アゲハ蝶は蝶の中でも大きく、とても目を惹きます。

あまり詳しくなくても、大きな蝶を見れば「アゲハ」だと思いますし、目で追ってしまうことも多々あるのではないでしょうか。


子供に限らず、とても目を惹く存在のアゲハ蝶、今回はそんなアゲハ蝶の中からジャコウアゲハについてまとめたいと思います。

蝶といえば白や鮮やかな色彩のものをイメージすると思いますが、このジャコウアゲハは黒色をしています。


黒と聞くと地味なイメージを持ちますが、そんなことはありません。

色鮮やかな蝶に引けをとらないほど目を惹く存在なのです。


ではそんなジャコウアゲハはどういったところで見ることができるのでしょうか。

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ジャコウアゲハの分布

ジャコウアゲハは和名で、雄成虫の腹端から麝香に似た香りがすることからつけられたそうです。

麝香とはいったいどんな香なのか……気になりますよね。


香水などに詳しい方や、お部屋の芳香剤などの香りに拘る方でしたらすぐイメージできると思います。

ムスクといえば聞いたことがあるのではないでしょうか。

ムスクに似た香りがするジャコウアゲハは、東アジアに分布しています。


日本では秋田県か八重山諸島にかけて生息しているようです。

しかし食草がなくなると長距離を飛んで移動すると思われ、今までみかけなかった場所で突然発生することもあるようです。


もしかしたら突然近所で発見!という事態に遭遇する機会もなくはないということですね。

そんな機会に恵まれたら、ぜひ直接見てみたいものです。

ジャコウアゲハは希少?

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近くで直接見る機会があるかも! と喜ばせておきながらとても言い難いことなのですが、実はこのジャコウアゲハは希少な生き物で、絶滅危惧種に指定されているようです。

自然界で見かけることができたらとてもラッキー! ということですね。

ジャコウアゲハとアゲハモドキの違いは

アゲハモドキはジャコウアゲハに似せることにより、天敵から身を守っているのだと思われます。


似ているかといえば、実はそれほど似てもいません。


色合いもまったく違いますし、なにしろ体の大きさが違いすぎます。

アゲハモドキはジャコウアゲハの半分くらいの大きさです。


ジャコウアゲハないしクロアゲハを見たことがある人でしたら、全然違うと思うほど、大きさが違いますので、見間違えることはないと思います。

幼虫はウマノスズクサを食べる?

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ウマノスズクサはアリストロキア酸という毒性のあるものを持っています。

そんなもの、普通でしたら食べませんよね。

しかし、ジャコウアゲハの幼虫はそれを食べます。

ウマノスズクサの葉を食べることで体内に毒を蓄積させていくのです。


ジャコウアゲハの産卵

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毒は大丈夫?

幼虫の間に毒のあるウマノスズクサの葉を食べ、体内に蓄積させたジャコウアゲハですが、その毒は一生体内に残っています。

毒を持つジャコウアゲハを捕食したものは中毒を起こし、時には捕食したジャコウアゲハを吐き出してしまうこともあるようです。


捕食する側はこの経験を得て、二度とジャコウアゲハを捕食対象としなくなるのだそうです。

身を挺して仲間を守った……ということになるのでしょうか。


毒で攻撃したら弱らせたりするのではなく、とりあえず自身を食べさせてしまうという点、自然の恐ろしさを感じます。

人間に対してですが、まさかジャコウアゲハ発見! うわっ、美味しそう……と食する人はまずいないでしょうが、捕獲などで触れる人はいると思います。

触れる程度でしたらまったく問題はないようです。


しかし毒を持った蛾などは腫れたりする症状がでることもあるので、無暗に素手で触れるのは避けた方がよいでしょう。

共食いすることもあるってホント?

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ジャコウアゲハの幼虫同士が共食いをしてしまうのはホントのことです。

なぜそんなことをしてしまうのでしょうか。


原因はどうやらウマノスズクサに含まれるアリストロキア酸が関係しているようです。

摂食刺激物資というものも同時に含まれているため、ウマノスズクサを好物とするジャコウアゲハの幼虫は、毒を蓄積していくのと同時に、その摂食刺激物資というものも取り込んでしまいます。


取り込んでしまった結果、本来であればウマノスズクサの葉だけを食べればいいのですが、同じ幼虫も食べ物として認識してしまうらしいのです。

しかし、この説があっているというわけでもなく、共食いをしているわけではない説もあるので、まだまだ解明されていないことが残っている生き物なのだと思います。

まとめ

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ここ数年、アゲハの成虫が飛び回る時期になると、大きい黒いアゲハ蝶を目撃します。

今年も真っ黒なアゲハ蝶を見たので、クロアゲハだと勝手に思い込んでましたが、もしかしたらジャコウアゲハだったのかも! とこの記事を書きながら思いだしました。


確認するにももう遅く、翌年を待たなくてはなりませんが、希少なジャコウアゲハだったらとてもラッキーかも~と翌年のこの時期を今から待ち遠しく感じています。

ジャコウアゲハに限らず、普段の生活の中で昔なら当たり前のように見ることができたものが、今ではなかなか目撃することが難しくなっていると感じます。


虫類は好き嫌いがあるので見かけなくなって安堵してしまうこともあるのですが、絶滅危惧種と聞くと寂しいものがあります。


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