イタチ科のイイズナという動物をご存知ですか?
真っ白の毛で覆われており、まるでぬいぐるみのようなイイズナ、一目ぼれしそうな動物です。
オスは14センチから26センチ、しっぽは1.6センチから3.5センチでメスはオスよりやや小さめです。
体重は25gから250gで、小柄で夏は背中が茶色に変わりますが、冬は全身真っ白の毛に覆われます。
小さくて目がくるっとして白いモコモコの毛で覆われているのがイイズナです。
目次
イイズナが可愛い!
本当にかわいい!!という声を出してしまう、愛らしさです。
しかし、性格は外見に反して、気性が激しく、人見知りします。動きもすばしっこくて、出会うことが難しい動物です。
えさは、ネズミや小鳥、昆虫、両生類を食べます。
イイズナという名前は、英名で最小のイタチというそうです。
イイズナは、その性格や行動力から、最小のイタチで最強のイタチとも言われています。
かわいい・・・けれども、元気のいいイイズナですね。
イイズナの生息地
イイズナは、では、日本で見ることができるのでしょうか?
実はイイズナは世界中に生息しています。
北米、北アフリカ、ユーラシア大陸中部から北部、ヨーロッパなど葉は広い場所で見ることができます。
日本でも北海道から秋田、青森、岩手など比較的寒い地域に生息しており、森林や雑木林、田んぼや平野、畑などにいます。
イイズナのえさの中心は、ネズミであるため、ネズミが住んでいそうなところにイイズナも生息しています。
ちなみに、イイズナは体は小さいですが、よく食べるので、ネズミだと1日に2匹以上は、食べないと死んでしまうそうです。
ちなみに死んだ動物の死肉も食べますが、それは生きるための本能かもしれません。
ところで、イイズナは、先に話しましたが、すばしっこいため、なかなか見つけることが難しいです。
でも、日本で生息しているならちょっと出会ってみたいですね。
その白い毛に覆われたかわいいイイズナを実際見たいですし、飼えるのなら飼ってみたいですね。
ペットとして飼育は可能?
では、このかわいいイイズナはペットとして飼うことができるのでしょうか?
残念ながらできません。
1番の理由は、生息地域が減少して、イイズナ自体が減ってきているので買うことは難しいです。
ニホンイイズナに関しては、日本の絶滅危惧のレッドリストに入っているため、完全に飼うことはできません。
他のイイズナに関しても日本では野生動物であり、飼う際には県の許可申請が必要です。
しかも、気性が激しく、すばしっこいので飼うことは難しいのが現実です。
かわいいので飼いたい!!という方も多いと思います。
残念ですが、近くで出会えたらラッキーです。イイズナは自然界で野生として生活することが向いているのです。
かなり可愛いですね♪
イイズナとイタチの関係
イイズナはイタチ科の動物だとお話しましたが、どのような関係があるのでしょう?
イタチに属しているのがイイズナです。
イイズナという名前は、「最小のイタチ」という意味があることは、お話しました。
イタチの中でも小さな種類がイイズナなのです。
日本にはイタチに属した種類が10種類います。
ニホンイタチ、シベリヤイタチ、オコジョ、イイズナなどです。
イイズナとオコジョの違い
では、イイズナとオコジョ、違いはご存知ですか?
まず、オコジョですが、名前は聞いたことあるけど・・・?どんな動物だっけ?という方も多いです。
似ているんです。
オコジョも真っ白い毛で覆われています。
しかもオコジョもイイズナ同様、夏は背中が茶色になり、冬は真っ白い毛で覆われます。
大きさはイイズナが20センチ前後ですが、オコジョは25センチ以上ですので、若干大きいです。しかし、個体差があるので、はっきり見分けはつきづらいです。
ただ、しっぽが違います。
イイズナはしっぽの長さは、3センチ前後ですが、オコジョは5センチ以上で長いです。しかもオコジョのしっぽの先は、黒い毛が生えています。
生息地域も違います。
オコジョは、標高の高い1200メートル以上の森林に住んでいますが、イイズナは平野や田んぼ、ネズミや小鳥が住んでいる場所の近く、もしくは同じところに生息しています。
もし、山の高いところで出会ったら、オコジョの可能性がありますね。
しっぽを見て判断して見ましょう。
まとめ
かわいいイイズナの世界はいかがでしたか?
本当に人懐っこかったら、人気ナンバー1になってもおかしくないかもしれません。
そのくらい癒される動物ですね。
近くで見てみたいという方は、ぜひ動物園にて見てみましょう。
日本でも何箇所か、イイズナを見ることができる動物園があります。
かわいいイイズナに近くで癒されたらいいですね。