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キンカジューはペットにできる?
世の中にはさまざまな生き物と一緒に生活している方がいます。
ムツゴロウさんのように動物好きがこうじて動物評論家のようになった方もいますし、動物園を作ったりする方もいます。
変わった生き物をペットにして一緒に過ごす方もいます。
皆さん、共通は生き物や動物が好き!愛している!方ですね。
そして、生き物や動物もまたさまざまな生体のものが存在しています。
そんな中でキンカジューという動物を聞いたことはありますか?
キンカジュー?ときいても、想像できない方のほうが多いと思いますが、キンカジューとはメキシコからブラジルにかけて生息しているアライグマ科の動物です。
身長は40センチから70センチ前後でしっぽが長くて40センチくらいあります。体重は軽くて1.5kgから5kgくらいまでです。
背中の毛が黄色褐色、赤褐色で耳はピンと立っていて小耳です。舌は非常に長くて手足は短めの動物で夜行性で通常の生活は木の上での生活です。
では、キンカジューはペットとして飼えるのでしょうか?
はい、ペットとしての飼育は可能です。有名なところでは、パリス・ヒルトンさんが飼っていたとのことです。ただ、環境破壊、森林伐採の影響で年々、生息数が減少している貴重な生き物といえます。
飼育方法や必要なものは?
キンカジュー、実は案外人懐っこいらしいです。
飼うにあたって必要なものは、まずは木の上で生活するので、木の変わりに猫用ハンモックを用意しましょう。このときに、高さは高めのものにしてあげましょう。木の上での生活をイメージしましょう。
なんともハンモックで揺れる姿はかわいいです。
ケージは、大き目がいいですね。普段木の上で生活することを考えると高さや広さが充分あるドッグ用、もしくは猫用のケージを準備しましょう。
適温は27度から33度と熱帯での動物なので、真夏以外はペット用ヒーターやエアコンで温度を維持する必要があります。
さらに床材も敷きましょう。掃除しやすいものがおすすめです。
そしてえさ箱や水飲み場なども設置してください。
初期費用は3万円前後になりますので目安にしてください。わからないときはペットショップのスタッフの方や専門の方に相談しましょう。
具体的な餌や与える頻度は?
では、このかわいらしいキンカジューはどんなものを食べるのでしょう?
バナナやマンゴー、グァバやアボガドなどを好みます。
なんだかイメージはお猿さんを飼うイメージですね。最初はえさ箱から食べますが、慣れたら直接えさを食べてくれるかもしれませんね。
ちなみにえさは偏り過ぎないようにしましょう。バナナが安いからついバナナだけ・・・ではなく、さまざなフルーツをあげましょう。
たまには動物性たんぱく質としてコオロギなどもあげるといいです。
ペットフードは、キンカジューの体に良くない成分が入っています。あげないようにしましょう。
えさは、毎日食べます。夜行性なので夕方くらいにあげましょう。費用もかかるのでしっかり理解したうえで飼いましょう。量は体に合わせて調整し、食べ過ぎに気をつけましょう。
販売価格や販売場所は?
ではこのかわいいキンカジューはどのくらいで購入できるのでしょうか?
お値段は20万円から40万円です。血統書つきの犬並みです。お安いとは言いがたいです。それは、年々減少しているキンカジュー、珍しいので日本では高くで売買されています。
購入場所は、ペットショップや専門店、ネットでも購入できます。しかし、ネットでは配送というリスクがつきます。体調が変化するかもしれないのでご理解の上で購入しましょう。
さらにキンカジューはめったに見られない生き物です。もし、絶対飼いたいという強い気持ちでお探しでしたら、キンカジューに出会ったら飼ってみましょう。
なかなか手に入りにくいのが現状です。
キンカジューの目が可愛すぎる
平均寿命や病気になった時の対策は?
キンカジューの寿命は23年くらいとされています。
この寿命はあくまでも動物園の徹底した管理の下の寿命です。個人では、飼育環境も異なりますのではっきりした寿命がわからないのが現状です。
ただ23年生きると考えたら、長く一緒に過ごせる数少ない動物ではないでしょうか?
その管理は、難しいですが、一緒に長く過ごせる可能性があるのは嬉しいですね。
そして、病気ですが、キンカジューはえさが果物中心です。あまり甘いものばかり与えると虫歯になりますので気をつけましょう。
慣れるまでは、脱走しないように気をつけましょう。けがをするかもしれません。キンカジューを診ることができる動物病院は非常に少ないです。
もし病気になったら?のためにあらかじめ、まわりの動物病院でキンカジューを診てくれるところがないかしっかり調べておくと、もしものときに役に立ちます。
基本、犬や猫と同様の病気のリスクはあると考えましょう。
飼育時の注意点は?
では、キンカジューを一緒に過ごすために気をつけることはなんでしょう?
まずは、キンカジューが夜行性であることです。
夜に行動します。ストレスを与えないように昼はできるだけ静かな環境の場所で飼いましょう。
さらに温度管理です。先にお話しましたが、27度以上の温度管理は、簡単ではありません。動物用ヒーターを使って一年を通しての温度管理をしましょう。
糞やえさの残りなどあると不衛生でキンカジューによくありません。掃除はこまめにして水も新鮮なものを意識してください。
キンカジューは、破傷風菌を持っていることがあります。嚙まれると感染する可能性があるので気をつけましょう。これは私たち、飼う側が注意する必要があります。
パリス・ヒルトンさんは嚙まれて破傷風の治療を受けたという有名なお話があります。
飼う際はこの破傷風菌のことも念頭においてください。
まとめ
キンカジューをネットで見て下さい。かわいいのでとりこになること、間違いなし。
あのくるくるした目に見つけられてみたくなります。
ただ、購入も維持費も安くないです。電気代もえさ代も現実になると出費が大きいです。
そのことを理解して飼ってあげましょう。
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