というと、ライオンについで強い!怖い!大きい!というイメージがあります。


中国から日本に渡ってきて、日本ではライオンより虎との関わりが長く、虎は権力の象徴でもありました。

中国には虎の骨は漢方になるということで「虎骨酒」というものがあるくらいです。


タイガーバームという軟膏もあります。なんにでも効く、最強の軟膏?という意味をこめているのかもしれませんね。

では、虎にはどんな種類がいるのでしょう?

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目次

虎の種類

虎は、中国、インド、インドネシア、ネパール、マレーシア、ロシアなどで生息しています。

体長は140センチから280センチ、尻尾は95センチから120センチほどで、隣に並ぶと迫力ある大きさです。


有名な変わった種類にホワイトタイガーがいます。その名の通り、体が白と黒のシマシマです。もともとは、インドに生息するベンガルトラの変種と言われています。

ちなみにベンガルトラはインドやネパールに生息しており、一般的なトラのイメージはこのベンガルトラです。地球に生息するトラの中でも半数がこのベンガルトラです。

虎の中でも絶滅が危ぶまれているのが、インドシナトラスマトラトラです。

どちらも2メートルの大きなトラですが、スマトラトラに関しては数百頭の生存しか確認されていないとのことです。


ほかには中国主流のインドシナトラに似たアモイトラ、トラの中でも小柄なバリトラ、全長3メートルほどになるカスピトラ、寒い地域に生息(ロシア、中国東北部、北朝鮮北部)のアムールトラがいます。

アムールトラは、全長がカスピトラ同様3メートル超え、体重も200kg(オス)超えで大きく、尻尾は白黒模様のトラです。


このアムールトラのタツオ君はとても可愛い♪

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虎の性格

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では、虎の性格はどうでしょう?

虎はネコ科の動物です。

猫と似たところがあり、単独行動します。


オスとメスが交わるのは交尾のときだけ、子育てはメスが単独で行います。

なんとまぁ、人間社会では責められそうですね・・・生まれてすぐにオスは単身赴任?育児放棄状態です笑 まさに自由な動物。


基本的に群れを作って行動することがないので、虎同士が仲間意識を感じることが少なく、マイペース?といえます。

縄張り意識が強いので、虎同士の争いも起こります。自然界にいると、敵もいます。そのために、神経質な一面もあります。敏感というか環境の変化を感じ取る力が強いです。

猫のように自由人で群れを好まない、ちょっとかっこいいですね。


ライオンとは違う魅力があるのは、この自由なところかもしれません。

虎の尻尾の役割

では、あの長くて威厳のある尻尾は、どんな役割があるのでしょう?

虎の尻尾は1メートル近くありますが、この役割は、走るときの舵取りの役割です。


尻尾がある動物一般に言えるのですが、バランスをとるためにあります。

さらには、感情を表現したり、虫を追い払うハエタタキの役割もします。

また縄張りのためのマーキングにも尻尾をこすりつけて使います。


寒い地域の虎に関しては、体を曲げて尻尾を防寒に使うこともあります。

何はともあれ、尻尾は重要な役割をしています。

ちなみに尻尾は地面につけるとこすれて痛いので、地面に尻尾をつけて引きずることはありません。

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虎は飼育できる?

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例えば、日本で、自宅で虎を飼育できるのか?といいますと、答えは極めてノーに近いです。現実的ではありません。

なぜなら、虎自体が地球上で少ない動物です。まず、飼育できる虎がいないのです。ワシントン条約でサイテス1と言われており、これは保護、繁殖、研究目的の動物園のみで入手できるということです。


日本では、動物園協会の繁殖計画が必要ですし、輸入する場合は国同士の合意も必要です。もちろん、飼う際には特定許可が必要です。

サーカスなどで虎を見ることができますが、アメリカやロシアからの輸入で一頭1000万円以上とも言われています。


高額な上に、飼育スペース、飼育目的、飼育環境、さまざまなものが整わないと虎を飼うことができません。

現状、個人が日本で飼育することは不可能です。


虎の鳴き声

虎に別名がある?

虎の別名・・・日本では、別名はないと考えられます。

なぜなら、日本固有の動物ではなく、中国から入ってきたものだからです。

漢字としては「寅」という書き方がありますが、呼び名としては「とら」です。
もちろん、英語表記ではタイガーです。

中国では以下のような呼び方があるようですが・・・

虎のことを揚州方面では「李耳」と呼ぶことがあったという。

虎はもともと南郡中廬県の李氏の男が変身したものなので、「李耳」と呼ばれると喜ぶのだ、とかいう俗説があったそうだ。

引用:虎の別名

余談ですが、大事な貯めているお金や秘蔵の金品を「虎の子」と表現します。

それは虎が子育て中に子供を大事に育てることから、「大事にして手元から離さない」、というところからきています。

まさに、虎の名を借りたうまい表現ですね。

まとめ

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虎は、今は残念ながら非常に数が少なくなっています。

それは自然環境、人間社会が関わっています。


偉大で落ち着いていて、優美な虎、見れなくなるかもしれないのは、切ないです。

虎の住みやすい環境をこれ以上、破壊しないことが私たちには重要です。


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