皆さん、こんちにわ。
今回は「ムハンフトイモリ」と言うイモリの仲間をご紹介していきたいと思いますので少々お付き合い下さいませ。
ムハンフトイモリって余り聞き覚えの無い方も多いかも知れませんのでまずは簡単に説明していきましょう。ムハンフトイモリとは分類上は有尾目イモリ科フトイモリ属と言うグループに分類されるイモリになります。
中国南東部に生息しており、渓流棲で完全水中生活を送っています。従いましてアクアリウムでの飼育が可能になっています。
結構、ムチっとしたボディをしており非常に愛くるしい見た目をしているのが特徴的です。
ではムハンフトイモリに関しての諸々の情報を項目毎に分けて下記よりお伝えしていきましょう。
目次
大きさや成長速度は?
ムハンフトイモリのサイズですが、全長で約20㎝前後迄成長するので比較的大型なイモリになります。
尾が平べったくヒレ状、言うなればオールの様な形をしていますが、全長に対して手足が短いのでそこらへんも見た目が可愛らしく見えるポイントですね。
まあこれはムハンフトイモリに限らずイモリ全般に言える事なのですが、この部分が非常に可愛いと私は思います。
成長速度に関しては寿命に対し緩やかに成長していきます。寿命に関しては後程、別項目でお伝えしていきますね。
飼育方法や必要なものは?
ここでは飼育方法及びそれに伴い必要になる物をご紹介していきます。
①飼育用ケース(水槽orプラケース)
飼育用のケースは水槽かプラケースのどちらかでいいでしょう。
サイズに関しては成長個体のサイズが約20㎝程にはなるのでW40~60㎝程度を目安として選びましょう。
②濾過装置
ムハンフトイモリは水質悪化に弱い訳では無いですが、とは言え悪化すると病気を誘発してしまうので濾過装置があれば便利でしょう。
ただ、あまり強い水流を好まないので水流調整は必要です。
③クーラー
水温が上がりすぎると良く無いので夏場はクーラーで対策をした方がいいかも知れないですね。
現状の水温を把握する為に水温計もあった方が便利になります。
④流木や石
ちょっとしたシェルター代わりにもなりますので1つ入れてもいいでしょう。
基本的に必要な物は上記になりますが、他にあっても無くてもどちらでもいい物もあります。
例えば底砂等は無くても問題ありません。
「観賞」と言う観点で考えるとあった方が見た目的にはいいかも知れないので、必要に応じて調達して頂ければいいかと思います。
具体的な餌や与える頻度は?
ムハンフトイモリに与える餌ですが、具体的に挙げていくと下記の様な物になります。
①人工飼料(ウーパールーパー用でOK)
②生餌(ミルワームやアカムシ等)
これらを餌として与えてあげれば大丈夫です。
餌に関してはそこまでうるさく無いと思うのですんなり喰いついてくれるのでは無いでしょうか。
そして餌を与える頻度ですが、1週間に1~2度を目安として頂ければいいかと思います。
余り餌を与え過ぎると食べ残しによる水質悪化や消化不良等が起こる場合もあるので観察しながら与えましょう。
ムハンフトイモリの食事シーン
販売価格や販売場所は?
平均的な販売価格は概ね1,000円~2,000円前後くらいが平均価格では無いでしょうか。
販売店により値付けは異なるのでおおよその目安として捉えて下さい。
販売場所は両生類等を扱っている専門店か大型ペットショップにも取扱ある場合があるかも知れないですが、流通数は少ない様に思います。
平均的な寿命や病気になった時の対策は?
ムハンフトイモリの平均寿命ですが、上手く飼育出来れば約10年前後と言われています。
総じて比較的寿命は長いと言えるのでは無いでしょうか。
勿論、一概に「寿命は何年です」と言い辛い部分はありますので、あくまでも参考として見て下さい。
また、ムハンフトイモリが病気になってしまった時の対策ですが、早急にムハンフトイモリを診察出来る病院に診察に行きましょう。
どの動物病院が診察出来るのか、と言う所を事前に調べておく事が一番の対策になるかも知れません。
今はネットで調べる事も出来ます。
ネットで検索してみても分からない場合は最寄りの動物病院に問い合わせるといいでしょう。
他のイモリと一緒に飼える?
基本的には同一水槽内で他種・同種問わず一緒に飼う事はオススメ出来ません。
「ボーッ」としていると言うか少し抜けた感じの顔をしていますが、結構アグレッシブな一面を持っています。
体格差が同じくらいで、広めの水槽でそれぞれのパーソナルエリアを保てるのであれば問題無いかも知れませんが、餌の取り合い等による喧嘩が発生しないか注意はしなくてはいけません。
飼育時の注意点は?
ムハンフトイモリを飼育していく上での注意点になりますが、上記でも説明した点のおさらいと言いますか、重ねて言いますが高水温には注意して下さい。
高水温になる状況と言うのは夏場ですよね。
夏場は気温の上昇と共に水温も上がりますので水温が25℃~30℃くらいまで上がってしまうと危険なので水温を下げる様にしましょう。
まとめ
さて、中国に生息しているムハンフトイモリと言うイモリについて色々とご紹介させて頂きましたが如何でしたでしょうか?
正直、飼育に関して言うとそんなに難易度は高くないと思うのでとっつきやすいのでは無いでしょうか。
あくまでも個人的見解ですが、イモリを含む両生類は結構好き嫌いが分かれるイメージがあるので、興味ない方には無縁かも知れませんが・・・。
でもどこかのタイミングで愛嬌あるフォルム、独特の顔付にハマってしまうかも知れませんよ!?
以上、ムハンフトイモリの飼育方法や販売価格、寿命について解説でした!
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