イッスンムカデはご存知ですか?
ムカデは、外見も怖いですが、家に侵入するのでさらに、怖い、私たちの天敵です。
ムカデは、日本では200種類ほどいると言われていますが、家に侵入するムカデは、イッスンムカデとトビズムカデで2種類です。
今回は、イッスンムカデについて解説していきます。
目次
イッスンムカデの生態
一寸=イッスン=30(センチ)
で、日本では長さなどの単位で今でも、家を作る柱のサイズに一寸が使われています。
イッスンムカデは、体長は2センチから3センチと大きくありません。
ただ、足の数が15対、合わせて30あることから一寸といわれているのでしょう。
夜行性で3月から11月が活動期です。
夏になると、出てくるイメージですね。赤褐色で家のまわりに生息しています。
こいつです
イッスンムカデは、乾燥に弱く、湿気を好み、家の軒下などによく見られます。
ムカデというと、人を嚙むイメージが強いですが、イッスンムカデは臆病な性格で人間が近くにいても嚙むことは、少ないと言われていますが、万が一嚙まれたら、酸性の毒を持っているので注意が必要です。
痛みも他のムカデ同様、痛いですので、イッスンムカデといえども注意してください。
幼虫も刺してくる?
イッスンムカデは、地中の中で生まれます。
ちなみにイッスンムカデ、生まれた子供を2ヶ月間育てます。
驚きですね。母性なのか、本能なのか?そんな育てる行為ができる生き物にみえません。
余談ですが、ムカデは一般的に繁殖を終えたら、オスはメスに食べられるそうで、それを恐れて繁殖したらすぐにオスは逃げてしまうそうです。
繁殖して卵を産みますが、1回に20から50個生みます。2mmから6mmの小さな卵から幼虫が生まれます。
生まれたムカデは、真っ白です。孵化しても最初の2ヶ月は幼虫たちをメスが体で覆って乾燥しないように守ります。
2ヶ月が過ぎるとメスは子供から離れ、子供らも自立していきます。脱皮を繰り返して成体になりますが、その間に共食いなどあり、数は減っていきます。
ちなみに幼虫のときに、刺してくる、もしくは嚙んできます。
成体同様、毒を持っているので気をつけてください。
小さなお子さんなど嚙まれたら、病院に行くことをおすすめします。小さなムカデだからといって、油断しないでください。
さらに、小さなムカデの近くには母ムカデがいる可能性もあるので、注意が必要です。
嚙まれたときの対策は?
ちなみにイッスンムカデ、もしくは他のムカデに嚙まれたことがある方はいますか?
ムカデに嚙まれると、小さなお子さんだったら、泣き叫ぶくらいの痛さです。そして、患部が赤く腫れていきます。
こうなったら、病院を受診することをおすすめします。
酸性の毒性があるので気をつけなくてはいけません。
では、イッスンムカデに嚙まれたらどう対処したらいいのでしょうか?
まずは、患部の毒を外に出さなくてはいけません。
アウトドアで嚙まれることもあります。虫刺されようの毒を抜くポイズンリムーバーという道具があるので一家に一台常備しておくと、ハチやムカデに刺されたときの応急処置ができます。
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ほかには、患部を温めることです。私たちは、腫れたら冷やす!!というイメージが強いですが、イッスンムカデに嚙まれたらシャワーなどで温度43度から46度くらいの熱めのシャワーを患部に当てます。
5分から20分くらいが目安ですが、温かいお湯で患部を温めると、ムカデの毒素が熱で分解されていきます。
さらには、ムカデの毒素を弱める、ステロイド系の軟膏などもおすすめです。
ただ、いろいろあって迷う方は、専門スタッフに患部を見せて状況を話して、ムカデの患部に効果のあるクリームを塗ってください。
病院ですが、やはり重症化しないように病院の受診も1つの手段です。
特にアレルギーをお持ちの方は、イッスンムカデに嚙まれたことでアナフィラキシーショックになる可能性がありますので、病院の受診をおすすめします。
嚙まれていろいろ対応しても、患部の腫れがひかなかったり、痛みが続く場合も病院にいきましょう。
効果的な駆除方法は?
家にイッスンムカデがいたら、一匹、二匹の可愛いものではありません。
何匹もいると考えていいでしょう。さらには家に入り込んだら、いつどこで嚙まれるかわかりません。
しっかり駆除する必要があります。
もし、イッスンムカデを見たら、まずは専用の殺虫剤で退治することです。手で触るのは危険なので、トングなど普段から常備してスプレーで弱くなったら、厚手のビニルなどいれて封をして処分しましょう。
家の中をバルサンを焚いたり、家のまわりにムカデが来ないように忌避剤をまくのもおススメです。
梅雨の時期から夏によく見かけるようになります。その時期に合わせて忌避剤をまいて、ムカデが寄り付かないようにしましょう。
忌避剤をまく際は、小さなお子さんが誤って口に含んだり、手で触ったりしないように注意してください。
もし、しっかり駆除したいときは、専門の駆除の方がいますので、お金はかかりますが、駆除してもらうことも1つの手段です。
まとめ
イッスンムカデに家で遭遇したら?
悲鳴ものですね。
嚙まれたら、蜂に刺されてのと同じくらい、それ以上に強い痛みを伴います。
あまり痛みが激しい時は、我慢せずに病院にいきましょう。
ムカデの威力は、油断大敵なのです。
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