最強の動物と言えばライオンであり、百獣の王と言われるだけに強いイメージがありますが、世の中にはライオンでも歯が立たない動物がいるようです。

どんな動物にも果敢に攻めていき、決して逃げる事などはしない為、「世界一怖いもの知らずの動物」としてギネスブックにも登録されていました。

そんな伝説の哺乳類の名は、「ラーテル」

ちょっと気になりませんか?

今回は、そんな最強生物と言われるラーテルの生態や天敵、また飼育はできるのか?を解説したいと思います。

スポンサーリンク

目次

最強生物ラーテルの生態は?

ラーテルは、ネコ目(食肉目)、イタチ科、ラーテル属に分類されており、本種のみでラーテル属を構成しています。

全長が80cm~110cm、体重は7kg~14kgと猫とたいして変わらない大きさであり、性格的には荒く繁殖期になると更に気が荒くなります。


また、背中に柔軟な皮の装甲を持つ事から他の動物の牙や爪を通す事がない為、自分よりはるかに大きいライオンやハイエナにも躊躇することなく果敢に立ち向かう事からギネスブックに「世界一怖いもの知らずの哺乳類」として認定されています。

分厚い皮膚で様々な攻撃を跳ね返す事から戦闘車の名前にもなっています。

そんなラーテルは、アジア大陸、及びアフリカ大陸の熱帯と温帯に属するサバンナや乾燥した草原、砂漠、森林だけでなく湿原でも生息可能であり、ほとんどは夜行性ですが中には昼夜問わず活動するものもいます。

また、単独、もしくはつがいで生活する地上棲ですが、木に登ったり発達した前肢と爪を使って素早く穴を掘る事もします。


食性は主に蜂蜜や蜂の幼虫を好んで食べますが、哺乳類や鳥類、又は果物なども良く食べる事から雑食性になり、ラーテルの周囲を飛び回るウロコミツオシエと呼ばれる小鳥とは共生関係にあります。

ミツオシエ科の鳥との共生関係とは?

その共生関係とは、鳥であるウロコミツオシエは蜂の巣の在り処までラーテルを道案内しながら誘導し、巣を見つけたラーテルが強い前肢と爪で巣を壊して蜂の蜜や幼虫を食べ、道案内をした報酬としてミツオシエも蜂蜜にありつけると言う、言わばもちつもたれつの関係とも言えます。

どんなに強気なラーテルにも苦手な事はあるのですね。

蜂の巣を探す事が下手なラーテルの代わりに巣を壊す事が出来ない小鳥が巣の在り処を教える。

厳しい野生の世界でも助け合って生きている事に少し感動いたしました。


ミツオシエが蜂の巣のありかを教えています!!※英語

スポンサーリンク

ラーテルがコブラやライオンと戦うってほんと?

体は小さいですが気が荒く、危険を感じると臭腺から臭い液体を噴射することもあり、更に分厚い皮膚を持つ事でライオンなどの攻撃も難なくかわし、逃げる事をせずに果敢に攻めたてる為、最後はライオンや水牛さえも諦めて逃げてしまうと言われています。

また、猛毒を持つヘビなども怯むことなく攻めて食べてしまいます。

特にコブラ科の蛇が持つ神経毒に対しては強い耐性を持つ事から、咬まれても一瞬気を失うだけで数時間もすると回復します。
攻撃と防御、両方優れた生物ですね!!

ラーテルは飼育できる?

ラーテルの大きさは猫ほどで、顔なども可愛らしい事から飼育してみたいと思う人はいると思います。

しかし、攻撃性も高く幼獣の頃から飼育しない限り人間に馴れる事はなく、更に扱っているショップも少ない事から、飼育する事はかなり難しいようです。

現に国内の動物園でも飼育している所は少なく、唯一名古屋市にある東山動物園のみと言われています。


東山動物園にいるラーテル♪

スポンサーリンク

ラーテルの天敵は?



百獣の王と呼ばれるライオンや、貪欲なハイエナも尻尾をまいて退散してしまい、更には猛毒を持つ毒蛇をも食べてしまうのですから、もはや無敵ともいえるラーテルですが、蜂の大群に刺された場合はショック死する場合もあります。

また、家畜を襲う事から害獣扱いとされ人間に駆除されたことで年々その数も減少しており、更には環境破壊によっても生息地の減少に伴いラーテルの生息数も激減していると言われています。

その為、どんなに無敵と言われているラーテルでも、人間や蜂の大群には敵わないようです。

ラーテルの寿命は?

無敵であり何でも食べてしまう貪欲さから世界一怖いもの知らずの哺乳類と言われるラーテルの寿命は、野生で約20年、飼育下でも24年以下と言われており、他の動物と比べても比較的長めのようです。

スポンサーリンク

ラーテルにも弱点はある?

ラーテルの背中の皮膚は分厚い装甲状態になっている為、どんな牙や鋭い爪も通さないほどの強さがある事から、背中からの攻撃には強いです。

しかし、顔の皮やお腹の皮膚は薄くできている為、ひっくり返されてお腹を咬まれると致命傷になる事があります。

人間を襲うことはない?

ラーテルはどんなものでも食べてしまう貪欲さがあり、以前イラクで牛を襲ったと言う出来事があり話題になりました。

その為、人間も襲われる心配はあります。

しかし、ラーテルが攻撃的になる時は、危険を感じた時や行動を阻止されて邪魔をされた時に果敢に攻めていく事から、捕食の為に人間を襲う事はないと思われますが、気性が荒いので油断は出来ないようです。

まとめ

ラーテル 最強



百獣のライオンや猛毒を持つヘビよりも最強と言われるラーテルは、「世界一怖いもの知らずの動物」としてギネスブックに登録されているほど大きな動物にも屈することなく果敢に攻めていく哺乳類です。

しかし、どんなに最強と言われていても小さな鳥の道案内がないと大好物の蜂蜜にあるつくことが出来ないようです。

その為、厳しい野生の世界でミツオシエと呼ばれる小鳥と共生関係を持ち、もちつもたれつの関係でうまく生き抜いている事に感動をおぼえました。

しかし、どんなものでも貪欲に食べてしまうため、畜産農家では害獣として扱い、また、環境破壊などの影響から年々その数は減少傾向にあります。
珍動物とも言えるラーテルの存在をなくさないで欲しいと思ったのは私だけでしょうか?

以上、最強生物ラーテルは飼育できる?また、天敵や生態についての解説でした。

以下の記事も強い動物を紹介しております!!
危険!?飼うのに覚悟のいる世界のペット10選
誰が飼えるんだ!?最高にビッグなペット10選

スポンサーリンク



「自分だけのブログ」を作って月に5万円ほど稼ぐための
「健全すぎる」教科書はこちら↓