
さらに後足の蹴爪に毒があるのはオスだけです。
群れで生活をせず単独行動をします。
動きが活発になるのは早朝と夕方です。
なにもしなければ10分前後潜っていられることもありますが、基本は1~2分ほどしか潜り続けることはできません。
繁殖期は8月~10月、孵化してから4カ月ほどで生まれた子供は独立していきます。
カモノハシは肉食で、昆虫や甲殻類、ミミズや魚などを食します。
最大寿命は21年とされいます。
カモノハシは哺乳類で卵を産むってホント?
カモノハシは哺乳類では珍しく卵を産みます。
繁殖期は8月~10月、巣の中に1~3個ほどの卵を産みます。
カモノハシの卵は約12日前後で孵化します。
成体の3/4ほどにまで成長すると離乳し、4カ月ほどで自立していきます。
世界に様々な生き物がいますけど、哺乳類で卵を産むのはこのカモノハシぐらいでしょう!!
人に懐くカモノハシ
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進化しないで何万年も同じ見た目なの?
爬虫類から進化して哺乳類が生まれたとされるのは今から約2億5000年前とされています。
カモノハシの元祖もこの頃から存在していたと思われますが、今のような姿で落ち着いたのは約6万年強くらい前から存在していたのでは……といわれています。
まったく同じというわけではありませんが、ほほ同じ、ほぼ進化なしといってもいいくらいなのです。
そのため、今では「生きた化石」とも言われています。
しかしはっきりと断言できるような化石のようなものはなく、まだ憶測の範囲のようです。
これからも新しい事実が公表される確率が高い生き物なので、楽しみに待ちたいと思います。
カモノハシは毒を持っている?
オスの後足の蹴爪に毒を持っています。
犬くらいの大きさであれば致死量となるくらいの効力がある毒です。
人に対しては致死量とまではいきませんが、行動ができなくなるくらいの激しい痛みを伴うようです。
その痛みはモルヒネを限界まで投与しても鎮静できないほどといわれています。
カモノハシは目もつむって泳ぐってほんと?
カモノハシは目を閉じて泳ぎます。
その状態でも捕獲することが可能なのです。
口ばしで生態電流を感知して獲物を探すことができるからです。
まとめ
冒頭でカモノハシが人目に触れる機会があまりないと書きましたが、動物園があるじゃないか! とツッコミを入れた方もいるのではないでしょうか。
そう、動物園に行けばたいていの動物を見ることが可能です。
もちろん動物園によって飼育している生き物が違いますので、絶対ではありません。
それでも日本でカモノハシを直接見ることはできません。
日本の動物園で今までカモノハシを飼育した事例がないためです。
これは動物園だけでなく水族館も含まれます。
日本国内でカモノハシを直接見ることは叶わず、映像や画像のみとなっています。
海外ではシドニーの動物園で見ることができるようです。
こちらがシドにー水族館のカモノハシちゃんです
機会があれば立ち寄ってみるのもよいかもしれませんね。
以上、とても不思議なカモノハシについて、種類や進化、生態などについてまとめてみました。
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